まずは女性アーティストからとし、五輪真弓や椎名林檎、ユーミンやアンジェラ-アキなども候補に挙がりましたが、やはり中島みゆきこそが日本を代表すると思いました。
みゆきの代表作として「East Asia」を挙げましたが、他にも「グッバイ ガール」や「転生」、「歌でしか言えない」や「36.5c'」などの名盤もあり、だいぶ迷いました。
しかし「East Asia」にはこのタイトルソングの他に、「誕生」や「糸」などの彼女を代表する名曲も入っているので、今回はこの3曲をメインに紹介したいと思います。
ただ曲の解説をするだけでは退屈なので、私の経験と重ねて紹介します。
「East Asia」はカラオケでもよく歌いましたが、それよりも台湾の人達に好評だった思い出を話します。
それは花蓮(ホアレン)の東華大学と慈済科技大学の教授が立ち上げたばかりの「有機コミュニティー」にボランティアで参加した時の思い出で、台湾では美雪よりも真弓の方が圧倒的に人気が高いのですが、「East Asia」は台湾語でもヒットしていてオリジナルバージョンをかけたら非常に受けました。(みんなで一緒に料理してた時)
台湾の人達は日本語をかなり理解し、私の拙い発音の中国語にも理解を示してくれました。
この「有機コミュニティー」では、農聖サイオンの名を冠したEM(有効微生物群)を使い始めており、その適切な培養方法を伝えるコトも出来ました。(温度調整と超ミネラルが鍵)
「誕生」の思い出としては、私が福島で「EM復興支援プロジェクト」に5年間携わってた頃、「地上に楽園を創る」という聖書の説く「人の責務」を全うしようとしている「統一教会」(南米パラグアイに大農場を持つ)と縁を持ち、ここは「世界平和家庭連盟」という会も立ち上げていて、そのテーマソングが「誕生」でした。
この「誕生」はセルフカバーのエモーショナルバージョンで、オリジナルよりもずっと感動的なので、みゆきファンならば是非ネットで探してみて下さい。
因みにニール-ヤングも同じテーマで「When god made me」を歌っており、これも実に感動的です。
私達は自分が「誕生」した時を心に留め置くべきと言えるでしょう。
最後にラストナンバーの「糸」で締めます。 この曲は17才でアメリカに1年間留学し、日本語に飢えていた時に聴いて特別心に染みた思い出の曲です。
「なぜ生きているのかを 迷った日の後のささくれ」といった歌詞は、17才の私にはそれ程刺さりませんでしたが、その温かいメロディーと歌声は、早過ぎる旅立ちで覚束なかった若者の心を支えてくれました。
人の心と心を経ぐ糸は無数に有り、それを描くコトが「芸術」の役割だと思えます。
みゆきの「糸」は人それぞれがみんな糸だと歌っており、大きな世界という「アート」を彩る掛け替えのない糸だと讃えています。
「こんな糸が なんになるの?」という問いはこの17才の頃から抱いて、それをとことん突き詰めて行きたいと思いました。