心なごみ庭園

ただのにっき(らくがきにっき)

ボノボ

2006-08-24 | えにっき


『類人猿ボノボ・最後の楽園
アフリカ・コンゴ 平和の祈り』
という番組をTVでやっていました。
最後の方の25分ぐらいしか見ていないのですが、
環境を破壊したり、人間が手をかけて絶滅に追いやられている
動物のひとつのお話ですが。
その事への憤りより。
きっかけはわかりませんが、
戦争による環境や人の生活の破壊。
そこからさらに生活の為の畑を作る必要からの森林伐採。
生活が苦しく食べるものにもことかく生活が
森を焼き、作物をあらす動物を敵視し、
元々は豊かに自然と共存生活出来ていたものを
戦争という破壊行為によってより苦しくなって、
人と自然との共存生活も破壊してしまっている事が
目についた。

日本人でボノボの保護活動を現地で行っている方が、
現地の現状と保護の間で戦っていたのですが、
現地の人は生きていくのにも困窮しているので、
”日本人は金持ちなんだから、もっとなんとかしてくれなくちゃ”
”もっと色々な事ができるだろう”(病院・食べ物・施設等)
”なんでしてくれないんだ”
そんな言葉が飛び交っていた。
日本人からしたら、色々反論はあるけれど、
現地の人からしたら、そう言ってしまいたくなる気持ちも
わかる。
自分の生死を目の前にして、動物達の事まで考えられるかって
ゆーのが正直な所でしょう。

戦争は破壊や苦しみを増大させるだけで、
何の意味もないことを多くの人がもう理解しているのに、
なんでやめる事が出来ないんだろう。

この番組の感想ついでに。
昔、小説か何かで、
”人間は戦うようには出来ていない”
鋭い爪を持っているわけでもなく。
尖った牙も速く走れる足も無い。
元々は人間は戦う為の生物じゃないと言う。
これを読んでけっこう目からウロコでした。
(多分、生存本能としての闘争心ぐらいはあるのでしょうが。)

霊長類の長と豪語して、知性があるのが人間だというのなら、
なんで対話による解決が出来ないのだろう?
何年と時間がかかろうとも、解決の道を話し合いで行うのが
知性ある種と言えるんじゃないのかな?


聖徳太子 「和をもって貴しとなす」
*日本にもいっぱい良い言葉がありますね。

孔子 「『政』は正であり、頂点に立つものが率先して正しくすれば、
誰もが正しくなろうとするであろう。」
*う~~~~ん・・・・。
それぞれの感想にお任せします。