有機特殊肥料を取りに福島県いわき市に行ってきました。山形で作られたものをいわきのMさんが販売しているのです。去年も取りに行きました。どのくらい復興がすすんでいるのだろうと、塩屋崎灯台付近にまで足をのばし、辺りを見てきたのでした。何も変わっていないというのが印象でした。観光客を呼ぶ灯台の入場も再開されてはいませんでした。ここにはこれまで何度となく訪れていました。白い砂浜のため、天気のよいときは海は透きとおったブルーであり、白い灯台はますます白く輝いて、海にやってきたことを強く感じさせてくれるのでした。近くの校舎や体育館、橋の欄干は、津波の押し寄せた時のとてつもない圧力を知らせたままでした。瓦礫の集積所となっている校庭は、高く積み上げられた瓦礫が発酵して蒸気が立ち上がっています。集落の再興もすすんでおらず、残された土台のところには亡くなった方への花が添えられていました。地震がおきた年は、農地は手がつけられる事がなかったようですが、去年からは田んぼが再開され美味しい米を作ろうと、肥料の販売も少しづつ戻ってきているそうです。
田んぼ法面草刈です。毎年この時期に笹を刈ることで、丈が伸びずにすみます。このような作業がけっこうあります。温かくなると大嫌いな蛇が出ますので、寒いうちにきれいにしておきます。