3日目
朝目覚めると雨模様。 6時半から0階(日本の1階)のレストランで朝食。 ゆうべの90人の団体とは重ならず、静かに食べられました。 ビュッフェのメニューはパンとチーズと飲み物といった簡素そのものです。
ただオレンジジュースは美味しい! ここだけではなくイタリアのオレンジジュースはいわゆるみかん色ではなくて赤い! このレッドオレンジジュースがとても美味しいのです。 以前イタリアに旅行した時からキタコが「もう一度飲みたい!」と言い続けていたそのジュースが飲めるので、メニューの寂しさは我慢・・・かな(笑)
8時にホテルを出発、ヴェネツィアへ。 チェックアウトが例の90人団体と重なりエレベーターが満員!満員! 結局スーツケースを持って階段で降りました。 2階で良かった~
イタリア観光都市では旅行者を対象に宿泊税(滞在税)が課せられます。今回の旅ではミラノ、フィレンツェ、ローマのホテルが対象となり、合計1人€18.40の宿泊税でした。 チェックアウト時に添乗員さんがまとめて支払ってくださるので、私たちはおつりのないように宿泊税分をお渡ししておきました。
9時、本土から船に乗りアドリア海に浮かぶヴェネツィア本島へ。 小雨の降る中、近づいてくるヴェネツィア本島の風景は独特の雰囲気があります。
約20分で到着し、サン・マルコ広場近くのゴンドラ乗り場へ。
いよいよゴンドラクルーズです。 一艘に6人が乗船、トレードマークの黒と白のボーダーシャツ姿のゴンドリエーレ(船頭さん)が船尾に立って1本の櫂だけで船を操りだすとその職人芸に感嘆! 船内が一気に盛り上がります♪
細い運河に入りゴンドラは水面を滑らかに進みます。 両岸に並ぶ建物は歴史を感じさせ、とても風情があって魅力的です。
行き交う船と手を振り合ったりの交流も楽しく、約30分のクルーズは予想していたよりずっと思い出に残るものになりました。
ゴンドラを降りて、近くの高級ホテルへ・・・といっても、そこでトイレをお借りしました。
有名な『溜め息橋』を眺めながらドゥカーレ宮に沿って右に曲がると大鐘楼がそびえています。 左奥にサン・マルコ広場が広がり、その正面がサン・マルコ寺院です。
見学コースには膝上位の高さに渡り板が張り巡らされています。 始めは邪魔に感じたこの渡り板がとても大切なことを間もなく思い知ることになります。 11月からは満潮時この辺りは一面水浸し になるのです。 満潮を迎えるお昼が近づいて来ると、徐々に広場に海水が上がって来ました! 広場のあちこちにカラフルな長靴を売るおじさんたちが出現し、それを買って渡り板に頼らないで自由に歩き回る人も出てきました。
ヤジオとキタコは渡り板を通ってサン・マルコ寺院内を見学。 11時ごろ寺院を出ると、大分水位が上がってきていました。 水の少ない道を選びながらヴェネツィアングラス工房へ。 ここではベテランガラス職人が水差しを作る様子を見学。 まるで飴細工のように熱く溶けたガラスを扱う技には思わず拍手。
その後、併設されているショップへ。 ここで ヴェネツィアンビーズとグラスを組み合わせたネックレスとミレフィオーリと呼ばれるモザイクガラスの写真立てを買いました。
そして外に出ようとしてエーーーッ!!! 何と建物の外はまるでプール?! とても外には出られません。 どうしよう~と思っていると、長靴売りのお兄さんたちがサッと登場し、「一足€10でどうだ」と猛烈なセールスが始まりました。 近くにいた添乗員さんが慣れた対応で、みんなで買うからと€7で商談成立。 靴の上からスッポリと履くカラフルな長靴姿で街をを散策することになりました。 履いてみると水の中を歩く感覚は子供の頃の水遊びの記憶がよみがえるようで、結構楽しく思いっ切りジャブジャブ歩き回りました。
長靴姿でジャブジャブとリアルト橋へ。 この橋は13世紀に大運河に掛けられた最初の橋で、当時は木造の跳ね橋だったそうですが、現在は大理石に改築されています。 蛇行する大運河の中間にあるこの橋からの眺めはいかにも『水の都』という風情があってとても素敵でした。
お店をながめながら街を歩き、仮面のマグネットなどをお土産に買いました。
気がつくともう1時。 お腹もすいたので通りがかりのバールに入り、ハムとチーズのバニー二(€4.5)とコーラ(€2.5)の昼食。
長靴を履いたままの食事です・・(笑) ひと休みしたあとサンマルコ広場に戻りました。 2時ごろになり、水も引いてきたので長靴を脱ぎ、そのカラフルな長靴は記念品として持ち帰ることにしました。
船で本土に戻り、バスでフィレンツェ郊外に向かいます。 3時に出発し途中20分の休憩をとって、6時45分にやーっとホテルに到着しました。 このDELTA FLORENCE(デルタ フローレンス ホテル)に2泊します。 チェックインを済ませて夕食。 今夜もやっぱり白ワイン、ボトル1本€7。
食事の後、近くの『カルフール』でおみやげのお菓子など見ました。 つづく・・・
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