6日目
さあ、いよいよ一日フリーのローマの休日です♪ 5時30分頃起床。 7時前からレストランで朝食。 明日は帰国日で朝から慌しく、朝食はBOXでの配布とのことなので、イタリアでのゆっくりした朝食はこれが最後になります。 今回もレッドオレンジジュースをたっぷりいただきました。
今日は晴れて、気持ちの良い青空です。 7時40分にホテルを出発し、ヴァチカン博物館に向かいます。 地下鉄を利用するため最寄の駅までの道を確認したくてフロントに寄ると、ちゃんと地図の用意があり渡してくれました。 きっと同じような質問をされることが多いのでしょう。 最寄り駅のA線CORNELIA(コルネリア)から乗車してCIPRO(チプロ)で降りました。
少し歩いてcに8時35分に着きました。 この中には24の美術館があり、部屋数も1400以上あるそうです。 見たい作品を決めて行かないと、広い館内をただうろうろとしてしまいそう。 入場券を買うためにも行列しなくてはならないとのことだったので、出発前に日本でチケットをオンライン購入していたのは大正解でした。 既に入口前にはすごく長い行列が出来ていたのですが、9時からの予約チケット(プリントアウトした確認書)を提示すると、開館前にもかかわらず、にっこり笑って扉を開けて中へ入れてくれたのです!!
誰もいない館内を二人だけで次々と扉を押し開けながら進んで行く時の気分は何とも贅沢で、各部屋の学芸員さんに出迎えられるたびにくすぐったいような、申し訳ないような気持ちになりました。 静かな空間でゆっくりと鑑賞できた作品の数々・・・€16の入場料以外にかかった予約手数料の€4は決して高くはないと思いました。 開館時間の9時を5分、10分過ぎると・・入口の方からざわめきが波のように押し寄せてきました。シーンと静まりかえっていた館内があっという間に人々でいっぱいになっていきました。 入館してからの30~40分は本当に夢のような時間でした☆☆
ピナコテカ(絵画館)のラファエロ作品
中庭からはサン・ピエトロ大聖堂が見えます 「ラオコーン」
地図のギャラリーの天井画は奥行き120メートルもあります
ラファエロの間の天井画 「アテネの学堂」
システィーナ礼拝堂は残念ながら撮影禁止でした。 礼拝堂内は壁に沿って椅子が置かれています。 その椅子に座って、ミケランジェロの「最後の審判」と天井画「天地創造」を間近に鑑賞できるのは何とも贅沢! 美しい色彩と圧倒的な力強さに感動してしばらく眺めていました。
館内のショップで絵葉書と切手を購入。 我が家宛の絵葉書を窓口で手渡し、投函完了です。 日本までは€2、約1週間で届くそうです。
同じ螺旋でありながら上りと下nりが分かれている何とも不思議な二重螺旋階段を下って行くと、そこが出口です。
出口を出て、ヴァチカン博物館の高い石垣に沿って歩いて行くとサン・ピエトロ広場に11時過ぎに着きました。 広場の正面がサン・ピエトロ大聖堂です。 完成までに約120年かかったというサン・ピエトロ大聖堂は広場を囲む284本の円柱と半円形の柱廊、その上の聖人たちの像に守られるように、堂々たる姿を現します。
広場には大聖堂に入場するための長い行列が出来ていました。 行列は比較的スムーズに流れ、30分ほどで、セキュリティチェックの後入場。
サン・ピエトロ広場 中央にはオベリスク じっと立っている衛兵。警備はスイス人
大聖堂の内部はルネッサンスからバロックの芸術家たちの彫刻で飾られている
祭壇を守るように手前に「バルダッキーノ」
司教座 ミケランジェロが描いた天井画
大聖堂の内部はラテン十字形と言われ、十字架の中心部にバルダッキーノといわれる彫刻がどっしりと、貫禄たっぷり・・・そこから見通した正面奥に司教座があります。 礼拝堂内は、たくさんの素晴らしい壁画や彫刻で飾られています。
入口から入ってすぐ右側に、ミケランジェロが25歳で完成させた唯一のサイン入り作品、「ピエタ」があります。
ピエタ像の奥の中庭にクーポラへの入口があります。 まずチケットを購入。 エレベーター利用は€7、階段だと€5です。ヤジオとキタコはエレベーターを選びました。 でもエレベーターで上がった後、最後は狭い階段を上がってやっと展望台です。 ここからはローマ市内が一望でき、その素晴らしい景色は感動的です。
チケットの表と裏 エレベーターを降りて教会内を見ると・・・
展望台から少し降りたとこらで、柱廊に並ぶ聖人像が後ろから見られます
サンピエトロ大聖堂で3時間ほど過ごした後、ローマ市内を巡ることにしました。市内の観光には110OPENバスが便利とのことで、出発前に日本で1日有効のフリーチケットを購入しました。ネットで買うと€20が20%オフの€16になってお得でした☆ このバスは15分間隔で市内を巡回しているので好きな所で降りることが出来て便利です。
大聖堂の停留所が分かりづらく、バスの赤い車体を見つけて慌てて追いかけ、無事乗車。 2階のオープン席に座ると360度周りの景色が見られて爽快です。
各席にイヤホンガイドが付いていて言語も選べます。 但し席によってイヤホンが不調だったり、バスの車体も乗ってみると意外に汚れていたりと、ちょっと残念なところも・・・ 日本語ガイドを聞きながら、まず「トレビの泉」で下車。 工事中とは聞いていましたが、まさに完全な工事現場状態! 観光客のために足場を作って、その工事の様子を見学出来るようになっていました。
そのまま歩いてスペイン広場へ。 昨夜暗闇の中を歩き回った時と違い、青空の下スペイン階段をめざします。 気合を入れすぎて?坂道を登ってしまい、到着したのは階段の上! ローマの街を見渡しながら、スペイン階段を下るという想定とは逆コースになりました。 やはり「ローマの休日」ゆかりのこの階段は超観光スポットのようで、世界中からの観光客がところ狭しと座っていました(笑) ヤジオとキタコも仲間入り~(笑)
再び110OPENバスに乗ってコロッセオに向かいます。 途中テルミニ駅で時間調整のため少し停車。このテルミニ駅は地下鉄、長距離列車も乗り入れ、バスターミナルもある大きな駅です。
テルミニ駅前の様子
バスは夕暮れの街を進みます。
5時前にコロッセオに着きました。
フォロ・ロマーノのセヴェルスの凱旋門 ティトゥスの凱旋門
古代ローマ建築が今もそのまま残っていることに感動!! 圧倒的な存在感です!!
残念ながら入場は日没1時間前までなので、ぐる~っと周囲からの見学と なりました。
夕暮れの中、ライトアップされたコロッセオを振り返り振り返り、バスの停留所へ。 110OPENバスでバチカン市国近くの地下鉄の駅まで・・・のつもりが、バスのドライバーさんとの行き違いで、少し手前で降りてしまいました。 暗くなった道に取り残され、キョロキョロ・・仕方なく仕事帰り風の女性に声をかけ、地下鉄駅への道を尋ねました。 彼女に何処まで行きたいのかと聞かれて、CORNELIA(コルネリア)と答えると、ここからならバスの方が便利だと、近くのバス停まで案内してくれました。 イタリア語は話せないヤジオとキタコ、彼女ももちろん日本語は分からず、お互いにカタコト英語?での会話でもどうにか意思疎通できました。 親切なイタリア女性との思いがけない出会いに感謝!感謝! バスはちょうど帰宅時間で混み合っていましたが、しばらく走ると見覚えのある標識を発見! 朝出発する時に見たものでした。「ここだ!」と無事にバスを降りました。(キタコは方向音痴なのに、目印を見つけるのはうまい。 何故なんだろう~??・・ヤジオ)
近くのお店に寄って、ピザやケバブ、ワインなどを買い込みホテルに戻りました。 ついに明日は帰国日・・・ 荷造りをして、ほっとしたところでルームパーティ&反省会? ワインで乾杯して、旅行中の出来事をあれこれ振り返りながらのんびり食事。 美味しそうで思わず買ったケバブが予想外のボリュームで、ピザを残してしまいもったいなかったな・・・(笑)
7日目
ついにイタリアとお別れの日。 5時過ぎに起床。 出発が早いので朝食はボックスにセットされた物を受け取って部屋で済ませました。
荷物のチェックをした後、ホテルの近くをぶらり・・最後に朝のローマを散歩しました。 6時45分にホテルを出発。 空港でストライキの情報があり、飛ばない便も出るかもしれないという噂があった為、余裕をみての少し早めの出発になりました。 そのため空港に着いた後は時間にゆとりが出来、ゆっくりおみやげの買い物が出来ました。 最後に大好きなレッドオレンジジュースも しっかり飲みました♪ ローマ発10時15分、AF1205便でパリへ。 11時頃スナックと飲み物が・・
約2時間後、12時25分にパリ到着。 ドゴール空港でもまたストライキの情報! 乗り継ぎでの移動中、背後から聞こえるシュプレヒコール! 慌てて急ぎ足で搭乗口へ。 この空港でおみやげを買いたかったのに~と残念がるツアーの仲間もいました。
パリ発午後1時40分、AF276便に無事搭乗。 成田までの長い空の旅です。 気合たっぷりの行きとは違い、帰りは疲れもありおとなしく過ごしました(笑)
ヤジオはすやすや~、キタコは「テルマエロマエⅡ」を鑑賞・・
定刻の9時40分に成田空港到着。
高速道路での4時間の足止め、フィレンツェでのビデオカメラ置き忘れ&落下事故etc. いろいろなアクシデントもありましたが、すべて大切な思い出になることでしょう・・・♪♪♪