そろそろ秋の味覚が楽しみな季節がやってまいります。
まだ色づく前のりんごです。前々から写したくてうずうずしていたりんご畑です。
道路沿いに面しているので真じかに見られます。
やはり気になる写真の素材はその瞬間に撮りたいものですね。
いつも通り過ぎてから『やっぱり写しておけばよかった!』って後悔してる。
ヘチマかひょうたんか瓜かよくわからないのでとても気になっています。
もう少し成長したらわかるかもしれません。ここ数日、赤とんぼも飛び交うようになりました。
昔、私の実家ではりんご畑も田んぼもありました。
両親は毎日のように早朝から夜遅くまで自転車や軽トラックで家と畑と田んぼの往復です。
それを小さい頃から見て育った私はすごくいやでした。
忙しすぎて両親の愛情に飢えていました。たまに声をかけられても叱られてばかり。
だから母親の姿を見ると逃げるように部屋にこもっていました。
そうすると部屋のドアを開けて「忙しいんだから少しは手伝いなさい!」と、
雷が落ちます。(方言だともっと怖い)
我が家では父親よりも母親が怖い存在でした。
父親は普段は大人しくて無口ですがお酒が入ると…子猫が大トラのように豹変します。
なので、私は田んぼのど真ん中にぽつねんと立っていて何をしていたかは定かではない。
ただ風が強くて寒さに震えていた事だけは覚えている。
あまりの辛さに記憶から消えているのかもしれない。
今でも夢か幻かそれとも現実なのか霧がかかったようにはっきりしない。
普段から果物はほとんど口にしません。
でもりんごだけは苦い思い出と一緒にたまに味わって食べています。
赤く色づいたらまた写しに行きたいと思っています。