ドイツ街歩き、私たちのアンティークコレクション

ヨーロッパあちこちまったりのんびり街歩き、収集したアンティークをマイペースにご紹介します。たまに手料理。

ドイツの愛しい小さな雑貨たち

2024-03-13 14:57:00 | 私たちのアンティーク
こんにちは、
今年も、気付けばもう3月も半ば!
すっかりご無沙汰しております。
みなさまお変わりありませんか?

おかげさまで私たちは元気にやっています。

外出にはまだダウンが手放せず、なんだか日中もどんより薄暗いドイツですが、通学路の桜並木はほころび、そろそろ満開。

お花を見ると気持ちも明るくなりますね

私たちの大好きなアンティークマルクトなんかも早朝からたくさん店が立ち、大勢のファンが出向いて賑やかになってきましたよ。

最近ご縁のあった小さな雑貨たち、
ちょっとご紹介していきたいと思います。
なんだかいっぱいありますけれど、、
お宝探し感覚でお楽しみ頂けましたら幸いです。

まずは、凛と美しいこちらさま、

フランス製のアンティークの聖水盤です。
前オーナー様より、ドイツに嫁ぐ前の祖母様の家にあった、1930年代頃の物だと伺いました。

マリア様を囲んだエンジェルたち、

真鍮で作られていますが、眺めているとなんだかあたたかみを感じてきます

そしてお次のこちらは、
たくさんのオモチャ?ではなく、
ドイツ各地のスーヴェニア・ブローチたちです

白ワインの葡萄やエーデルワイス、象牙など、ひとつひとつ小さいながらに各地方の特徴を生かした様々なデザインのブローチ。

これらをまたやはりスーヴェニアである、これまた小さなお帽子にピン付け、

ちなみに今回のこのお帽子はBad Ems(バード エムス)という都市のもの、ライン川沿いに豊かな緑と古城なんかもたくさんある素敵な所です。

ぎっしりのインパクト、ずっしりとした重みだけでなく、コレクターの方々が収集し大切に保管されていた立派なお宝ヴィンテージアイテムです。中でも状態が良くデザインも稀少なバッヂは高値で取引されているんだとか。

お次はこちら、
個性的でユーモアいっぱいのカードたち。
レトロな雰囲気がなんとも可愛らしいです

ババ抜き式で幸運カードを集める、
ドイツの伝統的なテーブルゲームのひとつです。
起源はなんと18世紀まで遡るそうですよ。

Lasst uns den Alten Schwarzen Peter spielen! (いっしょに遊びましょう!)

それでは、続きはまたの機会に。

季節の変わり目、みなさまご自愛くださいませ。
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ありがとうございます


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さらにいろいろとご紹介しています。
@tiffany_mit_y
ぜひお気軽に遊びにいらしてくださいませ。

ミニチュアのクリスマスと猫さん

2023-09-19 16:22:00 | 私たちのアンティーク
みなさまこんにちは、
日本は連休だったのですね!いかがお過ごしでしょうか。

こちらはすっかり秋めいて、9月に入ってからは早くもちらほらとあちこちでクリスマスの準備が始まっています。

私たちが出かけるアンティークマルクトにも、こんな可愛らしい商品が並んでいましたよ
何でしょうか、
これらはミニチュアで模し作られたクリスマスマルクト小屋です。
ドイツ伝統工芸の煙人形や汽車が所狭しと並べられている様は、まるで本当のドイツのクリスマスマルクトのようです!
これなんかは、夏祭りのテキヤの射的で商品が並んでいる様にも見えたんですが、彼には通じませんでした
たくさんのデコレーション、キラキラしていて可愛いらしいですね。

日本に一時帰国した時に、ガチャガチャや食玩で色々なミニチュアを見つけては喜んでいた私ですが、こちらドイツでも密かに人気のようです。なぜでしょう、大人になってからとくに小さくて細々したものについ心惹かれています

そして彼は今日もまたシュタイフの猫さんを見つけて、これまたお安く譲っていただいたので御機嫌さん。帰りのドライブでは特等席でしたよ。


家に帰ってからも、このコが何年頃の生まれなのか調べるんだ!とまぁ夢中でした。
シュタイフの図鑑を購入しておいて、我が家では大役立ちです。

ピンクのお鼻がキュート
どうやらこのコの名前は
Floppy-Katze、

1970-1977年の間に作られた子猫のようです。
彼は自分よりもまだ若いヴィンテージにそうかそうかと納得したら、猫さんを膝に乗せたまま同じようにスヤスヤと寝てしまっていました
Schlaf schön, mein Schatz!

いつもいいね!とご拝読をありがとうございます。
また更新いたします




田舎の教会と古い猫さん

2023-09-13 14:33:00 | 私たちのアンティーク
こんにちは、
みなさまいかがお過ごしですか。

こちら先週はお散歩日和、私たちもたっぷり陽を浴びて光合成しました 天然ビタミンD!

私たちは時折り出先の小さな村を散歩しながら、その町の教会におじゃましていますよ。

ここも大変美しく(撮影可でした)ので写真をすこしご紹介します。

入り口から見上げてみると、
金箔で模様が施された高い天井に、
美しいステンドグラスたち、


内部も外部もシンプルながら細やかな計算がなされている明るい光の入り方が特徴的でした。
うーん、立派ですね。 背筋の伸びる思いです。

ところで、なんだか、先日からミラクルなことが続いてて、これは奇跡の偶然??いえいえ、やっぱり"当たり前"なコトって、何ひとつないんだなぁとしみじみ、'生かされている'こと、有り難く感じています。

みなさまにも嬉しいミラクルがたくさん起きますように ドイツからお祈りいたします。

そういえば、
こちら、新入りの猫さんたちです。
どちらもヴィンテージシュタイフ、ご縁あって、仲良く2匹セットで我が家へ来てくれました。
かなり古いシリーズですが、お鼻やお耳が縫ってあったり、大事にされてきたのがその風貌から伝わります。
とても可愛いので、彼がこれから洗ってあげるそうですよ
また他のアンティーク雑貨も今度はゆっくりご紹介したいと思います。

いつもご拝読ありがとうございます。
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踊って迎える5月♪

2023-05-01 17:00:00 | 私たちのアンティーク
こんにちは、今日から5月♪
朝から晴天、緑いっぱい!パワーを感じますね

昨年にもご紹介しました、ドイツでは、踊って5月を迎える♪ 'Tanz in den Mai' という習慣がありますよ。子供はあちこちでクルクルと♪ 夜にはレストランやディスコなんかでイベントが開催されて、大人たちもみんな陽気に踊ります♪
あちこちにこのような物が立ちます、毎年のことながら春の訪れは本当に嬉しいですね

今年は所変わって日本、母のお見舞いに行きました。
コロナ感染防止の為に家族でも一切の面会が禁止だったところ、先日から規制が緩やかになり、週に一度だけ!面会が許されることに!✨
ほんの10分間だけですが、直接母の顔を見たり触れられるのは、本当にありがたいです。

目を瞑ったままですが、身体は温かく、おだやかな状態が続いています。静かにその時を待っている様で、私たちも見守っています。

そろそろ、ドイツから持ってきた荷物の梱包を開き始めました。ついこの間のことなのに、彼と一緒に何を詰めたのか?もうすでに忘れてしまいました
いつも荷解きをする時はプレゼントを開くように、ワクワクします♪ 割れたり破損していないことを祈りながら、そっと開けていきますよ。ご紹介します。

この古いブローチは、シェルカメオ、貝殻に彫刻を施したものです。フレームも線状細工で、じっくり堪能できる一品です。
お洋服に穴を開けずに、パチンと挟めるタイプのお造りですね。昔はけっこうあったそうです。

こちらはチェコガラスのピンブローチ。一見、おもちゃのようですが、光を当てると、

ビジューパーツひとつひとつが輝いて、小ぶりな作品ながらゴージャス、ノスタルジックな雰囲気もありますよ。
こちらのブローチはロシアの伝統工芸、ジョストヴォ塗りというものだそうで、すべて手描き、土台も機械を使わず手作業で成形されている作品です。黒地エナメル部分が彩りを鮮やかに引き立てています。

いずれも半世紀以上前の作品とは思えない、色褪せない美しさです。むしろ、年を重ねるごとに深みを増し、ますます魅力的に!自身も、いつまでもそう有りたいものだなぁと思います。

長文になってしまいました
また更新します♪
いつもお付き合い、また、たくさんの'いいね!' をありがとうございます。



愛らしいフンメル人形

2022-04-28 14:57:00 | 私たちのアンティーク
こんにちは、
みなさまの中にはHummel(フンメル)陶器のお人形をご存知の方がいらっしゃいますか?

私は20年ほど前に日本のテレビショッピングで見たことがありましたが、こちらのアンティークマルクトでドイツの伝統工芸品だと初めて知りました!

先日ドライブの先でたまたまフンメルを取り扱っている専門店に立ち寄ったのでちょっとご紹介します。

入り口には大きなフィギュリンがお出迎え

写真だと小さい感じですが、幼稚園児くらいあるリアルな子どもの大きさでした。

こちらは15cmほどのお人形たち、

いろんな年代の作品がズラリと並び、まるでミュージアムのようでした!

でもここはあくまでお店なので展示品にもしっかりと値札が付いていて、これがまたなかなかのお値段。

1€おおよそ¥135、おひとつ2万5千円〜。
ひとつひとつ職人さんによる手作り、独特の風合いを表現するために、一度濃い色で全体を塗り、乾かないうちにブラシで一部の絵の具を落として、それからまた再度重ね塗りという工程を何度も繰り返して作られているそうです。

表情や仕草からも様々な物語、シュチュエーションを想像できるのが楽しいですね。

どの子も無邪気でとっても可愛いです

現在はGoebelと合併し改名された後、2008年頃からは残念ながら生産中止になっているそうで、今となってはこの子たちも稀少なコレクションのようです。
フンメルは陶器以外にもその元になったデッサン画や指貫など色々なグッズもありますよ、長くなってしまったのでそれはまたの機会にご紹介したいと思います

いつもご拝読、いいね!をありがとうございます。