和貴の『 以 和 為 貴 』

論語:51日目 礼譲を以て国を為めん


礼譲(れいじょう)を以て国を為(おさ)めん


「子曰わく、能(よ)く礼譲を以て国を為(おさ)めんか、何か有らん。能く礼譲を以て国を為めずんば、礼を如何にせん。 」


■その意味は?

① 礼の根本である譲る心を以て国を治めれば、なんの難しいことがあろうか。その譲る心を以て国を治めなければ、礼制がいかに整っていてもどうしようもないであろう。

(「論語」一日一言より)

② 〔人間の社会なのだから〕人間社会の規範(礼)、そして〔礼の根核である〕謙譲の精神、これによって政治を行ってみよ。〔国政に〕困難があるだろうか。規範・謙譲をもって政治を行うことができなかったならば、礼があっても〔これを活かすことができず〕何の役にも立たない。

(加地伸行全訳注「論語」より)

  

■感想

その相手が、如何に自分よりも劣る人であっても、きちんと礼を尽す。そして難儀な人在れば、譲る気持ちを忘れない。

日本古来の「侘び寂び」を感じさせられる句といえる。


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