
見て!見て!よーく見て!
その内、気持ち悪くなるから。
鳥羽に行った時の楽しみのひとつとして、「アカメアマガエルを探す」と言うのが私の中にはあります。草の生い茂った中で見つけることは困難で、見事に草むらに溶け込んでいることに感心し、また見つけた時の快感があるからです。そして奇跡的に目を開けている瞬間を見る事が出来ると大感激なのであります。
のとじまで最近楽しみにしているのは、ジンベエ水槽の底にべったりと張り付いて殆ど水槽の色に溶け込んでいるツバクロエイ(メガネツバクロエイ=別種らしいが学会での発表がないとかでひっくるめてツバクロエイと言っているような…)を探すことです。この写真は水面上から撮っているのでゆらゆらしていますが、側面や底面で撮っても非常に判りづらい。目立たないのです。(そこそこきちんと撮れている写真は前回ののとじま編に掲載)
まず、今のところ泳いでいるところを見た事が無い。薄っぺらくて動きも無い。
目立った模様を持っているのに見つけることは意外と困難。
アクリル面から人を覗き込むようにやってくる魚に比べるとまるで愛想がない。
人に興味なし。隠れているわけではないんだけど目立たない。
自分が魚だったらツバクロエイかも知れない…と思ったりもする。
ついついツバクロエイ探しに夢中になる。水槽の中で居る位置は大体予想はつくのに見つからない。やっと見つけるが、きっと最初からそこに居たんだろうなぁと思える。
しかしこの水槽だから目立たないだけかもしれないけれど。

先日マンボウが入りました。
泳いでいる様子を見る限り、水槽には慣れた風。
マンボウは水槽にぶつかってすぐ逝ってしまうことがあるけど、アクリル面をちゃんと認識しているようで上手く泳いでいる。
ちょっと気になるのはマンボウを泳がせるには水槽が暗い。自然界のように水面で横になって日光浴をさせてあげたいくらいだが、ここでは不可能だ。イルカの楽園の方ならいいけれど、あそこでは生きていけないと思う。

ジンベエ水槽を出るとアシカショーの時間だったので、本館をショートカットしてとりあえずこうすけを見る。ショーの出演は午前がこうすけ、午後はユウキのパターンが一応基本のようです。いつもそうだから。
一応アシカイルカショーを見て、皆がスタンドから居なくなった頃に始まる「出なかった方のアシカショー(訓練)」を見る。この時はスタンドから出てショープールの方に行けるので近い。うれしい。楽しい。
↑この写真はショーの時のもの。

こっちは午後のユウキのショー
大人の階段登っておでこが出始めている。…のが判らない写真ですが。

でもって、これはユウキのショーの後のこうすけの訓練。
スタッフの方が「帽子なし」「胴長着てる」で判りやすいでしょう。
こうすけとユウキの見分け方は、体重が倍近くあるので体型で簡単に見分けがつきますが、同時には出てこないし、離れた所からだと80kgと150kgの差が意外と判りづらかったりします。
ユウキはおでこが出始め大人のオスっぽくなってきていますが、食の細いこうすけは大人のメスくらいの体型で、顔も母親のラン似でシュっと細面です。
いしかわ動物園のクーが12~13歳で海遊館からやってきましたが、バックヤードでの飼育のためあまり体が大きくならないように脂っけの少ない餌だったようで、130kg位しかありませんでしたが、いしかわ動物園に来て表舞台に立ち、高カロリーの餌で見る見る大きくなり、今では200kgオーバーです。こうすけもいきなり大きくなることも考えられますが、やらないでしょうね。その方がこうすけにとっても良いかと思うし。
むしろ問題はユウキがこれ以上大きくなったらどうするかでしょうね。
そろそろ発情してコントロールが難しくなりそう…な体格になってきているから、そうなると「しばらくショーはこうすけだけで乗り切ろう」てなことになるかもね。

あ、アシカばっかり書いたけどイルカショーもちゃんと見ています。
カマは速いよねぇ。ほんと。このサイズのプールでは危険なほど速いと思う。

終わってからも見ています。
吻タッチのでんでん太鼓。…見たいなやつ。
こういうのはみんなスタッフの手作りで、各水族館で色々あって面白いです。

餌の時間はふれあいタイムでもあるコツメカワウソの水槽。
以前にも書いたけど、ここに限らず短いパイプを使ってカワウソの手に触る事が出来る施設が増えました。これは「二見シーパラダイス」の手法を真似たものなんですが、知らない方は最初に体験したところが元祖だと思ってしまう。
今回ちょっとうれしかったのは、「これどっかで見たなぁ…あ~二見シーパラダイスや」と言っているお客さんがいたことでした。

イルカショーの途中でここに来るとゆっくり見られるので、3回目のショー辺りでラッコ館に行く事が多い。人も殆ど居ないし食事の後で良く寝ているところに出くわす。
この時は今の今までケンカしてましたが、人に気づいてパッと離れて「見られたっ!?」って顔しています。

ただいまクラゲコーナーを新しくしています。
名前も募集中です。
「イルカの楽園」「ジンベエザメ館青の世界」につづくやつね。
海遊館の「ふあふあクラゲ館」的なのになるんだろうなぁ。
完成予想図を見ても、なんだかピンと来ない。
「わぁ~きれいぃぃ」で終わりそうな気がしてる。それで良いんだとも思うけれど。

工事を受注したのは柿本商会さんです。
存じ上げませんが。地元かな?
仮称「新クラゲの世界」か。クラゲコーナーでいいんだけど。

ひそひそ話

えのき茸

先の写真はタコの吸盤のようにも見えていますが、マンジュウヒトデです。
で、こっちは本物の吸盤つきのタコです。結構大型のミズダコですが、以前のようにケルプ水槽にいっぱい入れてくんないかなぁと思うのです。
あの展示は良かった。
今回は吸盤の脱皮した皮が1枚だけひらひら舞っていました。

さて、そろそろ行かねばならぬ時間となりましたので、ジンベエ館に戻ってきました。
今日は、この近くで同窓会なのですよ。
高校時代のいろんなご縁が今でも続いていて、当時からお世話になっている先生方や同級生に限らず一緒にいろんな事に頑張った仲間たちとのとてもピンポイントな同窓会です。
能登で開催するのは初めてなのですが、これも理由があっての事。
それを利用して私は「単独行動」でのとじまに来ております。

いつぞやの北海道旅行の時も「単独行動」で一人水族館を巡りましたが、その時のメンバーとは違えど私はいつも勝手な奴であります。みんなはバスで向かっていると言うのに。
今回はギリギリまで仕事の状況によりバスの出発時間に遅刻する可能性大だったので、初めから自分で行くことにしていたのですが、前夜になって間に合うことが判ったにもかかわらず、バスの出発時間には既に水族館に居たという身勝手さでありました。

この後、初めてツインブリッジを渡り輪島に行きました。
水族館から1時間程で着くんやね。車少ないのに道は立派だからすぐ着いた。
楽しい同窓会でしたよ。←一言で終わりか?!

ケルプ水槽にコブダイが居ます。
縄張り意識の強い魚で、我が物顔で悠々と泳いでいます。
以前回遊水槽に居た個体を移動させたんじゃないかと思います。
いきなりジンベエ水槽から館内のケルプ水槽に飛びましたが、理由は簡単です。翌日だからです。
みんなと一緒に朝市だけ寄って、さっさとのとじまに戻ってきました。
みんなバスで輪島観光なのに…
今度はみんなで伊勢参りにいけるといいなぁ。
現地集合で。