ぽかぽか容器

元バレー坊主。

抗菌 除菌 殺菌 ソフトバレー(笑)

2016年11月24日 | 日記
夏場…

に限らず、プレーをして汗をかく環境では、
試合を進行していく上で、ボールにはプレーヤーの汗が付着します。

その汗は、ボールに付着するのみならず、
飛び散ったり、フライングやスライディングの行為によって
床にも付着し、その上を大勢のプレーヤーが動きまわります。

冬場などは、会場によっては非常に乾燥した環境になりますが、

冬でも比較的快適な湿度を保つところもあり、
そのような環境では、プレーヤーの体温も上昇し、
室内全体が、ウェットな状態になります。


正に雑菌の繁殖に適した環境ではないですか(笑)


ソフトバレーのプレイヤーならおわかりだと思いますが、
試合中は、他のプレイヤーと手同士をタッチする機会が多く、

試合前であれば、相手チームの選手と挨拶の握手(タッチ)をし、

試合中は、味方同士で、プレーが途切れるごとに、
ナイスプレーの祝福であったり、ミスへの励ましであったり、

ぱちんぱちんしますよね?


その時、自分の手が微妙にべとついているのではないかと気になって、
いつも試合の時は、ちょっと試合間が空いたりすると、
手を洗いに行っています。


そうして気づいたのは…


きれいに手を洗って試合に臨んでも、試合が始まって少しすると、
もう、手がなんとなく不快になるんです。

で、判ったのが、ボールがすでに、なんとなくべとついているんです。


そりゃそうですよね(笑)


調べたら、ボールのメーカーサイト(○ルテンと○カサしか調べてないけど)の商品説明にも、
特別、抗菌の表記はありませんでした。

で、プレーのたびに人の手(身体)に触れて、前述した「床」に接触を繰り返して、

それで清潔を保て、というのは無理な話です。



中には、ちょっと風邪気味だとか、風邪から完治していないとか、
そのようなプレーヤーが無理して参加しているケースも珍しくありません。


そんな意味では、スポーツの爽快なイメージとは裏腹に、
非常に不衛生な環境であるということになります。

でもだからって、大会のあとに必ずなんらかの感染症を発症するチームがあるとか、
そんな話聞かないですよね?



そんなことからも、雑菌に対して、過剰な反応をする必要がないことが窺い知れます。


抗菌、除菌、殺菌なんかに神経をすり減らすよりも、

疲労に注意して、ベストな健康状態を保つ努力をする方が、
はるかに意義のあることに思えます。


特別な感染条件のある感染症(HIVやエボラ出欠熱など)を除いて、
日常の感染症なんて、どれほど注意していても、感染するときはしてしまいます。


で、その感染の原因がどの瞬間に在ったかなんて、
あとからわかるもんでも(食中毒は別)ありません。


ごく一般的な、うがい、手洗いに留意していれば、
十分なのではないでしょうか?


そんな、雑菌のことくらいで、なにをむきになっているのかと思わなくもないですが(笑)、

なんとなく滑稽に思えてね。
昨今の抗菌、除菌、殺菌への過剰な取り組みが。


あ、ひとつ。

よくね、宴会なんかで、大皿の料理を取り分ける時、
お箸を逆さにして料理を取る人、いますよね?

あれ、実は結構不衛生な行為で、本当は失礼な行為だって知ってました?
ま、私は一切気にしないし、取り分けてくれる人に感謝しますが、

ちょっと考えればわかるけど箸を逆さに持つということは、
素手で持っていた部分で料理をとることですから、
間接的とはいえ、素手で料理を取り分けているのに等しい行為です。

本来であれば、店側が、大皿の料理には取り分け用の食器を一緒に提供するべきだと思いますが、
もしそれがない場合は、親しい友人同士で誰も気にする人が居ない場合は、
直箸でつつき合うことの了解を取ればいいし、そうでない場合は、
店員に、取り分け用の食器を頼むのが、もっとも適切な対応です。

結構「下品な行為」として、忌み嫌う人もいるようなので、
宴会の参加者の関係によっては、注意した方がよさそうです。



抗菌 除菌 殺菌 (続き)

2016年11月24日 | 日記
菌に対する警戒というほどではなく、
漠然とした、生理的嫌悪感がもとで、

例えば、電車のつり革や手すりにつかまることができなかったり、
エスカレーターの手すりにつかまれなかったり、
素手で食材を処理する(寿司屋など)店舗では食事ができないという人もいます。



もう、かなり前の事件になりますが、
あるチェーン店展開する焼肉店が、病原性大腸菌O-157にのよる感染症で、
多数の感染者を出し、その内の数名が亡くなるという事件がありました。

この後、レバ刺し、ユッケなどの肉の生食が法律により規制される事態に発展し、

それらの料理が、飲食店から消えていきました。


これを扱ったニュースで印象が深かったのが、


親の代から、数十年肉に携わってきたという、精肉店店主のインタビュー。


いわく、

”我々精肉のプロが食肉を捌き、
きちんとした技術の研鑽を積んだプロの料理人が調理していた昔は、
こんな事は起きたことがなかった。
今はなんでも激安ブームで、商品単価を下げるために、
まともな賃金が払えず、肉や生ものを扱う専門的な知識も持たない、
アルバイトが調理を担当するようになった。
こんなことに(法律による規制)なってしまって、悔しい”


と言われていました。


伝統のある料理が、例えば倫理的な問題を基とするわけでもなく、
法律で規制されて、食が禁止されるということは、
一種の文化の崩壊のように思えてなりません。


倫理的な問題っていうのはね、
ま、人間はなんか食べなきゃ生きていけないから、
この際、殺生に関する倫理的なアプローチをするつもりはないけど、

同じ、食材として生き物を殺す行為にしても、
例えば、生きたまま煮たり焼いたり、包丁で解体したり、
これを、調理する人間以外に披露する必要は無いのではないか、
ということです。


個人的な価値観だけど、
魚のお刺身のお造りなんかでも、
姿造りなんてものにはまったく必要性を感じません。
それが豪華な演出とも思えないし、むしろ残酷な印象を受けます。

舟(刺し盛りの)の上で、すでに身をそぎ落とされた、
頭部と骨と尻尾だけになった魚が、口をパクパクさせているのは、
神経の反射によるもので、すでに絶命している状態だそうですが、
生きた状態で身を解体されたということには違いがありません。

(ものにもよるけど)狭い生簀の中で弱りきった固体を捌く活造りなんかより、
きちんと、捕獲された後に血抜きなどの適切な処理を施されたものの方が、
はるかにおいしいです。


話が脱線してしまいましたが…


個人が生活をしていく上では、必要であれば、
細菌やウイルス、感染症などの知識を得て、必要な対策を施せばよく、

逆にそれらと密接な関係がある職業に就く人々は、
専門知識を十分に学習し、経験を積み、細心の注意を払って
業務を遂行する責任があります。


だから、前回の日記で書いたように、
菌に対して過剰な反応をする必要はない、というような考えは、
業務に関しては当てはまりません。


別に、個人の価値観を否定するつもりはないですが、
つり革や手すりに触れないなどというのは、極論すれば、
衆人環境で生活することが不可能だと言っていることと同じで、

目で見えないだけで、電車の室内は乗客の呼気で溢れていて、
それは吸気としても利用されています。
だからマスクを着用している、という人もいると思いますが、
市販されているマスクの除菌効果は100%ではないし、
その空気が肌や髪の毛に付着することを、
完全に防止することも不可能です。


手袋をしてつり革を握ろうが、つり革にも様々な雑菌が付着しているのであれば、
その手袋が汚染されます。
その手袋を一切素手で触ることなく、なんらかの除菌、殺菌処理をするか、
廃棄してしまうのならともかく、
結局それを素手で外して、また素手で装着する人がほとんどではないでしょうか?


だからあくまで、それらの行為は自分の中の「気持ち悪さ」の払拭としてであって、

万全な効果を期待してのものではないのだと思います。



それはそれで仕方のないことだと思うので、
そういう方々を否定する気持ちはまったくありません。

食べ物のの好き嫌いと同じようなもんですからね。



そうではなくて、いくら自社製品を売るためだとしても、
いたずらに、日常生活環境の雑菌汚染を煽るようなCMを流して、
無駄な警戒心を消費者に抱かせているような現状が、
ちょっと問題ではないかと思ったのです。


だって、ちょっと例えが悪いけど、
刑務所、拘置所、留置場なんて、
受刑者や被疑者の自傷、自殺行為を防ぐ名目(ごめんなさい。刑務所は違うかも)で、
トイレは(場所によって多少の違いはあるらしいけど)房(部屋の意)の中にあって、
(つまり鉄格子の中)簡単な目隠し用のついたてがあるだけで、
用便後の水も、自分では流せず、もちろん手洗いだって水でしかできない。
しかも、タオルの持ち込みはできず(首を絞める恐れのあるものは持ち込めない)、
ハンカチは確か持ち込めたはずだけど、それだって、頻繁に洗濯などできず、
ポケットに入れっぱなし。

要約すると、剥き出しの便器がある空間で、手洗いも水という、
およそ、除菌、殺菌などとは程遠い環境。


だからって、特別にそのような環境で、
なんらかの感染症が頻発しているなどということはありません。



ちょっと思い出したけど、
やはりCMで、お風呂の洗浄剤のテレビCM。

よく洗ったつもりでもこんなに汚い
とかなんとかいうコピーで、

映像は、かわいい男の子が、入浴していて、
浴槽の中のお湯の中には、CGの雑菌がうようよ(笑)
(余談だけど雑菌って、コレラ菌のフォルムをベースにしてるような印象がある(笑))

で、そのお湯を掬って、気持ちよさそうに顔へかけたら、
その顔にも雑菌がうようよ(笑)


そのCM見て、知人が、
入浴時に浴槽につかるのをやめてしまったよ(笑)
あれほど汚染されているのであれば、何を使おうが完全な除菌などできるはずがないと。


逆効果じゃん(笑)
メーカー。


もうその人は、お風呂の洗浄剤買わなくなっちゃったよ?


でもなぁ…
飲み会で牡蠣食って、みんなが腹を壊した中で、
一人だけなんともなかったような奴だからなぁ(笑)
おいら。


人間よりも菌に近い性質の生き物かもしれないね。


説得力なくてすみません。


いや。だれも求めてないね(笑)
説得力。
こんなブログに。



















抗菌 除菌 殺菌

2016年11月24日 | 日記
いつ頃からなんでしょうかね?

洗面所や、トイレ、風呂などの水周りに
「抗菌」加工された素材が使用されるようになりました。
(※現在は、水周り以外の家具や小物などでも)

そのうち、石鹸などの洗浄剤が「除菌 殺菌」の効果を謳うようになり、

最近では、もう、家中の除菌を勧めるような、除菌グッズが溢れ返っています。


今では、例えばポンプ式のハンドソープのボトルの、
そのプッシュボタンの所が汚染されていて汚い、とか言われています。

他にもCMで、お友達を招待した女性が、テーブルを水拭きしたら、
その招待された側の友達女性が「まだ水拭き? 雑菌だらけなのに…」
と、あからさまに嫌悪感を顔に表して、テーブルには雑菌がうようよ動くCG。



まあねぇ…


住まいや身の回りを、清潔に保つことは間違ってないと思います。


ただね、こんなこと続けてたら、
遠い将来、もう、防護服なしでは生活できないほど、
人間本来の菌に対する耐性能力が退化してしますような気がするんですけど、
どうなんでしょうか?


幼少の頃、私の母はとてもきれい好きだったので、
見た目には、常にとても清潔に保たれていました。
そう、あくまでも、現代の基準に照らせば「見た目には」です。


掃除が行き届いていたので、目に見える範囲に埃などは落ちていなかったけど、
食事をするお膳は水拭きだったし、水周りは、拭き掃除はされていたけど、
掃除のたびにアルコールで殺菌なんてしていなかったし、
手を洗うのに使用する石鹸だって、特別殺菌作用などありませんでした。


だからって風邪などほとんどひかなかったし、
腹を壊したり、原因不明の体調不良なんてなくて、健康そのものでした。


大昔から、人間は菌と共存して生活してきたんじゃないんですかね?


いや、そりゃ、赤痢だのコレラだの、他にも食中毒を起こすような菌は、
共存できるようなものではなく、細菌という概念のなかった時代には、
高い致死率の、原因不明の流行病として恐れられていたようですが、

このような時代(治療法が確立されていない時代)でも、致死率が100%ではなかったということは、
人間が、本来持っている免疫力で、菌に打ち勝ったということではないでしょうか。

あ、いや、罹患した患者の致死率が100%でなかったかどうかは、
正確なデータに基づいているわけではないですが、
少なくとも、人間が全滅しなかったということは、
罹患した人と、しなかった人がいたということでしょう。


感染力の強い風邪が流行している環境、
例えば、職場などで、複数の人が風邪を引いている状態でも、
その風邪に感染しない人もいます。

インフルエンザが爆発的に流行している環境で、
予防接種をしていなくとも、罹患しない人もいます。


こういうことが、人間本来の免疫力のおかげではないかと思うのですが、
どうなんでしょうか?


手を洗うという行為に対して、専門家の中には、
手の洗い過ぎを警告する方もいます。

いわく、手(に限らず恐らく全身に)には常在菌というものがあり、
人の肌に対して、有益な働きをするらしく、
過剰な手洗いは、それらの常在菌を洗い流してしまって、
言わば、手のバリアを剥がしてしまうような恐れがあるのだそうです。


また、日常生活の環境を、完全な無菌状態にすることは不可能で、
肉眼で見ることが不可能なだけで、
我々が呼吸をするために必要な空気中にだって、
チリや埃、ウイルス、細菌、花粉など、
実に様々なものが浮遊しています。


そんな環境に在って、例えば、前述のテーブル拭きにしたって、
どれほど殺菌力の強い薬剤で拭きあげたとしても、
そのテーブルが置かれている部屋が無菌状態なわけではないから、
どれほどの効果があるのか疑問です。



ただ、現代には、過去には存在しなかった、
恐ろしい感染力を持ったり、薬剤耐性を持つ細菌やウイルスが発見されています。

劇症性が顕著なウイルス性疾患もあり、
だからこそ、抗菌、除菌、殺菌などの取り組みも、今までと同じではいけない、
という事情はあるかと思います。


ですが、日常生活の範疇に於いては、完全な無菌状態が確保できない以上、
部分的に過剰な菌の弊害を訴えて商品を売ろうとする行為は、
商業戦略に過ぎない気がするのですが、

いかがでしょうか?