今回はかなり専門的な話をしますが、それは日本では「わら一本の革命」で有名なパーマカルチャー(永続農業)についてです。
これはアカデミーの世界でも研究が進められており、このウィキペディアのページがそれを良く伝えてくれています。
ここでは「バイオ炭」がテラプレータ(宝土)を作るカギとしていますが、そのバイオの微生物構成にまでは踏み込んでいません。
一方で、2023年12月に書いたブログ「甦れ!食と健康と日本農業③」で紹介した「テラプレータ-ノヴァ(宝土改革)」についてのプレゼンテーションでは、バイオ炭の中で活性化した光合成細菌の持つカーボン-マイクロ-コイルが空気中から自由電子を集めるコトによって、テラプレータ内での酵素活性が高まり永続的かつ成長的な生産性を持つとしています。
光合成細菌については何度か紹介しましたが、この原始の菌が代謝する5-ALAはミトコンドリアを活性化させて、細胞の抗酸化力を高める働きがあります。
この5-ALAはサプリメントにもなっており、それによって「新型コロナ-ウィルスの増殖を100%抑えた」という研究報告も成されています。
こうした優れた力を持つ光合成細菌の農業利用については「現代農業(農文協)」でもしばしば取り上げられますが、この1番原始的な菌はとても小さいので(ソマチットと同サイズ)、他の菌に支配され易く単体ではほとんど活性化しません。
そこで光合成細菌を守る乳酸菌と、栄養を供給する酵母との三位一体が功を奏するコトが琉球大学教授によって発見され、このトリニティによって光合成細菌は現在の地球環境を作り上げたパワーを復活させられます。
これはカオスな状態だった原始地球をコスモス(秩序ある世界)へと進化させたパワーで、それは即ち自由電子を取り込んで抗酸化力を生命体に与える力であり、それを農業利用するコトで「真の持続可能な農業(パーマカルチャー)」は達成されます。