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真の動物福祉牧場を目指して

ローリング サンダー

 雷は空気中の「摩擦」が高まって起こり、一度発生すると連鎖的にどんどん広がって行きます。

 リタメイが撃墜した5機の装甲ヘリの内、2機は不時着時にプロペラを損傷して飛べなくなりますが、2機は縄をほどけば飛べる状態でした。
 最後の1機は無理に機首を持ち上げた姿勢で縄を掛けられたので、キリモミ状態になり総員パラシュートで飛び降りなければなりませんでした。

 まだ飛べる2機の兵士達は、縄を解こうと人力でペラを逆回転させますが、そうしている所を反乱軍に取り囲まれて投降します。
 この2機はターシャとタシが操縦し、即座に反転攻勢へと向かいます。

 ターシャが向かったのは進攻軍の兵站で、そこの車輌や兵器庫を叩けば進攻を大幅に遅らせるコトが出来ます。
 この作戦は難なく成功し、装甲ヘリが攻めて来るとは予想していなかった兵站はミサイルの一撃で壊滅状態となります。

 一方、タシの機体には決死隊20人が乗り込み、ウラン鉱山で用いていたダイナマイトも大量に積み込みます。
 この装甲ヘリが向かったのは、同じンガパ県にある核ミサイル基地で、その所在はCIAの軍事衛星によって突き止められていました。

 ここも突然のミサイル攻撃(時速6万km)には対応できず、最初の一撃で防空システムが破壊されます。
 続いて司令塔が装甲ヘリの機銃砲により蜂の巣にされ、降り立った「決死隊」はダイナマイトで次々と建物を爆破し、核ミサイル基地の兵士達は恐怖で立つコトすら出来なくなって投降します。

 こうして「チベット蜂起」の局面は大きく転換し、「党」は攻める側から守る側に回らされます。
 因みに、見出し画像にしたボブ-ディランのライブアルバム「ローリング サンダー」でも「攻守交代」(チェンジング・オブ・ザ・ガード)が歌われて、革命の勝利を預言しています。
 
 
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