前回までは、癌にかかわる方をテーマに投稿し
悲しい気持ちになっていました。
元気な方は居ないのかしら、とも思っていたら、
あ、ここに居ましたよ、元気はつらつ傘寿の先輩です。
大寒のお見舞いと切手を頂いたお礼状が届いた頃、
ある日、電話で懐かしい声を聴くことになりました。
この方は、今もゴルフは現役、グループの纏めをしているし、
昨年まで我々OB会の役員をし、
皆のリーダーで活躍されている方で、
驚くなかれ、6回の手術経験があります。
現役の頃の事
職場では彼の後輩が「又、手術で入院しているんだ」
と云いながら、彼のバックを固めていたのを思い出しました。
4年ほど前の事、6回目の手術後のある日、
勤務時代の数人で、お見舞いに行きました。
その時も、まだ「個室で療養中」と云う事で、
手術回数も多いし、年齢も上がったし最悪なの?~~との噂、
面会して、直ぐ目に入ったのは、
手足がピカピカ光るほどパンパンに膨らんで、
まだ、点滴中ですし、大変な病気なのだ、と思いました。
ベット脇を両手で握り、むっくりと起き上がりましたので、
同行のもう一人と一緒に、手をとり、
中心に向かって、静かにマッサージをしますと、
見る見るうちに、手は赤くなり浮腫=腫れは引いて、
ご本人は「あれ~~、使えるようになったよ」と、
云いながら、開いたり、握ったりと、満足げに笑い、
手が腫れていたので、お箸やスプ~ンが使いにくかったのです。
家族の方は、今回ほど心配した手術はないと、云いますし、
年齢も上がり、回数も増え一体手術の場所があるの?と云いながら、
今日に至ったようです。
「あと、切っていない所は、頭だけだよ」と、冗談を言いました。
と云う、病歴のある方ですのに、
傘寿を過ぎた今も、電話の向こうで
「元気か~~い、切手が当たったんだ~~~良かったね~~」
と、あちらの方が元気に声掛けをしてくれて、
「傘寿か~~、人生まだまだだ~~」等々、
「00日に、A君B君・・・・あと~00氏とゴルフだい」
「どうした、最近コースに出ていないのか?~~~」と
こちらをも気遣い、元気そのもの、
精神ですよ、精神が若いのですね、
何が有っても、コケないで、何時も前向きですし、
精神論になりますが、身体の衰えは「精神・心から」ですね。
たった一枚の年賀状ですが、考えさせられましたし、
楽しみました。