音羽御殿 ～鳩山会館～

国民の大きな期待を背に　鳩山民主党内閣　がスタートしました。

選挙結果に戸惑いを感じ、不安と期待の入り混じった複雑な気持ちで、その後を見護っていた私は、
昨日の鳩山総理と各閣僚の会見に、素直に「日本は本当に変わるかもしれない」と思いました。

午後６時から行われた記者会見で、鳩山総理は何度も「国民の皆さん」と呼びかけました。
「試行錯誤の中で失敗することもある」「国民にも辛抱の中で指導、支援いただきたい」と、
その内容はとても謙虚で奢ることなく誠実で、大変好感が持てました。
私は心からこの内閣に日本の未来を委ねてみようという気になりました。頑張れ！鳩山内閣！

今や東京の新名所ともなりつつある鳩山家の旧邸宅　鳩山会館　別名音羽御殿　行ってきました。

確か１２～３年前、一度訪れたことがあります。
地方に住んでいる友が上京、是非訪ねてみたいということで、むしろ彼女に案内され出かけました。
今思えば、当時は修復改装され、一般公開された直後であったように思います。

今日の訪問はまさに「時の人」をより身近に感じる訪問となりました。


　　

鳩山家が日本の近代政治と教育界に残した貢献がどんなに偉大なものであったかは、
私がここで解説するまでもなく、周知のことです。

この洋館は、自由党の創設者でもあり首相も務めた鳩山総理の祖父　鳩山一郎氏が建設したもので、
鳩山総理も鳩山邦夫議員も子供の頃ここで育ったのだそうです。

地下１階地上３階の建物ですが、現在公開されているのは地上１階と２階部分です。
１階には庭に面して、応接室、食堂、サンルームなどがあります。
第２応接室には鳩山一郎元総理が愛用していたという椅子が置かれ、その人となりを想像したりしました。

　　

２階部分には３つの記念室（鳩山威一郎、鳩山一郎、鳩山薫）と大広間があります。

　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　２階のテラス部分

この大広間は修復改装前は３人の子供のそれぞれの寝室だったとか。
鳩山現総理、鳩山邦夫氏がこの空間で過ごしていたかと思うと、親近感さえ覚えます。

残念ながら、記念室は３室とも撮影禁止でした。
それにしても記念室でみる数々の遺品、記念品、各人の経歴は鳩山家の素晴らしい偉業を示すもので、
改めて鳩山家が由緒あるエリート家系であることに驚きを禁じえませんでした。

また目を見張るものが、室内の美しい　ステンドグラス　と　鳩　

　玄関入口
　　　　　　　　　　　　　　　　　　廊下踊り場

ステンドグラスの中にも鳩、２階バルコニー外壁にも鳩、銅像や池のほとりにも鳩がいました。
また今回はシーズンではないため楽しむことはできませんでしたが、見事に剪定された薔薇　薔薇　薔薇！　
咲き揃うと、洋館とマッチし、さぞかし美しいであろうと想像しました。

帰路、門の前には観光バス！
平日にも関わらず、多数の来館者に、鳩山新内閣への期待の大きさを感じた１日でもありました。


日本の近代政治の一幕を見る想いでした。皆様もいかがですか？