真の動物福祉牧場を目指して

15. 有機酸、ミネラル、発展

これまでに、生物は有機酸で鉱物を溶かし、その溶けたミネラルを酵素の反応核とする事を何度か述べて来ました。

今回はこの「ミネラリゼーション」にフォーカスし、まずは一番メジャーな「溶かし係」である塩酸(胃酸の主成分)と鉱物の対応表を載せます。

ここには300種余りもの鉱物が挙げられており、こんなに沢山「石」のバリエーションが有るのは「命の星」ならではで、鉱物が生物と共に進化して来た事は前回で述べました。

もう一つ、ミネラリゼーションに特化した有機酸として、「フルボ酸」が農業と健康の分野で注目されており ます。
フルボ酸の有機ミネラルは生体への吸収率がずば抜けて良く(95%)、ただの無機ミネラルでは3%とされているので、如何に有機酸が生体にとって大事かが分かります。

こうして鉱物から微生物、植物を通して動物に吸収されるミネラルですが、人体には一体どれだけのミネラルが必要なのか、実はまだ良く分かっておりません。
海水には約90種のミネラルが溶け込んでおり、海で誕生した生命はそのほぼ全てを活用して進化して来たとされています。

しかし、こうした多種類の超微量ミネラルを検出するのは至難の技で、最近になって酵素の研究が格段に進歩した事で、ようやく人類は超微量ミネラルの必須性を理解するに至りました。
これについては是非とも、「超ミネラルがあなたの健康を守る」という医学博士の書かれた本(Kindleでダウンロード無料)を読んで頂きたく、ネットでもこの「至高の領域」の本からの熱いリフレクション(反響)があったので載せておきます。

今回もコラムが主体で楽をさせて貰いますが、ミネラルは食事で取り入れる他に得る手立てはなく、90種もの必須ミネラルを摂取するのは至難の「道」かと思えます。
土壌微生物群を活発化させてミネラリゼーションを高める「有機農業」が一番核心的な「道」かとは思いますが、より速効性を求める方にはサプリメントも各種あります。
ネットで出て来た限りでは、77種のミネラルが検出されている「観音土」(漢方)の一種が発展的かと思います。



名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る