和貴の『 以 和 為 貴 』

【論語 四十四日目】 悪くにか名を成さん


悪(いず)くにか名を成さん


「君子は仁を去りて悪くにか名を成さん。君子は食を終るの間も、仁に違うこと無く、造次(ぞうじ)にも必ず是(ここ)に於(おい)てし、顚沛(てんぱい)にも必ず是に於てす。 」


■その意味は?

①君子は、仁の道から離れてどこで有徳の立派な人物だと称えられようか。君子は、食事する短い間も仁の行に違うことなく、あわただしい場合でも必ず仁の道により、つまずいてひっくりかえるようなときでも仁の道から離れることはない。

(「論語」一日一言より)

②人は裕福になり高い地位に登りたいと願うものだ。しかし正しい人の道によって得なければ、それに満足しない。貧しくなりたくないし低い地位におりたくもないものだ。しかし正しい人の道によることがなければ、それから逃れようと焦らない。


  

■感想

まず、「裕福」とか「地位」とはなんであるか?

現代の西洋的な資本社会とブルジョワ的階級が根付いてしまった我が国においては、その根本を知ることはなかなかに難しい。

そんなとき、ふと先人や先祖に温(たず)ねてみようと思う。すると忘れかけていたもの、また我々日本人の心奥底にあるものが蘇ってくるかもしれないね。


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