春高ラグビー準々決勝

今日は予定通り熊谷まで行ってきた。一人で車を運転して片道２時間半は堪えるが、リハビリのつもりで頑張った。
熊谷へ着いたのは、第一試合の後半が始まったところ。常翔啓光学園と大分舞鶴で、前半は７－７だった。後半は終始啓光ペース。啓光はサイズはないがスピードがありディフェンスが安定している。
舞鶴もチャンスはあったが結局後半は１７－０と啓光が圧倒し準決勝に進んだ。
第二試合の東海大仰星と国学院久我山は面白い試合だった。
先制したのは久我山。しかしすぐに仰星が逆転。後半先に仰星が先にトライを奪い点差が離れると思ったが久我山も粘る。そして終了３分前に２１－１９と逆転。
リスタートのボールを久我山が確保しフォワードで攻める。あと３０秒というところで久我山が信じられない反則。
最近大きい試合で勝っていないので、甘さが出た。仰星がゴールポストやや右よりの簡単な位置でのＰＫ。これで仰星の勝ちと誰もが思ったはずだが、なんとこのキックを仰星がはずしノーサイド。高校生はこういうことがあるのだ？
久我山が関西の高校に勝ったのは久しぶりではないだろうか。まさに劇的な結果に。久我山フィフティーンは大喜び。応援に来ていた母親軍団も。

そして第三試合。常翔学園と御所工業・実業との一戦。この試合も面白かった。
なんと御所が先制。すぐに常翔が逆転するが御所はしぶとい。
小柄なフォワードが大柄な常翔のフォワードに押し勝つ。昨日も東福岡から二つのモールのトライがあったそうだが、今日もやはり二つのモールからの逆転。
常翔も粘りを見せて３１－２７と追い上げたが及ばず。
御所は本当に強い。フォワードの平均体重が８０キロだそうだが、モールの強さは圧巻だ。近畿大会で天理に２４－０。昨日の東福岡に３１－７で勝ったのはフロックではない。一方の常翔は個々の力では圧倒しながら、チームとしてのまとまりが悪かった。
今年の選抜は大阪の３チームが残ると思ったが、まさかの２校敗退だ。

最後の試合は佐賀工業と春日丘。実績から見て佐賀が勝つのではと予想していたが、試合が始まると完全に春日丘ペース。佐賀工は全く元気がない。
なんと前半で２６－０と春日丘がリード。後半佐賀工も意地を見せるが、３１－１９と及ばなかった。春日丘も強い。今年は愛知は西陵と春日丘とレベルが高い。

これで九州勢は全滅。
準決勝は常翔啓光学園と国学院久我山。御所工業・実業と春日丘。
新鮮な組み合わせとなった。(意外な組み合わせか）
実力は互角か？どこが勝つか予想がつかない。一応予想すると常翔啓光学園かな？
佐賀工業の応援席に突然早稲田の中竹監督が現れた。来年の特特でもいるのかな？

今日は日本代表３０名が発表された。ＨＯで猪口君が再び選ばれたが、やはり広瀬君は落選。外国人は６名。ＳＯはふたりとも外国人だ。アレジが選ばれたが、どうせなら日本でラグビーをやっている選手から選んで欲しい。たしかにアレジの実力は認めるがイングランドでプレイする外国人の選手を代表にすることにはなにか違和感を感じるな。
小野、安藤が選ばれなかったのは救いだが。