オレ流推定日記goo

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「のまネコ」問題について

2005年09月30日 19時47分01秒 | ニュース
「恋のマイアヒ」のキャラクター「のまネコ」をめぐる一連の問題で、エイベックス・グループ・ホールディングスは9月30日、CDに収録されている特典Flashムービーを今後は付けず、「のまネコ」の図形商標の登録出願を中止するよう、同キャラクターの著作権を持つ会社に依頼すると発表した。

そもそも「のまネコ」問題とは、エイベックスが発売したCD「DISCO-ZONE~恋のマイアヒ~」が発端となった。9月、収録されたムービーに登場するキャラクターを「のまネコ」として、エイベックスネットワークスがキャラクターグッズの販売を始めたのだが、この「のまネコ」は掲示板サイト「2ちゃんねる」で長年愛されているモナーやモララーというキャラクターにそっくりなのだ。というかそのままである。

エイベックスによると、のまネコは「マイアヒ・フラッシュのイメージを残しつつ新たなオリジナリティを加えて別のキャラクターとして描き下ろされたものであり、もちろん『モナー』とは異なるものとして作っていただいたもの」だった。「まったく別物であり問題ないと考えていた」ため、海賊版対策として、のまネコの著作権を持つ会社に商標登録出願をしてもらった、とのこと。

こういったことからいわゆる2ちゃんねらーを中心にネットユーザーが猛反発した。

「ネット上のキャラクターを改変して金儲けに使うのは納得できない」

エイベックスに問い合わせや抗議をする人が続出するものの、エイベックスの返答は

「のまネコ」はモナーやモララーとは別キャラです。
「のまネコ」と「モナー/モララー」との決定的な違いについては答えられません。


このような返答ばかりだった。その後も「のまネコ」について

「モナー」などのアスキー・アートにインスパイアされて映像化したもの

皆様において「モナー」などの既存のアスキー・アートキャラクターを使用されることを何ら制限するものではございません


本来制限されるものとは思えないが。インスパイアで片付けられるとも思えない。

大手マスコミからは目立った報道はなかったものの、ネット上では大きな問題となって至るところでエイベックスに対する批判が広がった。簡単に言えば、2ちゃんねるで有名なアスキーアートであるモナーをエイベックスがパクって儲けようとしているといった感じだ。エイベックスは音楽業界でも大手であり、コピーガードのかかったCDを販売しているような著作権に対して厳しい企業のはずが今回のような軽率な行動を取っていて、呆れざるを得ない。

そんな中で2ちゃんねるの管理人であるひろゆき氏も黙ってはおらず、エイベックスに反撃を始めた。9月24日付けで、エイベックス・グループ・ホールディングスに対する質問状を公開した。内容は「のまタコ」というキャラクターの独自展開を考えており、商標登録とグッズ展開に当たって問題がないことを確認するもので、質問状に対して7日以内に返事がない場合は、黙殺されたと解釈するというものだった。

これはエイベックスのやり方をそっくりそのまま突きつけたものだ。どういうことかというと、この「のまタコ」という新しいキャラクターはエイベックス所属の浜崎あゆみのシンボルマークにそっくりなのだ。ひろゆき氏は

今回出願する商標につきましては、あくまでもグッズとして展開されるキャラクターの「のまタコ」のみであり、当然のことではありますが、わたしたちが、「浜崎あゆみロゴ」の利用に対して権利を主張することは一切ありません。

と説明している。

以下はひろゆき氏が参考にしたというエイベックスの公式発表の一部である。(既に削除されている)

今回出願した商標につきましては、あくまでもグッズとして展開されるキャラクターの「のまネコ」のみであり、当然のことではありますが、わたしたちが、モナーの利用に対して権利を主張することは一切ありませんし、他のアスキーアート (例:しぃ、モララーなど)に対しても同様です。再度申し上げますが、あくまでも商品開発における「のまネコ」に限定した商標登録出願でしかありません。

実に2ちゃんねるらしい面白い対抗策である。これに対して果たしてエイベックスはどう出るのかが注目されていたのだ。

そして返答期限である今日、エイベックスは商標登録を取り下げるという何ともお粗末な結果となったのだった。

私たちは、「のまネコ」は「モナー」とはまったく別物であり問題ないと考えていたからこそ、海賊版に対抗すること等を考えてごく普通に商標登録出願をしてもらったのですが、皆さんの気持ちの中では、「同じようなもの」というように捉えられたのだと思います。正直なところ、私たちは、別物ではあるものの、上記のとおりアスキーアート文化をバック・グラウンドとしてもつマイアヒ・フラッシュの知名度が「のまネコ」グッズ販売の一助になると考えておりました。しかし、このことが原因で今回の混乱を招いた以上、直ちにマイアヒ・フラッシュの提供を中止し、「のまネコ」の図形商標の登録出願も取り下げることで、皆さんに安心していただこうと決心した次第です。

エイベックスの公式発表からは謝罪の気持ちが見えず、あくまで「のまネコ」は「モナー」とはまったく別物であると強調しており、往生際の悪さが見えるものの、一応はこの問題に1つの決着が着いた。

個人的には2ちゃんねるやモナーを擁護する気はないのだけど、エイベックスのやり方はどうかなって疑問に思う一連の問題だった。1つ言えるのはエイベックスは今回のことで相当株を下げたんじゃないだろうか。自社製品の著作権にはかなりうるさいくせにって思ってしまう。今年の流行語大賞は是非とも「インスパイア」(=パクリ)にとってほしいものである。

ちなみに2ちゃんねるにエイベックスの社員に対する殺人予告が掲載されたそうで、殺人予告は明らかに反社会的であり、見過ごせないとして被害届を出すという。抗議や批判をすることは理解できるが、いくらなんでもこういうことはしてほしくないと思う。

阪神タイガース優勝

2005年09月29日 23時01分44秒 | スポーツ/プロ野球
プロ野球セ・リーグで阪神タイガースが2年ぶりの優勝を果たした。地元甲子園、宿敵巨人の前で優勝を決めたということで、阪神ファンにとってもこれほど最高の形はないだろう。就任2年目の岡田彰布監督はスタンドを埋め尽くした今季最多の4万8576人の観衆の前で5度、宙を舞った。

最高の舞台で胴上げが出来た。最高の選手に恵まれ、最高の1年になった。2年前、一つ忘れ物をしているので、甲子園でまた胴上げされるように全員で頑張りたい。(阪神・岡田彰布監督)

2リーグ制では5回目となる優勝を決めた阪神は20年ぶり2回目の日本一を目指し、10月22日から始まる日本シリーズでパ・リーグの優勝チームと対戦する。

2年前に優勝した時は星野監督のイメージがすごく強かったが、今季の阪神は選手が目立っていたような気がする。もちろん岡田監督の采配あってのチームとも思っているが。とにかく今季の阪神は投打の歯車がかみ合っていて、シーズンを通して安定した強さを見せてくれた。阪神打線は上位が出塁すれば、金本知憲外野手、今岡誠内野手らがしっかり還すというパターンが確立されていた。金本選手は不動の4番打者としてチームを引っ張ったし、今岡選手も打点が140を超える活躍だった。

そして投手陣ではJFKと言われている、藤川球児、ジェフ・ウィリアムス、久保田智之各投手が抜群に安定していて、先行した試合では常に落ち着いた試合運びを見せてくれた。これまでの84勝のうち、3人の継投でものにした試合は38試合にも上る。さらに藤川投手はこの日、日本プロ野球新記録となるシーズン79試合登板を果たしており、2年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献している。

優勝が決まった今日の巨人戦では先発の下柳が序盤をきっちりと抑え、金本が先制点。そして最後は「JFK」が締めるといういつも通りで最高の形だった。まさにその戦いぶりが今季の阪神を象徴しているかのようだった。逆に岡田監督が胴上げされている時の巨人ナインの表情は慣れていないのかもしれないが、ただ呆然としていて悔しさも伝わってこず、それも今季の巨人を象徴していたのかもしれないと感じた。巨人と阪神という長年のライバル球団の、残酷なほどのコントラストが見え隠れしていた。

とにもかくにも阪神の優勝で、今夜の関西は大いに盛り上がることだろう。まだ阪神ナインがビールかけをしていないにも関わらずあちこちでファンがビールかけをしているくらいで、本当にファンにとっては最高の夜になるだろう。ただし、2年前のような暴挙だけはしてほしくないけど。マナーを守って優勝の喜びを感じてほしいものだ。今夜は各局でも放送しまくるだろうから個人的にはそれを見て楽しもうと思う。

さあ、次はホークスが優勝をする番だ。ホークスがプレーオフを制するのが楽しみである。

ベストジーニスト2005

2005年09月29日 00時49分19秒 | ニュース/芸能
もっともジーンズが似合う有名人を選ぶ「ベストジーニスト2005」が28日発表され、東京都内で表彰式があった。一般の人が選ぶ部門は、歌手の氷川きよしさん(初)と歌手の浜崎あゆみさん。
ベストジーニスト賞、氷川きよしさんは初受賞 (朝日新聞) - goo ニュース

特に「ベストジーニスト」に注目しているわけではないのだが、毎年この時期に発表されていて、ニュースの記事などで見付けると、受賞者に関してついつい突っ込みが入れたくなることが多々ある。それってある意味注目しているのかもしれないけど。一応今年は氷川きよしと浜崎あゆみが受賞したようで、浜崎あゆみは5回目の受賞で、木村拓哉、草剛に続く殿堂入りだそうだ。

毎年思うけど、「ベストジーニスト」といっても、ジーンズが似合うかどうかよりも人気や話題性がないと選ばれない気がする。浜崎あゆみは置いとくけど、氷川きよしにジーンズのイメージなんてないのだけど。いつジーンズ履いていたんだろうって疑問だ。その前に普段、氷川きよし自体を見かけないのもあるけど。自分が知らないところで履いていたとしても、はっきりいって授賞式で見る限り、ジーンズが全然似合ってないんだけど。投票したのは当然ながら氷川ファンなんだろうけど、それってジーンズが似合う氷川きよしじゃなくて、氷川きよしそのものに投票してるとしか思えない。おばちゃんパワーなのかもしれない。

そもそも「ベストジーニスト」自体についてだけど、その表彰は日本ジーンズメーカー協議会ならびに岡山県アパレル工業組合が、ジーンズの良さを多くの人に知ってもらおうという趣旨で行っていて、1984年のスタートから今年で20回目を迎えるイベントになったようだ。そして「ベストジーニスト」には、『一般選出部門』、『協議会選出部門』の2つの部門があり、各部門ごとに毎年1回選出・表彰されるとのこと。

その『一般選出部門』に関しては“最もジーンズが似合う有名人”を広く一般から募集するということで、「一般ハガキ」投票、「専用ハガキ」投票、「FAX」投票、「web」投票の4つの投票の集計結果により、上位男女各1名が決定されるそうだ。ショップや新聞、雑誌などで呼びかけているそうだけど、今まで見たことはないような気がする。一般的には見るものなんだろうか。

それはいいとして、とにかく氷川きよしが選ばれたことはやっぱり微妙だなって感じである。浜崎あゆみはもう殿堂入りしたみたいだし、あえて触れないでおくけど。

次に『協議会選出部門』だけど、今年は銅版画家の山本容子、演出家のテリー伊藤、タレントのベッキーが受賞している。去年、ライブドアの堀江社長が選ばれていたくらいだけど、イマイチ選考基準が分からないのが感想である。そこで公式サイトに明記してある選考基準を見たけど、誰でもいいってことがよく分かった。ジーンズ履いてなくても愛用を切望すればいいようだ。

1)日本在住の方(国籍不問)
2)スポーツ、音楽、芸術、文学、政財、芸能等、各界でプロフェッショナルとして活躍している方
3)普投よりジーンズを愛用しているか、または協議会としてジーンズの愛用を切望する方
4)ライフスタイルが“ジーンズスピリット”に相通じるものがあると判断される方
※“ジーンズスピリット”とは……
「パイオニア」「ワイルド」「ナチュラル」「エネルギッシュ」などで形容されるジーンズのイメージ・精神。

すごく曖昧な選考基準だ。とにかく話題性が大事なんだろう。ちなみに『協議会選出部門』の過去の受賞者を見てみると、橋本龍太郎、定岡正二、安達祐実(子役時代)、小宮悦子、筑紫哲也、田中眞紀子、和田アキ子、島倉千代子、旭道山和泰、パンツェッタ・ジローラモなどなど色んな人が受賞していて、ますます選考基準が分からなくなる。たぶんその年に何らかの活躍をしているんだろうけど、ジーンズのイメージがない人もたくさんいらっしゃった。

過去の受賞者は公式サイトで見れるので気になった方は見てみてはいかがだろうか。『一般選出部門』の方を見てみると、時代の流れをすごく感じる。ちなみに気になったのは『一般選出部門』も選考基準があるのかだ。日本在住じゃなくてもよかったら、おばちゃんパワーで氷川きよし以上に「ベストジーニスト」はヨン様になりそうなものだけど。

小泉チルドレンこと杉村太蔵

2005年09月28日 22時40分21秒 | ニュース
「自民党候補応募してるじゃんって!まさか声かかるとは思いませんよ。」

「議員になったら、BMWに乗りたい。」

「ゆかりタンとボクとでは同じ外資系でも天と地の差ですよ・・・」

「初登院はそのね・・お金がないから・・初入閣なんかあったら大変だね・・ニヤニヤ」

「棚からぼた餅という言葉は僕のためにあるような言葉。」

「天変地異ですよ・・そりゃそーでしょ。いちヒラリーマンですよ。パシリですよパシリ・・」

「120%小泉チルドレンでございます。 」

「政治家にはずっとあこがれてました。女の子がアイドルになりたいって思うのと同じですよ。」

「料亭行った事ないですよ。行きたいですよ!料亭!」

「新幹線も飛行機もグリーンですよ!?グリーン!グリーンなんて乗ったことないですよ!当選したおかげで移動は全部グリーン!これが全部タダですよ!?タダ!」

「(武部幹事長からお叱りの後)ナンパはするな!間違ったことはするな、女には気をつけろ!と言われました。」

「歩き方も分からないのでキッチリ派閥に入って勉強します、ハイ。」
「え、総理が派閥に入るなと!?総理が!!?総理がおっしゃるならその通りだと。」

「(通信費)百万円もらえるんですよ!?年間かと思ったら毎月百万ですよ!!」

「(自民党公認候補証書を見て)まぁ、少なくても~
 今後杉村家において300年くらいは家宝になるだろうと・・・
 なんせその~、小泉純一郎が公認した杉村太蔵ですから!」

先の総選挙で最年少当選を果たす一方、奔放な言動が話題となっていた自民党の杉村太蔵衆院議員(26=比例区南関東ブロック)が27日午後、党本部で記者会見し、深々と頭を下げた。

「国会議員としての自覚が足りないまま、幼稚で無責任な発言を繰り返してしまいました。反省しています。」

完全に言わされている感が拭えない会見であった。正直、他に当選すべきもっと素晴らしい人材はいなかったのだろうかと疑問である。でもちょっと面白いとは思っているんだけど。ただ彼の発言の数々ははっきりいって政治家としての自覚を感じられないし、本当にこれでいいのだろうかと不安である。もちろん彼だけが悪いのではなく、マスコミであったり、世間が彼を煽っているのもあるのだろうけど。こういう人材だとどうしてもマスコミが放っておかなくて、どんどん作り上げていってしまう。

ちなみに反省して色々考えていたという連休中の3日間に本を読んだということで、記者からの何冊読んだのかという質問に

「1冊です。」

本の内容に関しての質問には

「プライベートに関する質問ですのでお答えは差し控えさせていただきます。」

あー、たぶん読んでないなって空気を感じた。

一応会見では、「フリーター・ニート世代の代表として、雇用政策、年金問題、教育問題などを中心に、死ぬ気で政策を勉強する」と意欲を懸命にアピールしていたようで、それらは今後の日本でも特に重要な問題であるので、政治活動を頑張ってほしいとは思う。とは言いつつも今の様子だとあまり期待はできないが。ちなみに杉村太蔵のブログを見てみたけど、杉村語録は一切なくて、つまんないなって思ってしまう自分もいるのだけど。

村上ファンドが阪神株大量取得の裏には何が?

2005年09月27日 19時41分28秒 | ニュース
元通産官僚の村上世彰氏が率いるM&Aコンサルティング(通称・村上ファンド)が阪神電気鉄道と阪神百貨店の株式を大量取得したことが二十七日、分かった。電鉄株の26・67%(新株予約権付き転換社債を含む)、百貨店株の18・19%を現時点で保有、村上ファンド側は「純粋な投資」としているが、大阪証券取引所株の買い占めなどで「モノ言う株主」として知られるだけに、今後の動きが注目される。
村上ファンド 阪神株を大量取得 (産経新聞) - goo ニュース

今週中にもリーグ優勝が決まりそうなことから、非常に盛り上がっている阪神タイガースに激震が走った。村上ファンドは取得目的について、大量保有報告書では投資一任契約に基づく純投資としているが、村上ファンドが単なる投資目的だけで動いているとは思えない。何らかの裏があるような気がしてならない。

阪神電鉄は10月1日に、阪神百貨店株1株に対し阪神電鉄株1・8株を割り当てる株式交換によって、阪神百貨店を完全子会社化する予定で、報告書の持ち株比率が変わらなければ、村上ファンドは筆頭株主となる見込みだ。この結果、阪神電鉄だけでなく、阪神百貨店や100%子会社の阪神タイガースの経営にも影響を及ぼす可能性もある。

では阪神タイガースが村上タイガースになるかというと、それはまずないと言っていいだろう。村上ファンドが球団を持つメリットはないと考えられる。しかし村上ファンドが単なる投資目的とも思えない。あくまで憶測だが、阪神タイガースを欲しがっている企業への転売を考えているのかもしれない。昔から阪神タイガースを欲しがっている企業は多いとされてきており、実際に水面下で買収に動いた企業もあると噂されている。

村上ファンドによる二社の株式の連日の大商いに対して市場からも「リーグ優勝への期待効果はもう終わっているはずだが」との疑問の声も多く挙がっていることから、やはり何か裏があるとしか思えない。それが転売なのかどうかは分からないが、そんなことを阪神ファンが許すはずがない。果たして、その真意は何なのだろうか。とにかく優勝が迫ったこの時期にファンに水を差すような行為だけはしてほしくないものだ。

夏ドラマ最終回視聴率

2005年09月26日 21時39分54秒 | TV・映画
ドラマ「電車男」の最終回の視聴率が発表されて、これで夏ドラマすべての視聴率が出揃った。気になる「電車男」の最終回の視聴率は30%近くはいくだろうと予想していたのだが、結果的には25.5%だった。予想よりは低かったけど、高い数字を残したとは言える。それに夏ドラマでは「電車男」が最高、平均視聴率ともにトップを維持したことにもなる。最終回に関しては放送時間の30分拡大で、視聴者的に間延びしたのかもしれない。でも個人的にはすごく楽しめたし、満足できる内容だった。

その他でも最終回の視聴率が20%を超えた作品として、「ドラゴン桜」、「女王の教室」があって、「エンジン」しか20%を超えなかった春ドラマに比べるとヒット作が増えた結果となった。ドラマっ子としても、この勢いで10月から始まるドラマでも良作に出会えることを期待したい。ただ視聴率が高いのが良作であるとは限らないので、あくまで視聴率は参考ということで。一番大事なのは当然ながら見てる人が楽しめるということだ。


最終回視聴率ランキング (平均視聴率)

1位 「電車男」 25.5%(21.0%)
2位 「女王の教室」 25.3%(16.9%)
3位 「ドラゴン桜」 20.3%(16.4%)
4位 「スローダンス」 17.8%(16.9%)
5位 「女系家族」 16.5%(13.9%)
6位 「菊次郎とさき」 15.7%(14.9%)
7位 「新・科捜研の女」 15.3%(12.8%)
8位 「海猿」 13.8%(13.1%)
9位 「がんばっていきまっしょい」 13.0%(12.4%)
10位 「いま、会いにゆきます」 11.6%(11.0%)
11位 「幸せになりたい!」 11.4%(11.8%)
12位 「刑事部屋~六本木おかしな捜査班」 10.2%(10.3%)
13位 「はるか17」 8.4%(8.8%)
14位 「おとなの夏休み」 6.9%(8.0%)

国語のテストから長文が消える

2005年09月26日 20時18分03秒 | ニュース
国語の長文読解問題なのに、肝心の「長文」がない。ドリルなど副教材を作っている教材出版社が小学生向けに作る教科書準拠型のテストや、大学入試の過去問題集の一部で、そんな「異常事態」が続いている。理由は著作権。長文の作者である作家らの利用許可が得られていないためだ。来月にも新たな提訴が予定されるなど、教材分野でも、著作権紛争が熱を帯びている。
国語テスト、消える長文 著作権理由で訴訟も (朝日新聞) - goo ニュース

著作権は非常に大切な権利で、作家や作曲家などの著作権者の権利は保護されなければならない。それが営利目的でも、ボランティア精神であっても、著作権を破棄しない限りは本人の権利である。だからそれに対する対価を求めることは当然だと思う。最近はそういった著作権絡みの訴訟も増えており、本人が権利の保護を訴えるケースも非常に多い。自分に置き換えて考えたら、もし自分が作り出した作品が無断に無償で使われたら、やはり疑問を持つだろうし、対価を求めるかもしれない。

訴訟を起こしている原告の1人である作家の松谷みよ子さんも「出版社も印刷業者も経済活動を営んでいる。なぜ作家だけが、無断かつ無償で作品を使われるのでしょうか。きちんとした対価は創作活動の支えです」と話しているように、そう思うのも当然のことだ。しかし、一番困るのは子供たちや受験生であることを考えたら、作家側と出版社側の双方が納得できる解決策が早期に見つかることを願いたい。

ただ矛盾してしまうが、作家の著作権は保護するべきだと思う以上にこうした事態になってしまうことが非常に残念でならない。作家の権利や対価も大事だが、それが誰のために、そして何のために使われているのかをよく考えてもらいたい。目先の利益にこだわることで、将来の読者を失ってしまわないだろうか。子供たちの読解力に悪い影響がないだろうか。ただでさえ活字離れが叫ばれている昨今で、こうした異常事態のせいで子供たちの読解力が落ちて、さらなる活字離れを引き起こしてしまわないかと感じてしまう。

それに例え無償で使われていても、そこからその作家のファンになって読者になる子供だっていると思う。稀なことかもしれないが、その子供の心に残るかもしれない。問題として使われることで、無償の広告になるという考えにはならないだろうか。作家にも生活があるわけだし、著作権の保護を求めることは悪いことではないから、作家を責めることはできないが、何か違う気がしてならない。とても難しい問題であるが、どうなんだろう。

実際に教育現場がこうした異常事態にどこまでなっているのかは分からないが、今回の記事のようになっていくとしたら、すごく悲しいことだ。法律的には入試問題に使用することや教育機関における教育目的での使用は認められているので、入試や学校のテストからすぐに長文問題が消えるわけではないが、教育出版社や予備校関連の教材も教育にとっては非常に大事なものである。作家の皆さんが大人の対応を見せるか、法的な整備をするしかないのかもしれないが、できるだけ子供たちが混乱を招かないようにしていただきたいものだ。


〈教科書・試験問題と著作権〉著作権法は、教科書については、他人の著作物を無許諾で掲載することを認めているが、補償金の支払いと、著作者への通知を求めている(33条)。高校や大学の入学試験などでは無許諾・無補償で使うことを許し、営利目的の予備校の模擬試験は補償金の支払いを義務づけている(36条)。また、授業を担当する教師がテスト問題を作成する場合は、必要な範囲で使うことができる(35条)。

仰木監督の勇退と田尾監督の解任

2005年09月25日 20時10分55秒 | スポーツ/プロ野球
プロ野球パ・リーグは25日、ソフトバンクがレギュラーシーズン単独1位と西武戦2年ぶりの勝ち越しを決めた。松中が4回の45号2ランと6回の二塁打で3打点の活躍を見せ、7回にも森本の中前打で加点した。エース斉藤は完投こそ逃したが、9回二死まで2失点の好投で今季16勝目を挙げた。これでソフトバンクの1位、ロッテの2位、西武の3位と、プレーオフに進出する3チームの順位が確定した。

プレーオフの第1ステージ(3回戦制)は10月8日からロッテ-西武(千葉)で開催される。その勝者が12日からの第2ステージ(5回戦制)に進出して、ソフトバンクとリーグ優勝を懸け、ヤフードームで対戦する。ソフトバンクとしては2位のロッテに5ゲーム差をつけて、アドバンテージ1勝を取りたかったところだが、残り試合が2試合となり、可能性はあるものの厳しい状況となった。ホークスファンとしても昨年のような悔しい思いはしたくないので、残り2試合を頑張ってほしいところだ。

さて、プレーオフに進出する上位3チームはこれからリーグ優勝を懸けて争うわけだが、下位3チームにとっては今季の終戦を迎えており、それぞれ来季に向けて動き出しているようだ。プレーオフ進出にあと一歩及ばなかったオリックスの仰木監督と約半世紀ぶりの新規参入球団を率いた楽天の田尾監督がそれぞれ辞任することが明らかになった。ただし辞任する2人の理由は対照的で、仰木監督は惜しまれつつの勇退であり、田尾監督は成績不振を理由に解任されることになった。

仰木監督は高齢なことからもたびたび体調面に関する不安が囁かれており、実際に夏場以降は体調が芳しくなかったようだ。さらに3年前に大病を患ったこともあり、定期検査が欠かせない日々を送っていたそうだ。球団側は仰木監督の手腕を高く評価しており、早くから続投を要請していたようだが、そういったことからも最終的には仰木監督の意思を尊重して、勇退することが決まったようだ。

今季のオリックスは主力選手が揃って不振を極めており、かなり苦しい台所事情であったにも関わらず、そこは「仰木マジック」と言われている名将だけあって、プレーオフ進出目前までチームを率いたのはさすがである。まさに合併チームの土台作りに大きな貢献をしたと言えるだろう。高齢のため、もう監督業に復帰するのは難しいかもしれないが、これまでの功績からも阪神の星野SDのようなポジションを球団が用意して、今後もオリックスの強化に務めてもらいたいものだ。

後任としては、広島の山本監督の辞任で、広島を退団することが決定的になった三村ヘッドコーチをリストアップしているそうだ。2003年オフにも一度は監督就任を打診していたそうで、3年越しのラブコールとなる。広島一筋できている三村氏であるが、関係者によると広島以外の球団の監督就任にも前向きに考えてるようで、オリックスで指揮を執ることに支障はないという。ちなみに三村氏の監督通算成績は5年間で337勝323敗1分けで、勝率5割1分1厘となっている。

そして仰木監督とは対照的に球団から解任されることになった楽天の田尾監督だが、3年契約で新規参入球団を率いていて、その選手層の薄さなどから25日現在、38勝95敗1分けで断トツの最下位が確定している。チームは4月に11連敗、8月にも再び11連敗を喫するなど、シーズン100敗は免れたものの、パ・リーグでは40年ぶりの90敗を記録してしまい、散々なシーズンとなってしまった。

球団内では8月から続投かどうかの検討を始めていたようで、田尾監督に采配や選手起用についてのリポートを提出させており、最終的には「来季以降につながらない」と判断したとのこと。球団も田尾監督の人気は高く買っていたようだが、その人気面でも陰りが見えており、最近はファンからも監督交代を望む声が球団に多く寄せられるようになったそうだ。楽天の戦力を見れば誰が指揮を執っても変わらないだろうから、田尾監督はかわいそうな気もするが、それも仕方がないのだろう。

楽天の後任としては、社会人野球シダックスGM兼監督野村克也氏、野球評論家広岡達朗氏、同森祇晶氏らの名前が挙がっているようだが、今のチーム状態では誰がやっても厳しいだろう。まずは戦力を補強しなければ始まらない。補強に関して、三木谷オーナーはかなり出し渋っている印象を受けているが、今度のオフシーズンでもそういったことでは一向に強くはならないだろう。今シーズンももっと補強に力を入れていれば90敗もしなかったかもしれないわけだし。

一応、三木谷オーナーも「ドラフト、FA、外国人らでセンターラインを補強したい」と明言しているようなので、どれだけの補強ができるか期待したいところである。大量にリストラも敢行するようだし、是非楽天にはもっと強くなってほしい。そうしないと、パ・リーグの盛り上がりに欠けてしまう。今年は初年度ということでいいけど、来季以降も同じような状況だとファンからも見放されてしまうだろう。

というわけで、ホークスファンとしてはこれからプレーオフで盛り上がりたいところだけど、パ・リーグ全体の盛り上がりのためにも下位チームも来年は頑張ってもらいたい。今年のロッテの快進撃のように、やはり強くならないとファンも盛り上がれないだろうし。でも個人的にはホークスが優勝してくれたら、それでいいんだけど。

過去のテレビ番組をネットで見る時代

2005年09月24日 23時07分35秒 | ネット・PC
テレビ番組を見逃してしまったり、面白かったのでもう一度見たいと思っても、録画していなければその番組を見ることはできない。テレビ好きじゃなくても一度くらいはそんな経験されたことがあるんじゃないだろうか。最近はお笑い番組や地方の人気番組がDVD化されることも多いし、ドラマも放送終了後には大抵がDVD化される。または再放送という形で見れることもあるだろう。しかし日々流れている番組のほとんどは、録画していない限り二度と見ることはできない。

どうしても見たくなって、片っ端から知り合いを当たったり、ネットを使ってどうにか探そうとする人も中にはいるかもしれないが、ほとんどの人は諦めるしかないし、実際そんなに気にしないだろうし、時間が経てば忘れてしまうだろう。その内容が気になったとしても、当然ながら周りで見ていた人がいれば聞けるし、いなくても今はネットでもすぐに調べることもできる。しかし、もしそういった過去の番組を手軽に見れる環境があればどうだろうか。

やはりただ内容を知るよりも、その番組自体が見れた方がいいだろうから、過去の番組をネットで手軽に見れるようになれば、利用したいという人もたくさんいるのではないだろうか。もちろんテレビに固執していない人やテレビ自体が忙しくて見れなかったり、テレビに興味のない人もいるだろうが、恐らくそれなりに多くのニーズはあるだろうし、そういったインフラが整備されること自体は悪くないだろう。なくても困らないが、あれば便利なものだと思う。

最近は大手ポータルサイトも動画配信に力を入れていており、数年前に比べればかなり視聴環境も良くなってきているし、今年USENが開設した無料ブロードバンド放送の「GyaO」もコンテンツの充実から会員数が多く、ようやく国内の動画配信サービスが本格化されてきてはいるものの、どうしてもテレビ局側のコンテンツは少ないのが現状だ。ただテレビ局側もネット配信事業を本格的に検討し出しているようで、今秋から日本テレビが独自の動画配信サイトを立ち上げたり、フジテレビが一部のスポーツ番組のネット配信を始めている。

そんなテレビとネットの融合であるが、ソフトバンクが大きな動きを見せている。ソフトバンクと、NHKやフジテレビなど在京民放テレビ局5社が、ソフトバンクが新たに開設するインターネットサイトでテレビ番組を配信する方向で最終調整しているのだ。サービスの開始は来春を予定しており、配信される番組はいつでも見たい時に見られる「ビデオ・オン・デマンド」方式で、原則として無料にする方針だ。USENの「GyaO」や従来のテレビ番組と同様に広告収入で運営していくようだ。

ただし、サービスが開始されてすぐに過去の番組が手軽に見れるようになるわけではなく、最初はニュースや旅番組、一部スポーツ番組、地方局や韓国のテレビ局の番組が中心に配信される予定だ。視聴者のニーズが高い番組は、バラエティーやドラマ、音楽番組などになるだろうが、こういった番組にはどうしても著作権の問題が絡んできて、簡単には放送できない複雑な仕組みになっているのだ。

テレビ番組の著作権をクリアするためには、出演者や所属事務所だけはでなく、制作に携わった多くの関係者の了承を得なければならず、ハードルが高くて非常に時間も手間もかかるのだ。了承が得られなければその番組は一切放送できなくなる。そういったことからDVD化も再放送もできない番組も数多く存在する。つまりソフトバンク側がこの問題をクリアして、いかに魅力あるコンテンツを用意できるかに、このサービスの成功がかかってくるのだ。

というわけで、本当の意味で過去の番組をネットで手軽に見れる時代になるのは何年先になるのか分からないが、いずれそうしたスタイルで視聴するのが当たり前になっているかもしれない。まずはソフトバンクの事業が成功しなければテレビとネットの融合は見えてこないだろうから、ソフトバンクがどれだけ魅力のあるコンテンツを用意できるのか期待したいところである。

ちなみに来春の本格サービス開始に向けて、10月から半年かけて配信を実験するようなので、興味のある方はどの程度のサービスなのか体験してみてはいかがだろうか。

秋にもゴールデンウィークが誕生

2005年09月24日 02時03分09秒 | ニュース
秋にもゴールデンウィークができるのを知っているだろうか?毎年ゴールデンウィークを楽しみにしている人も多いだろうが、ゴールデンウィークが年に2回もあったらすごくうれしいことではないだろうか。といっても毎年秋にあるわけではなく、秋のゴールデンウィークが実現するのは4年後とまだかなり先のことである。

これは「ハッピーマンデー」と「国民の休日」という祝日法のマジックが生んだもので、4年後の秋に5連休があるのだ。秋のゴールデンウィークが実現するのは平成21年9月のことで、そのからくりはこうなっている。まず19日と20日は土曜日と日曜日だ。21日はハッピーマンデーで第3月曜日に移動した祝日の「敬老の日」となる。そして23日は同じく祝日の「秋分の日」である。

ここからだが、21日と23日の間にある22日が祝日と祝日に挟まれた平日となる。つまり、祝日法の規定により22日が「国民の休日」となり、週末の土日を含めると5連休になって、秋のゴールデンウィークの誕生となるわけなのだ。「秋分の日」は年によって異なるため、毎年5連休とはいかないようだが、同様の5連休が2050年までに6回あるそうだ。

こうして誕生する秋のゴールデンウィークは、そもそもは平成10年にできたハッピーマンデーのおかげで実現することになったのだが、5年前に国会で4月29日を「昭和の日」、5月4日を「みどりの日」にする改正法案が提出され、「国民の休日」に関する条項が削除されるのではないかという見方もあったそうだ。しかし、結局は一切修正されることなく、今年の5月に改正祝日法が成立したことから実現となったのだ。

4年後ということでかなり気が早いかもしれないが、年に2回のゴールデンウィークなんてうれしい限りである。休みが多くて逆に嫌な立場の人もいるだろうけど、大抵の人にとっては大型連休を楽しめるだろうし、潤う業界も多いだろう。経済的にもいいんじゃないだろうか。2050年までに6回しかないようだけど、どうせなら毎年やってほしいくらいである。ちなみに携帯も新機種はこの5連休がきっちり表示されるようなので、新しい機種をお持ちの方は携帯のカレンダーを確認されてみてはいかがだろうか。

「電車男」に仕掛けられた小ネタ

2005年09月24日 00時17分27秒 | TV・映画
ドラマ「電車男」が最終回を迎えてしまった。当初はそんなに期待はしていなかったものの、見ているうちにすっかりハマってしまって、気が付けば毎週楽しみにしていた。映画版はまだ見ていないが、原作は読んでいてストーリーは知っていたけど、ドラマでは遊び心ある様々な仕掛けや小ネタ、魅力溢れる脇役にスレ住人たちと、ほんとに楽しませてもらった。もちろん「電車男」役の伊藤淳史も「エルメス」役の伊東美咲もすごくよかった。

遊び心としては、「スローダンス」とのコラボやホリケンのヲタクキャラである秋葉カンペーさんがそのまま登場したり、エルメスの父親役にスクールウォーズのテーマ曲とともに山下真司が登場したりと、たくさんの笑える小ネタが盛りだくさんであった。エスパー伊東なんかも出てたし、振り返ると思い出せないくらいたくさんの小ネタがあった。個人的には疎くて分からなかったが、電車男がアニメヲタクということでアニメ関連のネタもかなりちりばめられていたようだ。ガンダムとかに詳しければもっと楽しめたのだろうが。

そんな遊び心満載の「電車男」は最終回でもさらに様々な仕掛けがあった。主題歌を歌うサンボマスターがそのまま登場して歌っていたり、以前から謎にされていた電車男の母親もついに登場した。母親役は戸田恵子だったのだが、これもまさに小ネタだったようだ。後から知ったんだけど、実は戸田恵子は「機動戦士ガンダム」でマチルダ役の声優をしていたのだ。アンパンマンくらいは知っていたけど、そこまではさすがに知らなかった。ドラマの中でも何度となくマチルダってセリフやフィギアが登場していたが、すべてはこのための伏線だったのかもしれない。

さらに電車男とエルメスのラブシーンでは、ドラマでは今まで見たことがないモザイク処理が使われていたのには驚いた。ドラマでモザイクを見たのは「特命係長 只野仁」と今回の「電車男」くらいだ。ラブシーンも含めた告白前後のシーンでは結構原作に忠実なところもあって、原作で言ういわゆる大人のキスシーンになるわけだけど、そのシーンをまさかモザイクで処理するとは思ってもみなかった。

ラストの電車は「銀河鉄道999」をかけていたんだろうけど、最後にしてはあっさりした終わり方だったような気もした。ドラマ版ということで、告白するまでをかなり引っ張ってきていて、ドラマならではの「その後」も少しは描かれるのかと思っていたけど。恐らくそこは先日もお伝えした「電車男・アナザーストーリー」の方でやるんだろう。先週は「最終章」で、今回が「最終回」、そして今度の番外編が「もう1つの最終回」的なところだろうか。でも今回の大人のキスのように原作を忠実に描くとしたら、果たしてどう表現するのか気になるところである。

とにもかくにもドラマ「電車男」はまさに涙あり、笑いあり、感動ありって感じですごくよかった。最終回ではすっかり感動して、目頭が熱くなってしまったし。でもそれだけ感動させる描き方をしていたと思う。これだと「電車男・アナザーストーリー」を見ない訳にはいかない。たぶん見る人も多いだろうけど、まさにフジテレビの思惑通りに高視聴率を取りそうな勢いだ。そうなってくると、「踊る大捜査線」方式で「電車男」もどんどん番外編が制作できそうだ。スレ住人も含めるとかなりのキャラがいるわけだし。個人的には陣釜美鈴役の白石美帆を主役にした「派遣女 陣釜美鈴」あたりを制作してもらいたいところだ。

ちなみに「電車男」を見るまでは伊東美咲のことはあまり好きではなかったけど、このドラマを見てエルメス役がすごくハマっていて、単純にも伊東美咲っていいなって思うようになった。今まではあのチープな演技力からどうしても好きになれなかったけど、こういう役だとそれも気にならなくて、反則的にかわいいことが分かった。これで10月に始まる月9新ドラマ「危険な美女」も見ることは確定である。2クール連続で主演をするのは異例なそうで、フジテレビも伊東美咲にかなり期待していることが分かる。

ところで「電車男」でやっていたニワトリのサイトを覚えているだろうか。見ていた人は分かるだろうけど、ドラマの中で言葉を入力するとニワトリが反応するというサイトが出ていた。これの元になったサイトがあって、実際にはドラマとは違ってニワトリの着ぐるみになっていて、かなりリアルなニワトリだけど、ドラマ同様に言葉を入力すると行動してくれて結構面白いので、気になった方はやってみてはどうだろうか。ただし、海外のサイトなので英語で入力しなければいけないが。言葉に見合った行動をしてくれるし、変な言葉を入力すると目をギロっとさせて怒ったりもするので、色々試してみると面白いだろう。

電車男 DVD-BOX

ポニーキャニオン

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古田監督誕生へ

2005年09月23日 16時27分31秒 | スポーツ/プロ野球
ヤクルトの古田敦也捕手が22日、東京・新橋のヤクルト本社で多菊善和球団社長と会談して、正式に新監督就任を要請された。ヤクルトは21日に若松勉監督が正式に監督辞任を表明しており、来季の新体制に向けて着々と動き始めたようだ。古田はこの要請に態度は保留したものの、就任を前向きに考える意向を伝えたことから、シーズン終了後にはいよいよヤクルト古田監督の誕生が見えてきた。

多菊社長との会談の中では年俸、契約年数にまでは至らなかったようだが、今後のヤクルトの改革案について大きく話し合われたようだ。双方から観客増員のために、フジテレビとの連携強化や球場のプロデュースをイベント会社に委託するなどといった提案が出されたようで、全盛期から2/3ほども落ち込んでいる観客動員の増加を目指すことになった。多菊社長も要望にはできるだけ応えていく姿勢のようだ。

会談の最大のポイントとしては、今オフにもポスティングシステムでメジャーを目指すと報じられてきた石井弘寿投手や岩村明憲内野手の引き留めだった。多菊社長はこれまでも選手のメジャー移籍を容認する方針を示してきたが、古田選手が求めているのは優勝できる戦力だ。投打の柱である2人の離脱による大幅な戦力ダウンを懸念しているため、多菊社長も引き留めに本腰を入れる考えを強調した。

古田選手は以前から球団の体質に不満を持っており、他球団への移籍する話も報道されていたが、今回の多菊社長との会談後は笑顔で報道陣の前に現れて、球団の熱意が伝わったことを示唆して、監督就任要請受諾へ前向きな姿勢を見せた。残り試合が15試合あるため、まずは選手として集中していきたいとのことだが、シーズン終了後には正式に就任することが発表されるだろう。

古田監督が誕生するのは濃厚であるが、ここで気になるのが以前から注目されてきた現役を続けながら監督も務めるいわゆるプレイングマネージャーになるのか、現役を引退して監督に専念するのかということだ。古田選手には現役を続ける想いが強いようなので、恐らく本人としてもプレイングマネージャーの道を選ぶつもりだろうが、果たして実現するのか楽しみなところだ。球団側もプレイングマネージャーに関しては認める姿勢を見せていることからも実現する可能性は非常に高いとは言える。

古田選手がプレイングマネージャーになれば、古田選手が入団1年目から9年間、ヤクルトの指揮を執り日本一の捕手に育て上げた師匠である野村克也氏の南海時代以来、29年ぶりのプレイングマネージャー誕生になる。その現シダックスGM兼監督の野村氏は愛弟子の古田選手に「選手と監督とは180度違う。彼もその立場になればいろんなことが分かってくるでしょう」とやや辛口のエールを送っている。

正式に決まるまではもう少し時間がかかるが、その発表を楽しみにしたいところである。果たしてプレイングマネージャーとして指揮を執るのか注目していきたい。自身の公式ブログにも今後、監督就任に関することが書かれるかもしれないので、合わせて注目しておきたい。

堀江社長、衆院選の真相を語る

2005年09月22日 23時33分21秒 | ニュース
先日の衆院選で無所属で広島6区から出馬したライブドアの堀江貴文社長であるが、国民新党の亀井静香氏と激突し、約25,000票差で落選したものの、84,433票を集めるという善戦を見せていたが、今まで語らなかったその本音を日経ビジネスの「敗軍の将、兵を語る」というコーナーで激白しているようだ。というよりかなりぶっちゃけている。

健闘したとか言うけど、選挙は票を取った取らないの問題じゃなくて、勝ち負け。負けちゃったら意味がないですから。まあ、組織がないと選挙ができないってことでしょ。

広島を選んだのは、亀ちゃん(亀井静香氏)に勝ちたいというのが、まず大きい。彼は、古い政治の象徴みたいな人じゃないですか。

最終的に自民党からの公認を得られなかったのは、社長を辞めろとか訳の分からないことを言い出すので、最後はふざけんなよという話になったんです。本当に政治家ってバカだなと思ったんだけど。

僕、岡田さんに「ぶっちゃけた話、何をやりたいんですか」と聞いたんですよ。彼は「政権交代です」と言うから、「だったら郵政民営化賛成と言わないと絶対に政権交代できませんよ」って言ったんですけど、それは無理だと。その時に、「ダメだ、この人」と思いましたよ。僕、岡田さんに「負けますよ」と言いましたもん。

結局、公認するには2つ条件があって、比例区の名簿は普通の順位で、要は優先しないと。あとは社長を辞めるのが条件だと言ったからね。「国政の方が崇高だ」とか「ライブドアごとき辞めてしまえ」ぐらいの勢いで。正気の沙汰じゃないですよ。

何か感覚が古いんですよ。だから僕、3時間ぐらい飯島さんとかとバトって、怒りまくってキレかかってたからね。最後は、じゃあもういいよと。「勝手に無所属で出ます」となったんです。

まあ、今回は精いっぱいやったよ。これ以上のことはもう無理だよ。だって(亀井氏の地盤の中心である)庄原市で、どうやって人を集めるのっていう話じゃない。

あいつはよそ者だという感じで、会って話すら聞いてもらえない状況でした。亀ちゃんも人の悪口しか言わないからさ。「堀江はお金で人の心を買えると思っているんだ」とか、「家賃300万円のところに住んでいる人間に何が分かる」とか、ほとんどそういう話ばかりですからね。ナンセンスでしょう。

今回勝てれば、首相も見えたかなと思ったんですけど。自分的には今回がラストチャンスだったかもしれない。50歳で総理になってもしょうがねえなっていうのがあるからさ、自分的には。

だから4年後、実際に出るか出ないかは分からないけど、広島6区で地道に何かやっていこうとは思ってます。地元のポータル(玄関)サイトを作るとか、そういう地味なこと。

小泉さんは、もう俺なんかと会ってくれないんじゃないの。だって、負けた兵に興味はないでしょう。別に会ったところで何も変わるわけじゃないし、まあ、頑張ってくださいよと。


相変わらずの堀江節といった感じで、今回の衆院選の真相をぶっちゃけているかなり興味深い記事である。この「敗軍の将、兵を語る」のコメントからは出馬を巡って、自民党との激しいやり取りがあったことが分かる。ある程度報道はされていたが、どうやらその想像を超えるバトルを展開していたようだ。今後の政治家活動に関しては、ラストチャンスだったと語っていることからも、恐らく4年後の出馬はなさそうと言える。

元々彼にとっては当選しようが、落選しようが、どちらに転んでもおいしいといった感があったことは否めないが、個人的には当選していたら政治がもっと面白くなった気がしないでもないところだ。ただ4年後に関しては本人もあまり考えていないようだし、ライブドア自体がどうなっているのかも不透明である。もしかしたらホリエモンっていたっけなって、過去の人になっている可能性もあるわけだし。

これまでの露出度からも今年が一番いいタイミングだったことは言えそうだ。プロ野球買収問題、ニッポン放送買収問題、衆院選出馬と、常に世間に話題を振りまいているが、選挙が落ち着いた今、次は一体何をしかけてくるのか楽しみなところではある。

堀江社長の記事の詳細は「敗軍の将、兵を語る」

「NANA」続編決定

2005年09月21日 23時32分40秒 | TV・映画
中島美嘉(22)宮崎あおい(19)がダブル主演し、公開中の大ヒット映画「NANA」の続編製作が決定し、20日、配給の東宝が発表した。中島、宮崎は続編出演を快諾し、松田龍平、成宮寛貴、玉山鉄二ら主要キャスト、大谷健太郎監督も続投する。来夏にクランクインし、07年公開予定。
176万人動員映画「NANA」続編決定! (日刊スポーツ) - goo ニュース

9月3日に公開されて以来、大ヒットを記録し順調に興行収入を伸ばしている映画「NANA」であるが、早くも続編の制作が発表された。公開2日間で興行収入5億3600万円を記録して、配給元の東宝が目標を77億円に上方修正したことでも話題となったが、その後は若干伸び率も減っており、19日までで約176万人を動員、興行収入23億円となっている。昨年大ヒットした「世界の中心で、愛をさけぶ」よりは劣りそうではあるものの、日本映画としては大ヒットと言えるだろう。

「NANA」のヒットは映画だけでなく、中島美嘉が歌う主題歌「GLAMOROUS SKY」が2週連続オリコン1位を記録しており、劇中歌の「ENDLESS STORY」(REIRA starring YUNA ITO)もヒットしている。さらに原作コミック最新刊も3週連続1位と、映画、音楽、原作の3つのメディアで相乗効果を起こしている数少ない成功例として高く評価されている。3つのメディアが上手くミックスされており、今後も若い女性を中心にブームは続きそうだ。

そんな現在も公開中の「NANA」は原作の一部を映像化しただけに過ぎず(5巻までのストーリー)、さらに原作は現在も連載中ということで、続編が制作されることはごく自然な流れであり、誰もが思っていたことだろうが、東宝から正式に発表されたということで、「NANA」ファンにとってはうれしい発表になったことだろう。東宝も続編に関しての構想はあったようだが、今回の大ヒットから決定が早まったのだろう。ここまで早く、具体的に決まることは異例なのだそうだ。

続編のクランクインは来夏を予定しており、公開は2007年になりそうとのことで、まだ先のことになるが、キャストなどは同じ布陣で撮影されるようなので、今後のシリーズ化の可能性も考えると、ファンにとっても安心して見られるだろう。やはり続編やシリーズ物でキャストが変わった時にはどうしても違和感が出てしまうので、とりあえず次回作に関してはそんな不安もないようだ。

東宝としてもファンからの要望があれば、原作がまだ続いていることからもシリーズ化して続けていきたいという姿勢のようだ。映画のヒットから原作の人気もさらに高まる一方のようなので、今後も映画版が続々と製作されていきそうな勢いである。原作は現在13巻まで発売されているわけだし、今の人気からはそう簡単には終わりは迎えそうにないことからもしばらくは「NANA」ブームが続きそうだ。映画版も含めていつまで続いていくのか注目したいところである。

映画〈NANA〉フォト・メイキングブック

集英社

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「電車男」の番外編

2005年09月20日 18時46分38秒 | TV・映画
22日に最終回を迎えるフジテレビ系ドラマ「電車男」の番外編が放送されるそうだ。「電車男・アナザーストーリー(仮)」として、「電車男」で劇団ひとり演じるアニメヲタク、松永勇作を主人公にした1時間半の特別ドラマで、10月6日に放送される。松永がかつて掲示板を賑わせた『ギター男』だったという設定で描かれるオリジナルストーリーになるそうだ。

ドラマ版「電車男」の放送前は、原作やマンガ、映画といったあらゆるメディアで出し尽くされた感が否めず、すでに飽きられてしまっているのではないかといった懸念もあったのだが、蓋を開けてみたら平均視聴率20・6%と、今クールのドラマの視聴率トップを快走している。先週の放送では同ドラマ最高視聴率となる24・1%を記録しており、最終回でどこまで数字が伸びるかも楽しみである。

そんな「電車男」は最終回に向けてますます盛り上がりをみせる中、17日に放送された日本テレビ系ドラマ「女王の教室」の最終回の視聴率が25・3%を記録しているが、恐らく「電車男」はさらに上をいきそうだ。「電車男」の最終回での結末は分かりきっていることだが、どういった経緯で伊藤淳史扮する「電車男」こと山田剛司と主演の伊東美咲演じるエルメスがハッピーエンドを迎えるのか見守りたいところである。

さて、その「電車男」の番外編だが、本編が絶好調なことからも番外編でも高視聴率を取りそうな勢いだ。本編では脇役でどうしても出番は少ないが、劇団ひとりが演じる松永勇作はヲタクキャラとしてかなりはまっているし、番外編でそのキャラクターの魅力が存分に発揮されるのではないだろうか。松永は「電車男」が登場する前の掲示板で話題をさらっていた『ギター男』と呼ばれる人物だったという設定で、『ギター男』の意味、過去に松永を襲った恋の悲劇をコミカルタッチに描かれるそうだ。「電車男」ファンからは、エルメスと山田の新たなエピソードにも期待したいところだろう。

フジテレビ的には「踊る大捜査線」シリーズの番外編「交渉人 真下正義」と「容疑者 室井慎次」のヒットから味を占めて、こうした番外編などの新たな方向性を模索しているのだろうが、個人的には面白い試みだと感じるし、人気作品であればその世界観を広げる意味でも、今後もやってみてもいいのではと思う。好きな作品であれば主人公だけでなく、脇役に好きなキャラがいる場合もあるだろうし、続編とは違った意味での面白さがあるだろう。

さらに年末には映画「交渉人 真下正義」に登場した寺島進が扮する木島丈一郎警視を主人公にした番外編も放送されるようなので、今後もこの流れは続きそうだ。もちろんこういう流れに批判的な方もいるだろうが、番外編ならではの見せ方もできるだろうから期待はしている。とりあえずは番外編の前に「電車男」の最終回が先だけど、番外編も含めて非常に楽しみである。