相当以前に、縁日で苗を買い、フェンス近くの道路際に
朝顔を植えました。
水や肥料をしっかり与えていましたから、
赤・青・ピンクの大きな良い花を沢山つけ、
数年は、芽が出て家族を楽しませてくれました。
さて、何年か後に、すっかりくたびれて、
朝顔の原種ともいえるような、野生の朝顔になってしまい、
晴れた日はピンク色ですが、曇りや雨の日は青色が咲いていました。
そのころから、誰も世話をしなくなり、すっかり諦めていましたが、
2年間は、道路の側溝の際から芽が出て、青色の花を沢山付けました。
しかし昨年は、同じ場所から芽は出ましたが、
花は数輪だけ、こうなると気が付く者が手を加え、蔓を修正し、
水だの液肥だのと話題にし、
・
若い葉は、越冬する螽斯(きりぎりす)に、
餌として身を切って提供しました。
朝、蔓がゆらゆらしている時や、蔓同士で絡み合っていると、
誰かがそっと竹製の戸に伸ばしてあげながら、
次第に、伸びていきました。
有名な句に「朝顔に 釣瓶取られて 貰い水」のように、
フェンスの一部を残して開けない事、
竹のジャバラの戸もそっと開けたり、通らないように等、
弄らない・触らない、皆の合言葉にとして、可愛がっていました。
秋も深まり、葉は枯れ始め本格的な冬になり、
さすが12月に霜が降りてからは、枯れてしまい、
神が決めた命の終わりでしょう、残念ですが・・・・・終焉を迎えました。
雪を掻き分けましたら、2本の枯れ枝が見つかりました。
あの大雪に、それも二回ですもの、車が動けなくなり
人が亡くなったとの報道もあり、家が潰れるのですものね。
さて、あちらこちらで櫻が開花し始め、春になりましたが、
今年は芽を出してくれますでしょうか、楽しみにしているのです。
唱歌 あさがお 1番
まい朝 まい朝 咲くあさがおは
おととい きのうと だんだん ふえて
今朝は 白四(よ)つ 紫五(い)つつ