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ほろ酔い日記

 佐佐木幸綱のブログです

大学短歌バトル2016

2016年03月10日 | 日記
 第2回大学短歌バトル2016(学生短歌会対抗超歌合)なるイベントが、去る3月6日、角川書店第三本社ビルで開催されました。
 昨年の第一回は、やや手探り状態の感じでしたが、今回はスムーズに行き、盛り上がりました。
 前回同様、ニコニコ動画が生中継。1時~4時過ぎまでの長丁場でした。
 小生はまあ、冒頭と最後にしゃべり、優勝チーム対歌人チームの歌合の判者をつとめる、そういう役で参加しました。

 予選を勝ち抜いた当日の出場チームは七組。
 A東北大短歌会・Bここのつ歌会・C神戸大短歌会・D早稲田短歌会・Eことのは・F大阪大短歌会・G北海道大短歌会の9チーム。
ここのつ歌会というのは、西南学院大、北九州市立大、熊本大の連合チーム、ことのはは、國學院大有志チームです。
 結果、決勝に残ったのはBとF。Bは女性3人。Fは男性3人のチームでした。
 決勝は、ディベートありでなかなかの熱戦だったが、優勝したのはBのここのつの会。

 その後、エキジビション・マッチ。優勝チーム対歌人チーム、それぞれの短歌を挙げておこう。題は「結」。
  結ぶときあなたが閉ざしていく場所のたとえばストロー袋に触れる 木本まや
  結末を未だ持たない僕たちを乗せて列車は図書館のよう      長月優
  生活に祈りは宿る 呼ぶ声に蝶々結びにそしてあなたに      吉村桃香
  鵯のやいのやいのと群れ去りし空に数多の結び目が見ゆ     小島なお
  ひとつとしておなじかたちはないという結晶たちに襲われる夜   穂村弘
  母となり祖母となりあそぶ春の日の結んで開いてもうすぐひぐれ 小島ゆかり
 判は、今回は2対1で、歌人チームに軍配。去年は北大チームの勝ちでしたが。

 写真では、ニコニコ動画の生中継のため、なんとなく雑然としている感じが見てもらえれば、と思います。
中央がいわば、対戦の現場。右手は中継中の映像が映る画面で、その下が出場チームの控えの椅子。右側が関係者の席。手前がスイッチャー等、放送のための裏方の席です。


     

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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ありがとうございました! (iwauchi toshiyuki)
2016-03-11 20:31:18
佐佐木さん、短歌バトルではありがとうございました。とても学びの多い場になりました。またどこかでごいっしょできれば幸いです。
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