ゆーたんの時代/新たなる旅立ち編 since 2011. Where is that melody? 

ゴダイゴへの想いをこれからも発信し続けたいと思います。

中国鉄道の旅

2018-01-07 16:29:28 | ゴダイゴ







昨年から列車での旅(出張)の機会が増えた。
というよりそれまでは全く列車に乗る機会がなかった。
実は乗ってみたいとは以前から思っていたが
実際西安駅前なんかに行ってみると
見るからに安全そうには思えなかったので
一人あるいは家内と乗ることには躊躇があった。
それがある顧客との取引が始まったことで
とんでもないところに足を運ばなくなったというわけだ。
場所は河南省、西安のある陝西省のとなりだが
飛行機でいけない、新幹線も走っていないとなると
手段は長距離バスか、列車となる。
一番最初はバスを利用したのだが、
途中のトイレ休憩が少ないのには参ったので
2回目以降は列車を利用し始めたわけだ。
しかし最初に述べたように乗客の質が
我々からだけでなく現地人からもても良く無いらしく、
人相も良く無いおっさん達が多く乗っており、
盗みも多いと聞いた。
我々をじっと獲物を見定めるように
睨んでいる人間もいる。

そんなわけで乗客があまり
乗っていない車両で移動したりして
臭い靴下の匂いの充満する車両から逃がれたりした。

次に考えたのが料金の少し高い寝台車両にのること
移動は昼間だが長時間(6-7時間)乗るので
途中で横になることもできる。





そして年が明けた新年
最初の顧客訪問がこの顧客となった。
しかも寒波が襲っており雪である。
何もこんな時にと思ったが
あとの予定もあるためこのタイミングで訪問するしかない
しかし悪い予感は当たった
定刻通り西安を出発した列車だったが、
路線上で何かの問題発生とのこで4時間ほど走ったのち
途中の駅で停まってしまった。
全く動く気配なく、真夜中に目的地についても
田舎なので移動手段がなくなるリスクが高かったので
そこで途中下車。
幸いにして外国人が泊まれるホテルもすぐ見つかった。
翌日の列車の運行状況は翌日にならないとわからないようだ。
チェックイン後 冷えた体を温めるため久しぶりに
中国の焼酎である白酒(アルコール度50%くらい)
の瓶を開けた。

さて翌日
昨夜下車した駅へ直行、周りの乗客からいろんな情報が入ってくる
今朝もまだかなりの遅れが生じているらしい
とりあえず待合室に入り情報をまっていると何と定刻に列車が
入ってくるらしい、何ていい加減な情報なんだ!
これだからあてにならない。
いつもながらそのいい加減さにはお手上げだ。
しかし駅員に昨晩我々が乗っていた列車がどうなったのか
尋ねるとその駅で4時間ほど停まっていたとのこと。
途中下車して正解だった。

そしてさらに目的地まで2時間弱走り、
顧客の場所で受付に待機していたおじいさん?
に担当者の呼び出しを頼むと
何と今日は雪のため会社は休みとのこと
「はー」
この顧客だけのためにわざわざ来たのに!
怒ってみてもしかたがない、仕方なく
近くで営業している店を探し
簡単な昼食をとり、駅へ戻った。





列車は午後2時40分に出発 定刻だ
そして西安に到着したのは午後10時
遅れたのではなくほぼ定刻に到着したようだ。
正月明けそうそう本当に長い列車の旅でした。

西安は週末も雪が降ったりやんだりしているが
今週は最低気温がマイナス15度以下に下がるらしいです。

合掌



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憧れの天水

2018-01-06 11:21:35 | ゴダイゴ




明けましておめでとうございます。

年末年始は日本へは帰国せず中国で過ごしたので
そのおかげで今回ようやく甘粛省天水の麦积山石窟に行く機会がもてた。
年末に息子が西安に来たので久々に親子3人での
家族旅行となった。
昨年西安から高速鉄道(日本の新幹線)が蘭州まで伸びたので
その途中にある天水には1時間40分ほどで行けるようになった。
以前はバスか鉄道で4時間以上要したため
なかなか行く機会を見つけられなかったのだが、
今回の息子の3回目の西安訪問で
西安市内には観光するような場所もなく、
日帰りだが少し遠出することにした。

実は敦煌に行って石窟に興味を持ち始めて以来
ずっと訪れたいと思っていた名所なのでした。
年末年始の連休中だったが季節はずれなので観光客も少なく
ゆっくり、じっくり観ることができた。

それに加えてもう一つ
旅先で日本人の老紳士と出会いがありました。
一人で15日間の旅の途中だという日本人の老紳士
たまたま入場券売り場で一緒になり自然と一緒に中を移動した。
話を聞くと中国で日本語を教えてられるとのこと、
定年されるまでは日本の学校で教壇にたたれていたという、
教科を尋ねるとビックリ「漢文」とのことで
私が学生時代に一番苦手にしていた科目だった。
久々に日本人と話したということで、
外国での一人暮らしの経験が
ある私としては何となくいとおしく感じるところがあった。
もしかしたら日本にいる親と重なったのかもしれない。

急な階段を登りながらあれやこれやをお話し
楽しい時間をもたせていただいた。
観光後遅めの昼食を一緒ににとり、
道中のご無事をお祈りし別れた。


朝曇っていた天気も晴れ上がり最高の観光日和でした。
1年の締めくくりとして良い1日を過ごせ
今年も天からのプレゼントに感謝です。












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