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オレ流推定日記goo

☆オレ流に推定で更新するブログです☆

written by mottsu since 2004.09.01

サッカー日本代表の今後

2006年06月25日 23時53分52秒 | スポーツ/サッカー
九州はすっかり梅雨本番という感じで、ここ数日は雨模様が続いて若干テンションも下がり気味な今日この頃であるが、そんな気分を吹き飛ばすべく、今日はサッカーやバスケなどをして楽しんだ。久々に体を動かしたので明日は筋肉痛になるのではないかとびびっているのだが、やはり体を動かすのは気持ちのよいことである。ちなみに元ワンゲルらしくロッククライミングまでやってしまった。

そんなスポーツと言えば、今はやはり世界中が注目しているサッカーW杯ドイツ大会なのだが、ジーコジャパンが一次リーグで姿を消したことから、恐らく本当のサッカーファン以外のW杯への関心はすっかり薄れてしまっているのではないだろうか。昨日行われたドイツ対スウェーデンを皮切りに、いよいよ決勝トーナメントが始まったわけだが、本来はここからが面白くなるところである。

ブラジル、アルゼンチン、ドイツあたりが本命だろうが、サッカーは何が起こるか分からないところが面白いわけで、番狂わせも十分あり得るだろう。フランスのジダンやイングランドのベッカム、ポルトガルのフィーゴなど、恐らく今大会が最後になるであろう選手たちの活躍にも期待したいし、アルゼンチンのメッシといった若い選手たちの台頭も非常に楽しみだ。

そんなわけで、決勝トーナメントを楽しみたいところなのだが、放送時間が遅いことと、どうしても仕事が忙しいこともあって、どこまで視聴できるかは微妙なところである。ダイジェスト的な視聴が多くなってしまいそうだ。プラス少ないながらも見てきた春ドラマもいよいよ最終回を迎えてきていることもあるし。サッカーとはまったく関係ないけど、相変わらずのテレビっ子ぶりなのだ。

さて、とりあえずそれは置いといて、今後のサッカー日本代表のことだが、日本サッカー協会の川淵三郎会長自身による「世紀の失言」で、イビチャ・オシム氏(65)=Jリーグ1部(J1)・ジェフ千葉監督=がサッカー日本代表の新監督に就任することが確実と言われている。オシム氏は年齢的な問題を除けば、過去のW杯での実績、現在のジェフ千葉を強化した指導力などから監督して申し分ないだろう。個人的にも非常に期待できる人事だと感じている。

ただし、それはこれから先のことであって、まずは今大会の敗因を分析、反省することが先決ではないだろうか。いわゆる黄金世代と呼ばれている選手たちが臨んだ今大会だが、彼らは年齢的にもピークというか、最も良いタイミングで迎えたはずだ。前回はまだ若かった選手たちはそれぞれ海外などでいい経験をしてきたことだろう。

世界との壁が深かったと言ってしまえばそれまでだが、Jリーグが発足して10年を迎え、代表のほとんどが海外でプレーする現在の代表は過去にない最高の人材と言っても過言ではない。そんな選手たちで臨んだわけなのに、このように不本意な形で終わってしまったのは非常に残念だ。ジーコの采配やジーコに丸投げした日本サッカー協会だけのせいにするつもりはないが、ジーコジャパンは失敗だったとも言えるだろう。

これからはジーコジャパンがどうだったと言うより、オシムジャパンがどうなのかと言う報道の方が増えるだろうが、今はまだジーコジャパンのどんなところが失敗だったのかをしっかり反省してもらいたい。選手選考や采配などを言い出せば恐らくキリがないくらいあるだろうが、少なくとも今回の3試合だけでもしっかりやってほしい。新しい代表では選ばれない選手も出てくるだろうが、再び選ばれた選手は今回の失敗を次につなげてもらいたいものだ。

ジーコの監督しての経験不足は始めから分かっていたことだが、結果的にはそれが一番大きかった気がする。もちろんジーコにもアジア杯やW杯アジア予選などそれなりに実績は残したことは残したのだが、代表の明確なビジョンを打ち出すことはできなかった。将来に向けた若手の起用が皆無であり、ただでさえ若手が育っていないと言われている現状の中で、次の南アフリカ大会が心配である。

というわけで、個人的には今大会の反省、分析をしっかりやってもらいたいことと、ジーコに対して終始「信頼している」と繰り返しただけであった日本サッカー協会の責任問題、次の監督にはある程度の実績を持ち、明確に将来のビジョンを打ち出せる人事を期待している。実際に就任するのかは分からないが、オシムなら結構面白そうな気もするのだが。

ジェフユナイテッド市原・千葉オフィシャルサイト | オシム監督語録

もうすぐクロアチア戦

2006年06月18日 21時37分00秒 | スポーツ/サッカー
今週は月曜日から金曜日までフルで出張に行っていたこともあり非常に疲れた一週間だった。さらに昨日も事務作業が貯まっていたおかげで休日出勤する破目にもなったし。さらにさらに飲み会も多い一週間で、体力的だけでなく金銭的にも厳しい今日この頃なのである。

ちなみに月曜日から出張に行ったということで、日本中が大注目したW杯初戦のオーストラリア戦も実はきちんと見ることができなかったのだ。この日を4年前からずっと楽しみにしていたと言っても過言ではないほどのサッカーフリークとしても、非常に残念であった。とは言いつつも居酒屋で接待しながらではあったが、見れたからまだましだったのだが。

オーストラリア戦の結果に関してはもはや何も言わないけど、とにかくこの後すぐキックオフされるクロアチア戦に賭けるしかないのである。世間ではジーコ監督の采配が批判され、3戦全敗が濃厚と言われているが、今日勝ってしまえばそんな批判も吹っ飛ぶはずだ。

厳しい状況には変わりはないが、スラムダンクの安西先生が言うように諦めたらそこでゲームセットなわけだから、最後まで頑張ってほしいものである。ここまできたら理屈どうこうではなく気持ちで戦うだけである。頑張れジーコジャパン!!

ジーコジャパン、アメリカに敗れる

2006年02月11日 16時45分21秒 | スポーツ/サッカー
米国遠征中のサッカー日本代表は10日、ワールドカップ(W杯)ドイツ大会に向けた今年最初の強化試合として、W杯に出場する米国代表と当地で国際親善試合を行い、2-3で敗れた。
今年初戦は米国に2-3 サッカー日本代表 (共同通信) - goo ニュース


米国遠征中のサッカー日本代表は10日、W杯イヤーである今年最初の強化試合として、W杯に出場する米国代表と当地で国際親善試合を行い、2-3で敗れた。後半の途中からは日本のリズムにもなっていたが、前半は特に米国に圧倒されてしまい、まったくサッカーをさせてもらえず、非常にフラストレーションが溜まる試合となってしまった。

期待された約1年5カ月ぶりの代表戦となった久保も不発に終わり、3-6-1を機能させることはできず、多くの課題を残したことだろう。日本は海外組不在の国内組だけで望んだが、それは米国も同じであり、W杯の本戦で対戦する可能性があることを考えれば不安が残る。せめて引き分けに持っていかなければならなかった。ちなみに米国には海外組は50人近くいる。

唯一良かった点としては、初召集された長谷部であったり、ゴールを決めた巻の動きが良かったことだ。やはりチーム内でどんどん競争をさせてレベルアップを図ってもらいたいので、レギュラーを脅かす選手が増えることが望ましい。W杯まで残り少ないことからも、大幅な選手の入れ替えはないだろうが、若い選手にも可能性は十分あるはずだ。

今回の試合に敗れてしまったことで、ジーコジャパンの2006年の初陣を白星で飾ることはできなかったが、0-3から2-3まで追い上げたことは評価できるので、是非とも18日のフィンランド戦には勝利してほしいものだ。とにかく、最も大事なのはW杯の試合なので、強化試合を通じてピークをそこに持っていくためにも、残り少ない調整期間を有効に活用してもらいたい。


「立ち上がりは良かったと思うが、少しこちらのリズムが落ちてから、相手につけいる隙を与えてしまった。相手はスピードもあったし、局面でのパワーもあった。内容、結果も出なかったが、この時期にできたのは良かった。後半、フィジカル面にも対応できるようになったし、ピッチにも慣れた。後半の半分を過ぎてからは日本らしいサッカーができたと思う。これからもレベルアップしていかないといけないし、ディフェンスの局面での強さをもっと求めていきたい。」【宮本恒靖】

「前半の序盤10分は良かったが、うちのリズムが落ちて相手に1、2、3点と重ねられて、リアクションができない厳しい状況だった。後半はメンバーを代えて、動きが良くなって攻められるようになり、チャンスを作った。(今年)最初の試合なので、体が動かない。全体的に見ていい出来とは言えなかった。長谷部、阿部、巻、佐藤らが入ってリズムが変わって、動きが良くなって、2点を取った。チャンスを物にしていると思う。いろいろな形を試すという意味では、今日も良かった。これから試合もあるし、内容も含めて、どんどんトライしていきたい。」 【ジーコ監督】

<日本代表 出場メンバー>
GK:23 川口能活
DF:2 田中誠→17 長谷部誠(後半10分)、5 宮本恒靖(cap)、22 中澤佑二
MF:14 三都主アレサンドロ、21 加地亮、15 福西崇史→30 阿部勇樹(後半10分)、8 小笠原満男、4 遠藤保仁→16 巻誠一郎(後半0分)、18 小野伸二→19 本山雅志(後半23分)
FW:9 久保竜彦→27 佐藤寿人(後半0分)

W杯ドイツ大会組み合わせ

2005年12月11日 22時03分56秒 | スポーツ/サッカー
今やサッカーファンのみならず、国民の関心事と言っても過言ではないくらいになったサッカーW杯であるが、いよいよドイツ大会の開幕まであと半年となった。その采配やメンバー選出に関して、まだまだ不安視される声もちらほら聞こえてくるが、日本代表を率いるジーコ監督への期待も日に日に高まっていることだろう。

ジーコが就任した当初の日本代表と比べても、この3年半で随分と成長はあった。W杯アジア予選を1位で通過したことや、アジア杯、コンフェデ杯での結果がそれを物語っているだろう。しかしながら、相変わらず解消しない決定力不足や強国との壁を考えれば決して安心はできないし、前回大会のような1次リーグ突破も簡単にはいかない。色んな意味で実力プラスアルファ運も必要になってくるだろう。

当然ながら日本代表に最も必要なのは実力であることは間違いないが、W杯では運に左右されることも多く、特に1次リーグの組み合わせは非常に重要だ。そんな運に左右される1つの判断材料である1次リーグの組み合わせ抽選が9日(日本時間10日早朝)、ドイツのライプチヒで行われ、対戦国が決定した。その結果、日本はブラジル、クロアチア、オーストラリアと同じグループFとなった。

Yahoo!スポーツ - ニュース - 日本はブラジル、クロアチア、オーストラリアと同組=W杯組み合わせ抽選会

本大会組み合わせ

<グループA>ドイツ、コスタリカ、ポーランド、エクアドル
<グループB>イングランド、パラグア、トリニダード・トバゴ、スウェーデン
<グループC>アルゼンチン、コートジボワール、セルビア・モンテネグロ、オランダ
<グループD>メキシコ、イラン、アンゴラ、ポルトガル
<グループE>イタリア、ガーナ、アメリカ、チェコ
<グループF>ブラジル、クロアチア、オーストラリア、日本
<グループG>フランス、スイス、韓国、トーゴ
<グループH>スペイン、ウクライナ、チュニジア、サウジアラビア

日本代表にとって決して運がよかったとは言えない組み合わせとなってしまった。何と言っても注目は現在FIFAランク1位、前回大会優勝国である世界最強の王者ブラジルである。ブラジルの強さに関しては、今さら多くを語る必要はないだろう。それから98年W杯3位のクロアチアも、強国揃いの欧州予選を7勝3分けと無敗で1位通過をしており、かなり手強い相手である。クロアチアには98年W杯で日本は敗れているわけだし、リベンジを果たしたいところだ。

最後に、大陸間プレーオフを勝ち上がってきたオーストラリアであるが、名将ヒディンクが率いるようになってからは、戦術的なサッカーをするようになり、決して侮れない。ただし、唯一ラッキーと言えることはその対戦順だ。初戦が比較的戦いやすいオーストラリアであり、この初戦で勝利できれば1次リーグ突破も見えてくる。逆に負けてしまえばかなり厳しい状況となるだろう。よく聞くフレーズだが、初戦が鍵になってくるはずだ。

そして最後に対戦するのがブラジルというのも大きい。恐らくブラジルは2勝して決勝トーナメント進出を決めてから日本と対戦する可能性が高いだろうから、心情的には戦いやすいと言える。ネガティブな発想ではあるが、日本が決勝トーナメントに進出するには、どうしても2位通過狙いというのが現実的である。もちろんできれば本気のブラジルと対戦して勝利し、夢の1位通過を期待しているのだが。

とにかくどういう形でブラジルと対戦するのかは分からないが、どう転んでもW杯という大舞台でブラジルと対戦できるのはすごいことである。善戦して引き分けた今年のコンフェデ杯のようにはいかないだろう。かつてブラジル代表の英雄であったジーコが母国を相手にどんな戦いを見せてくれるのか非常に楽しみである。あれだけのタレントを揃えたチームは世界中を見てもブラジル以外にはないわけだし。

とにもかくにも、ブラジル戦をいい形で迎えるためにもまずは初戦のオーストラリア戦である。その注目の初戦は来年の6月12日だ。もちろんジーコジャパンの活躍を信じているし、ジーコが公言しているように世界を驚かしてほしい。そんな世界中が注目するW杯ドイツ大会まであと半年だが、そこにどんなドラマが待っているのか非常に楽しみで今からワクワクしている。テレ朝的に言えば、絶対に負けられない戦いがそこにあるのだ。


「自分たちのやることを一つ一つやる。3戦目のブラジル戦が、次(決勝トーナメント)に行く準備として迎えられたらと思う」(ジーコ監督)

「まずは1次リーグ突破。2002年より成長した日本をしっかり見せたい」(宮本恒靖)

「何よりも重要なのは、いかに自分たちのサッカーができるか」(中田英寿)

「自分が代表である限り、いいプレーをして上(決勝T)までいきたい」(中村俊輔)

「どこかのタイミングでブラジルとやりたかった。ワクワクする組み合わせ。楽しみです」(川口能活)

「グループ1位が我々の目標ではない」(パレイラ監督・ブラジル)

「理論上は、今回の方が厳しい。でも、実際には楽になるかどうか、今の段階ではなんとも言えない。W杯ではどんな変化が起こってもおかしくないということをみんな分かっている」(ロナウド・ブラジル)

「見た目以上に難しいグループだ。周囲でもそう言われている」(アドリアーノ・ブラジル)

「前回大会からかなり変わった。最近の試合は見ていないが、すぐに情報を集める」(ヒディンク監督・オーストラリア)

「誰が見てもブラジルの力が抜けているが、サッカーに不可能はない。2位争いはうちが少しだけリードしていると思う」(クラニチャル監督・クロアチア)


2006年ドイツW杯 : nikkansports.com

アンゴラ

2005年11月17日 22時33分35秒 | スポーツ/サッカー
サッカーの国際親善試合「キリンチャレンジカップ2005」は16日、東京・国立競技場に5万2406人の観客を集めて行われ、日本がロスタイムの松井(ルマン)のゴールでアンゴラを1-0で降し、今年最後の国際Aマッチを白星で締めくくった。来年のワールドカップ(W杯)ドイツ大会に初出場を決めたアンゴラを迎え、日本は中田英(ボルトン)、中村(セルティック)ら海外組の主力を招集。前半から何度も好機をつかんだが決定力を欠き、終了間際にようやく松井が頭でゴールを奪った。今年の日本代表の成績は11勝6敗3分け。来年6月9日開幕のW杯本大会の組み合わせ抽選会は12月9日にドイツ・ライプチヒで行われ、1次リーグの対戦相手が決まる。日本代表は来年1月下旬に始動する。
Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - サッカー 日本、アンゴラにようやく1点勝利

サッカー日本代表の今年の国内最終戦となった16日のアンゴラ戦だが、結果的には1-0で勝っており、よかったと言える。しかしながら、毎度言われている相変わらずの決定力不足が顕著に現れた試合でもあった。試合の前日に中田英寿が「1本打っても入らないのなら、100本打っても同じ」と発言していたのだが、まさにその通りの内容となった試合だった。

この日の試合では90分間で15本のシュート放ちながら、ゴールは試合終了直前の後半44分に途中出場の松井大輔が決めた1点だけだ。前半は日本がかなり押していたし、決定的なチャンスも何度もあったのだが、先発したFWの高原と柳沢がことごとく外しまくる始末。これだけシュートの精度が低ければ、恐らく決定機もかなり限られてくるであろうW杯の本番でゴールを決めることは厳しいだろう。

ドイツW杯の本番まで残された時間はかなり少なくなってきたが、ジーコにはもう一度メンバーの再考も含めて考え直してもらいたい。ジーコのメンバーをある程度固定するやり方にもそれなりにメリットもあるだろうが、やはり本番で勝つためにはFWの決定力はかなり重要だ。もちろんFWだけでなく、他のポジションの選手にも言えることなのだが。ジーコは世界を驚かすと公言しているが、このままでは1次リーグ突破さえも夢のまた夢かもしれない。


「僕がどう思おうが1人1人が自覚しないと変わらない。W杯? 考えていない。あしたじゃないんで、試合は…。収穫? ないですね」中田英寿(ボルトン)

「自分なりにできた。でもゴールは“ごっつぁん”だったので、みんなに感謝している。」松井大輔(ル・マン)

「アンゴラはもうちょっと大きくて身体能力が高いかと思ったら、意外にテクニシャンが多かった。アフリカも変わってきたのかなと思った。」中村俊輔(セルティック)

「(ワールドカップ本大会登録メンバーの)23人に入れるか分からない。もらっているチャンスを確実に生かしたい。」稲本潤一(WBA)

「チャンスはかなりあったので、決めないといけない。」柳沢敦(メッシーナ)

「多くのチャンスがあったが、あとは決定機を決めるということ。」宮本恒靖(ガンバ大阪)


ちなみにこの試合で対戦したアンゴラは、正式にはアンゴラ共和国(Republica de Angola)で、アフリカ南西部に位置する共和制の国である。首都はルアンダで、ナミビア、ザンビア、コンゴ民主共和国、コンゴ共和国に隣接し、西は大西洋に面している。人口は世界第71位の10,978,552人。これまでW杯に出場した経験はなかったが、ドイツW杯アフリカ予選を突破しており、W杯初出場を決めている。本番の1次リーグでは日本と対戦する可能性もある。

ウクライナ戦で一番手強かったのは

2005年10月13日 23時03分03秒 | スポーツ/サッカー
東欧遠征中のサッカー日本代表はW杯出場を決めているウクライナ代表と対戦して、0―1で敗れた。後半44分、途中出場した箕輪が自陣ゴール前で反則を取られてPKとなり、フシンに決められてしまった。後半8分に中田浩が退場となり1人少ない中での戦いを強いられ、DF陣を中心に懸命に守っていたが最後に力尽きた形となった。これで日本代表の東欧遠征は1敗1分けで終わった。

ウクライナはエースのシェフチェンコや、主力であるボロニンが欠場するなど、いわゆる1.5軍のメンバーだったものの、ワールドカップ出場を決めているだけあって、日本は序盤からペースを握られていた。しかし、日本も徐々にペースをつかみ始めていき、ミートはしなかったが、高原のオーバーヘッドや中田英のミドルシュートなどで見せ場はあった。結局は相変わらずの決定力不足ではあったが。

そして迎えた後半8分に悪夢が訪れる。1ボランチの中田浩が背後からのタックルで一発退場となってしまったのだ。これははっきりいって微妙な判定で、レッドカードはどうかと思える判定だった。その後は、数的不利のために戦術を変更せざるを得なくなり、代表初出場の箕輪らを投入するなどして、3バックに変更したが、ウクライナに押し込まれる場面が続き、ただひたすらしのいでいた。

決定的な場面も何度かあったが、相手のミスにも助けられながら何とか守っていて、このまま引き分けになりそうな雰囲気の中、この試合2つ目の悪夢が訪れた。後半44分に箕輪が自陣ゴール前で相手と競り合った場面で反則を取られて、PKとなったのだ。そのPKを決められ、日本は結局敗戦となった。恐らく試合を見ていた人はみんな思っただろうが、完全に不可解な判定だった。いくらアウェーとは言え、これでは納得できない。

ジーコ監督も試合終了後、協会スタッフを振りきるようにピッチに残っていた審判に詰め寄ったそうだ。昨年のハンガリー戦でもロスタイムにPKを取られ失点し、敗戦したことがあったが、今回はまさにそのシーンを思い起こすようなものだった。そしてジーコはウクライナ向けのメディアに不可解な判定に対する皮肉をコメントしている。


――今日のウクライナのメンバーでびっくりした選手はいますか?

びっくりしたのは、レフェリーだ。


さらにこの試合に関してもすべてを頭の中から消し去りたいとコメントしている。


ほんとにあのレフェリーにやられたとしか言いようがない。ウクライナ戦で一番手強かったのはどの選手でもなく、レフェリーだっただろう。

それにしても、ワールドカップまで残り少なくなっている中で、欧州組を希望通りに招集できる限られた実戦のチャンスだったのに、こういった不本意な形で試合を台無しにされてしまい、非常に残念である。ただ新布陣であったり、新戦力のテストという形では収穫もあっただろうから次につなげてもらいたい。次戦は11月16日、国立でのコートジボワール戦だ。この試合で欧州遠征での悔しさを晴らしてくれことを願っている。

ちなみに一番不本意だったのはテレ朝かもしれない。放送前からずっと煽っていたエースのシェフチェンコの欠場に加えて、この結果である。とにかくひたすらシェフチェンコを連呼してアピールしていたのに。そのシェフチェンコは高熱で欠場とのことだが、実際のところは微妙な気もする。前日は結構元気そうに練習していたような・・。

ラトビア戦と中田英寿のインタビュー

2005年10月11日 21時28分32秒 | スポーツ/サッカー
欧州遠征中のサッカーの日本代表は8日、ラトビア代表と国際親善試合を行い、2点のリードを守り切れずに2-2で引き分けた。日本は前半5分、高原がロングシュートを決めて先制。両サイドを突いて試合を優位に進め、後半7分に中村がPKで追加点を挙げた。しかし後半22分にCKから失点し、終了間際にも中田浩のパスミスを奪われて同点ゴールを許した。

日本は3大会連続3回目の出場を決めている来年のワールドカップに向けて、海外組が合流して本番と同じ欧州で戦える貴重な機会に、中田英、中村ら9人の海外組を招集したが、W杯出場を逃したラトビアの反撃を防ぎ切れなかった。日本代表の次戦は12日、W杯初出場を果たしたACミランのシェフチェンコを擁するウクライナ代表と対戦する。

今回のラトビア戦は、2点リードしながら追いつかれたり、押し気味だった前半に追加点が奪えなかったなど、攻守に課題を残した。4バックに中盤をダイヤモンド型に組む布陣で臨んだが、パスの繋がりを欠いていて、相手DFを崩す場面が見られなかった。ただ初先発した松井に関してはよかったと思う。フランスのル・マンでの好調を維持していたと思うし、今後使い続ければ連携も上がっていき、面白い存在になりそうだ。

というわけでラトビア戦は後味の悪い試合というか、寂しい結果に終わってしまったが、次戦のウクライナ戦には期待したいところである。ちなみにラトビア戦の試合後の中田英寿のインタビューのやり取りがネット上でも様々なところで話題になっており、物議をかもし出している。テレビ中継やニュース番組などで実際に見た人も多いだろうが、インタビュアーのレベルが低かったとも言えるし、中田英がもう少し大人になってもよかったのではとも言える。個人的には前者の方が大きかったと思うが。


アナ 『まずはキャプテンを務めました、中田英寿選手です。何かワールドカップ本番を思わせるような緊迫した雰囲気になりましたが、結果2-2でした。』

中田 『・・いや、まーやっぱり前半で取れるうちに得点を取れなくて、それがやっぱりこの結果につながったと思います。』

アナ 『前半かなり攻撃的にいい形もできてたと思うのですが。』

中田 『・・はい。・・で、なんですか?(苦笑)』

アナ 『イメージ通りの攻撃というのは随所にできていたという風に思われますか?』

中田 『まあ、前半特に早いパス回しからいい形が出来た所まではよかったんですけれども、まあその中で決定力不足っていうのはまだ相変わらずの課題としてやっぱり残っているし、その結果、後半相手に勢いを与えたのではないかと思います。』

アナ 『随所にディフェンスラインに下がって、何かこうコミニケーション取られていましたけれども、守備の面での課題、修正点というのは何かありましたか?』

中田 『・・多々。』

アナ 『それは今後、次のウクライナ戦に持越しということですか?』

中田 『まあ持ち越しというよりも、課題というのは必ずあるものなんで、別にどの試合でも課題がなくなるという事はないんでずっと続くとは思います。』

アナ 『貴重なアウェイでの2連戦です。次のウクライナ戦も期待してます。』

中田 『ありがとうございます。』



大体このようなやり取りだったのだが、どうだろうか。個人的にはインタビュアーはもう少し質の高い質問をできないのかと思ってしまう。よくプロ野球のヒーローインタビューでも思うが、質問ではなくて自己完結してしまっている。言葉のプロであるアナウンサーなら、それなりのインタビューをしてほしいものだ。ただ中田英の受け答えや態度にも疑問は感じるが。実際、このインタビュー後にはかなり批判メールもあったそうだ。

そういったことから、中田英は自身のHPで相手の意図や能力に不満があったと反論している。中田英も適当に受け答えしていればイメージをよくすることもできただろうが、それが彼のスタンスであって、今後もそれを続けていくようだ。賛否両論かもしれないが、それはそれでいいと思う。ただ見てる方としては気持ちのいいものではないので、今後はインタビューなども含めたテレビ局側のサッカー中継の質の向上を望みたいものである。

中田プレミアデビュー

2005年09月19日 17時47分02秒 | スポーツ/サッカー
イングランドプレミアリーグ・ボルトンの中田英寿が18日、先日のUEFA杯でのチームデビューに続いて、ついにプレミアデビューを果たした。アウェーのマンチェスターC戦の後半11分から途中出場し、稲本潤一、戸田和幸に次ぐ日本人3人目のプレミアデビューとなった。

試合の方は、積極的に前線に上がり、後半38分にはゴール上にそれる惜しいシュートを放つなど、1-0の勝利に貢献した。ゴールこそ決められなかったが、ボルトンの得点はロスタイムに中田のパスが起点となって得たものだった。中田のパスから、相手ペナルティーエリア内でハンドを誘い、PKを獲得して生まれたゴールなのだ。

前回のカップ戦ではバックヘッドでFWボルヘッティの決勝弾をアシストしたが、翌16日付の英紙サンの採点はチーム最低の5点と厳しい評価であった。そんな中でのリーグデビュー戦であったが、中田はまだチームにフィットしておらず、フリーでパスが回ってこなかったり、孤立した場面もあったりと、期待以上の結果は残せなかった。できればゴールを決めて、存在感をアピールしてほしかったのだが。

今の状況ではやはりまだカップ戦要員という立場から抜け切れていない。実はこの試合はMFオコチャが疲労と足首痛で欠場しており、先発も期待されていたが、代役はDF登録のファイエだった。しかし、リーグ戦3戦連続のベンチスタートの中、後半途中出場でプレミアデビューを果たして、チームを勝利に呼び込んだことは今後に繋がると言える。

中田が待ち望んでいたプレミアの舞台で、再び彼の輝きが放たれることを期待したい。中田の新たな挑戦はまだ始まったばかりである。

中田ボルトンデビュー

2005年09月16日 19時16分25秒 | スポーツ/サッカー
今夏フィオレンティーナからボルトンへ移籍した中田英寿がUEFAカップ一回戦、ロコモティフ・プロブディフ戦に出場して、ようやくボルトンでのデビューを果たした。試合の方は後半ロスタイムに中田が頭で決勝点をアシストして2-1で逆転勝ちしている。鮮烈なデビューとはいかなかったが、デビュー戦で早速アシストを記録しており、まずまずのデビューではないだろうか。

どうせなら中田らしいスルーパスでゴールを演出してほしかったところだけど、どんな形でも結果を残すことは重要だ。そのゴールシーンは同点で迎えた後半ロスタイム、中田がゴール前でディフェンダー3人に囲まれた状態で、MFフェルナンデスからのパスを後ろに下がりながらヘッドでそらして、そのボールをメキシコ代表FWボルヘッティが決めた。実はかなりオフサイドくさいゴールだったけど、アシストはアシストなのでよしとしよう。

中田はこの試合に攻守の要となる2列目で先発フル出場しており、まずまずの仕事をしたようだ。しかし現状ではカップ戦要員とも言われているので、これからよりチームにフィットしていき、どんどん結果を残していかなければならない。そして1日でも早くプレミアデビューを果たして、ゴール、アシストを決めてほしいところだ。まずはレギュラーに定着することが先決だろうが。

ちなみに中田はニューヨークにビルを購入したりと、現役を退いた時を見据えた実業家の道を着実に歩んでいるようだが、やはり本業のサッカーでの活躍を期待している。プレミアデビューではセリアAのペルージャ時代に見せた鮮烈なデビューを見せてほしいところである。


UEFA杯・・欧州サッカー連盟(UEFA)主催の選手権では、欧州チャンピオンズリーグ(CL)に次ぐ大会。各国リーグ戦でCL出場圏に次ぐ順位で終えたチーム、国内カップ戦、リーグカップ、インター・トト杯を制した3チーム、UEFAのフェアプレーランキングで選ばれた3チームが参加。試合はホーム&アウェイ形式で、勝者がグループステージに進出する。ベスト32からはCLグループリーグ3位チームも出場する。

ホンジュラス戦

2005年09月07日 21時47分18秒 | スポーツ/サッカー
「キリンチャレンジカップ2005 -Go for 2006!-」のホンジュラス戦に臨んだサッカー日本代表は、海外組の6名が先発出場して、ホンジュラスとの激しい点の取り合いの末に、最後は5-4で競り勝った。

日本は序盤はかなり消極的なサッカーが目立っていた。するとホンジュラスに簡単に突破を許してしまい、2失点を喫した。しかし、日本も反撃を見せて、稲本のロングシュートのこぼれ球から高原が代表1年半ぶりとなるゴールを決めた。その後は日本もペースが上がってきて、ゴールを狙うものの、追加点は奪えず。逆に前半終了間際に再び失点をしてしまった。

後半に入ると中村のFKから柳沢が頭で合わせてゴールしたが、直後に失点してしまう。しかしここからは中村のPK、柳沢のミドルシュートで同点に追いつく。そして、後半33分に三都主の折り返しを途中出場の小笠原が決めて逆転した。そのまま最後までスコアは動かず、日本は5-4で勝利した。

かなり点の取り合いで久々にたくさんのゴールが見れたし、先発FWが結果を残したのはよかった。それに劣勢からの逆転というのも大きい。結果的にも、ジーコジャパンになってまだ一度も勝てなかった北中米・南米のチームに勝てたのもある。といってもこんな内容では苦手意識が払拭できたとは言えないが。

とにかく攻撃に関してはいつも言われている決定力不足を感じさせず、いい動きも見れた。しかし、何と言っても守備陣には失望させられた。簡単に裏を取られて失点を繰り返したり、ミスが多かった。いくら勝てても4失点したのはまずい。どうも南米スタイルが相手だと簡単に突破を許してしまうことが多い。

守備陣だけではなくて、全体的にもミスや連携が悪かった。コンディションもあるだろうけど、残念で仕方ない。中田ヒデなんかは決定的な失点に絡むミスもあったし、彼は移籍したボルトンでたくさん試合に出て試合慣を取り戻してほしい。それにやはり中田ヒデはボランチの方がチームが機能すると思う。

ジーコは今後は海外組を中心に試合に臨んでいくと明言しているので、もっとメンバー同士の連携を上げて、チームとして完成に近づけてほしい。ほんとは他にもいい選手がいればどんどんテストもしてほしかったが、時間的にもそうは言ってられず、それよりもある程度固定された中でやっていくのがベストかもしれない。

とにもかくにも試合に勝てたのはよかったが、多くの課題があるだろうから、しっかり修正して今後につなげてもらいたい。次は来月の欧州遠征があるので、今日のようなつまらないミスがないことを期待したい。個人的にはフランスで活躍する松井やスペインの大久保あたりには試合に出てもらいところだ。

韓国に勝利

2005年08月08日 00時11分09秒 | スポーツ/サッカー
サッカー日本代表は7日、東アジアサッカー選手権大会2005の最終戦で韓国に1―0で競り勝ち、通算1勝1敗1分けの勝ち点4で2位となった。また、第1回大会優勝の韓国は1敗2分けで最下位に終わった。大会は北朝鮮を2―0で破った中国が1勝2分けの勝ち点5で初優勝となった。

試合は縦に速い攻撃を仕掛ける韓国に対して、日本が押し込まれる展開が続いたが、後半になってから韓国の運動量が低下してくると、日本の攻撃陣がようやく活性化し始めた。そして終了間際に試合は動いた。小笠原の右CKからのボールをゴール前で中澤が合わせてゴールし、それが決勝ゴールとなったのだ。

試合には勝ったものの、日本の攻めは速さと迫力を欠いていて、攻撃陣はほとんど目立つことはなかった。逆に韓国の攻撃陣には迫力があり、何度も突破されてしまったが、詰めが甘かったようだ。それは第3のGKとして控えに甘んじてきた土肥の活躍でもある。土肥は終始安定した動きで、ファインセーブを繰り返して存在感を示していた。

そんな日本は結果的に大会で優勝することはできなかったが、全体の底上げという面では普段試合に出れなかった選手を出したことでレベルアップになっただろう。やはり試合に出ることが若い選手たちにとってもいい経験になる。またレギュラークラスの選手たちにも危機感が生まれたはずだ。つまり今大会に出場した選手の中からワールドカップに出る選手も出てくるのだ。

そうした意味からは優勝できなくても収穫のある意義があった大会となっただろう。いよいよワールドカップへ向けたチーム作りの集大成が近づいてきたのだ。ジーコは17日のイラン戦は現メンバーで戦い、10月の欧州遠征を欧州組が主体のチームで戦うと明言している。その後は本番に向けてすべてを融合した集大成のチームとなるのだ。最終的にどんなチームがドイツのピッチに立っているのか楽しみである。

とにもかくにも韓国戦に勝利したことは大きい。未勝利で大会を終えるのとではまったく変わってくる。こうした勝利が次につながっていくのだと思う。アジア最大で永遠のライバル韓国とは、これからも両国がしのぎを削りながら戦っていくのだろうが、ひとまずこの勝利を喜びたいところだ。

東アジア選手権

2005年08月03日 23時00分20秒 | スポーツ/サッカー
サッカー日本代表は3日、東アジアサッカー選手権大会2005の第2戦で中国と対戦し、2-2のドローに終わった。日本は初戦の北朝鮮戦の敗戦からメンバーをすべて入れ替えて、11人中5人が代表初スタメンという中で臨んだが、勝つことはできず、これで優勝は厳しくなった。

前半は中盤での速い球回しからサイド攻撃を多用して、巻、田中達の2トップを軸に相手ゴールを脅かしたものの、得点は奪えなかった。逆に前半30分を過ぎた頃、動きが多少鈍るなど疲れが見え始めると、立て続けに失点を重ねてしまった。

そして2点ビハインドで折り返した後半は、13分にFKを阿部が直接狙って、GKが弾いたところを茂庭が詰めて1点を返した。その後、大黒と玉田、三都主を投入して逆転を狙うと、終了間際に田中達が意地の同点ゴールを決めた。しかし反撃もそこまでで結局引き分けてしまった。

試合後のコメントでジーコも言っていたが、あれだけ中国に時間稼ぎをされたのにロスタイムが3分しかなかったのは納得できなかった。5分はあると思っていたのだが。どちらにしても勝てなかったことに変わりはなく、優勝関係なく最終戦の韓国戦では日本の意地を見せてほしいところだ。

それにしてもせっかくコンフェデで世界を相手にいいサッカーができたのに、アジアでこんなサッカーしかできないのは残念だ。海外組が召集されていないのもあるが、今の日本ならもっといいサッカーができると期待していたのに。今大会ではまだ日本の持ち味が出せていない。

ただ収穫もあって、田中達らがいい動きをするなど、新戦力の台頭である。田中達は今日のゴールも素晴らしかったし、韓国戦でもいい動きをしてくれるはずだ。巻もゴールはないが、持ち味である高さが通用しているので今後に期待したいところである。しかし不満もあって、全体的に選手に積極さが足りなかったことだ。チャンスをもらった選手はもっと積極的にプレーしなければいけない。

とにかく結果という意味では日本はまだ勝ちがなく、このまま勝てずに終わるわけにはいかないだろう。韓国戦では何としても勝ってほしいものだ。

ブラジルと引き分け

2005年06月24日 00時03分11秒 | スポーツ/サッカー
サッカーのコンフェデレーションズカップは22日(日本時間23日未明)、ドイツのケルンなどで1次リーグB組の第3戦が行われ、日本は世界王者ブラジルと2―2の引き分けに終わり、2大会ぶりの決勝トーナメント進出はならなかった。日本はブラジルと勝ち点4で並んだが、得失点差で3位となった。

日本はブラジルに先制されたが、前半27分に中村俊輔のワールドクラスなミドルシュートで同点とした。しかしその5分後にはロナウジーニョに勝ち越し点を許してしまう。そのまま前半を終えると、後半からは大黒将志と中田浩二を投入。そして後半43分、中村のフリーキックから生まれたこぼれ球を大黒が詰めて同点とした。試合はそのまま終了して日本は世界王者と引き分けた。

試合後のジーコが話していたように、試合開始早々の加治のゴールがオフサイドではなければっていうのが引っかかってしまうところだが、それを言い出せば柳沢のヘディングも惜しかったし、逆にブラジルにゴールされてもおかしくない展開も多々あったので仕方がない。それにしても中村のゴールは素晴らしかった。

中村はギリシャ戦に続いて、この試合でもロナウジョーニョらを抑えての2試合連続の「マン・オブ・ザ・マッチ」に選ばれた。世界へのいいアピールにもなっただろう。噂されるスペインへの移籍にもこれでますます拍車がかかるかもしれない。また、2試合連続ゴールを決めた大黒も存在感を示して、代表FWの中では一歩抜けた感がある。

今回のブラジルは本来のベストメンバーとは言えないが、ロナウジーニョやカカなどのメンバーはいて、それに近いものであった。そんな世界王者に対する勝利は逃したが、十分に可能性があることを証明できただろう。前半ははっきりいって何点取られるんだろうって不安もあったが、日本は日本のサッカーをしっかりとやって、地元サポーターをも味方につけた試合内容だった。

最後は明らかに時間稼ぎをするブラジルに対して会場は大きなブーイングに包まれた。日本が世界王者を追い詰めた証だ。これで満足まではできないが、来年再びドイツでの試合が楽しみだ。ジーコが公言するように、是非とも世界を驚かしてほしいものだ。今回の予告編だけで終わるわけにはいかない。

さて、A代表はそんなところだが、心配なのは日本サッカーの将来を背負う若い世代だ。オランダで開催されているワールドユース選手権(20歳以下)で若き日本代表は結局1勝もできないまま、決勝トーナメントでモロッコに敗れてしまった。

99年のワールドユースで準優勝したチーム(高原、小野、小笠原、遠藤ら)が主に黄金の世代と呼ばれている。その次の世代が谷間の世代と呼ばれ酷評されたものだが、その次も今回の平山らの世代も谷間のままなような気がする。というより黄金世代と呼ばれる選手たちが飛び抜けているのかもしれない。今のA代表はほとんどがこの世代である。

しかし、今のA代表の選手たちもいつかは世代交代しなければならない。そのためにももっと若い世代には頑張ってもらいたい。できればドイツまでに若い選手の台頭があればいいのだが。そのためにも若い選手にはJリーグで今の代表に入れるような活躍をしなければならない。もちろんステップアップしてどんどん海外に行くのもいいことだ。

そしてもっと多くの選手が出てくれば日本サッカーも活性化される。今回のユースには出ていない選手にもチャンスはある。これからの活躍次第だろう。ちなみに黄金世代でもある大黒や玉田も99年のワールドユースには出場していないのだ。だからこそもっとたくさんの選手が出てくることで、今後のサッカー界の発展につながるのだ。

コンフェデ杯

2005年06月21日 00時09分01秒 | スポーツ/サッカー
サッカーの各大陸王者が争うコンフェデレーションズカップは19日、1次リーグB組の2試合が行われ、日本は昨年のユーロ優勝国のギリシャに1-0で勝った。これで日本は1勝1敗で勝ち点3となった。同組のもう1試合はメキシコが1-0でブラジルを破り、勝ち点を6に伸ばし、B組1番乗りで4強入りを決めた。

日本は前半から圧倒的に中盤を支配して、何度もギリシャゴールを脅かしていた。しかし、そんなチャンスを活かすことができず、決定機を何度も外してしまう。先発した柳沢も玉田もゴールこそ決められなかったが、裏を取るいい動きを見せていただけに残念だった。相変わらずの決定力不足という課題は残ったままというわけだ。

そんな中で日本を勝利に導くゴールを決めたのは途中出場の大黒だった。まさに「大黒様」ってところか。後半31分、福西の縦パスから中村が大黒へパス。大黒は相手DFを背負いながらも右足でダイレクトシュートを放ち、それが決勝ゴールとなった。裏を取る動きや決定力という大黒の持ち味が出せたゴールだ。他の選手だったらボールをふかしてしまいそうな場面。

試合後の選手も言っていたように、この日のギリシャは動きが悪くて、とても欧州チャンピオンとは思えない出来だったが、日本の勝ちに変わりはない。ディフェンス陣も試合のポイントだったギリシャの高さをしっかりと守りきったのは大きい。なんだか久しぶりに好ゲームを見た気がする。見ていて非常に楽しい試合だった。

そこで次のブラジル戦が楽しみなところだが、予選を突破するには世界王者に勝つしかない。ブラジルがメキシコに勝っていれば引き分けでも可能性があったのだが、自力で勝つしかなくなった。どうしても力の差はあるかもしれないが、サッカーは何が起こるか分からないのが面白いところで、絶対に勝てないわけではない。

96年のアトランタ五輪で日本がブラジルを破ったマイアミの奇跡を再び起こしてほしい。当時のメンバーだった中田や川口にやってもらうしかないだろう。ちなみに当時のブラジルにはロナウドやロベカルもいて、その衝撃は全世界に走ったほどだった。しかしこの時の日本は決勝トーナメント進出は逃している。だから今回は勝って決勝トーナメント進出を決めて、再び世界を驚かしてほしいものだ。

W杯出場決定!!

2005年06月08日 22時10分04秒 | スポーツ/サッカー
サッカーワールドカップアジア最終予選B組第5戦で、日本は北朝鮮に2―0で勝利して、B組2位以内が決定、上位2位以内に与えられるW杯出場権を獲得した。開催国として予選を免除されているドイツを除けば、日本が世界で予選突破第1号となった。日本のW杯出場は、初出場を果たした98年フランス大会、開催国として出場した02年日韓共催大会に続いて、3大会連続3回目となる。

そんな今日の試合は本来は平壌で行われるはずだったが、3月のホーム連戦で観客が騒ぐなどの不祥事を起こした北朝鮮に対するFIFAの「第三国、無観客試合」の処分により、タイのバンコクで行われた試合だった。日本代表にとっては初めての無観客試合であって、恐らく見ているサポーターもほとんど経験したことのないものだっただろう。

最初のうちは練習試合を見ているようで、物凄く違和感があったけど、見ているうちに慣れてきて、気が付けば試合に集中していた。試合の方は主力選手を出場停止や故障で欠いたが、日本は最後まで落ち着いてゲームを支配していた。試合は後半28分に動いた。相手ゴール前のクリアボールをFW柳沢がボレーで決めて先制した。その後も攻め続けて、最後は後半44分にFW大黒が相手GKとの1対1を制し、決定的な2点目を奪って決まった。

最近の代表の試合ではほとんどFWによる得点が生まれていなかったので、今日の柳沢と大黒のゴールはほんとにうれしい。やっぱりサッカーはFWが点を取ってこそだ。そしてW杯の出場権も試合に勝って決めれてよかった。気が早いけど、来年のドイツ大会が待ち遠しいものだ。とりあえず予選は8月に最終戦のイラン戦があるので、モチベーションを保ってこの試合も勝って、1位通過してもらいたい。

それに本大会ではもっと強い国との対戦が待っているので、イランに勝てないようではいけない。前回大会以上の成績を残すためにもジーコジャパンにはまだまだ成長してもらわねば。とりあえずはもうすぐ始まるコンフェデ杯での活躍を期待している。

今日の試合でのW出場決定は喜ばしいことだけど、最終予選の独占放映権を持つテレ朝にとってはあまりおいしくないのかもしれない。もっとハラハラするような展開で、最終戦に持ち越された方が視聴率につながったかもしれない。でもサポーターにとってはそんなことは関係なく、早く決めてくれたことに歓喜するだけである。ほんとによかった。