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ヒョードルが王座防衛

2005年09月01日 00時07分09秒 | スポーツ
「PRIDE GRAND PRIX 2005 決勝戦」が28日、さいたまスーパーアリーナで開催された。「地上最強決定戦」、「人類60億分の1を決める戦い」として注目されたエメリヤーエンコ・ヒョードルvsミルコ・クロコップの一戦やミドル級GPの決勝戦など、かなり楽しみにしていた大会であった。

そんな注目していた試合は28日に行われたものの、残念ながら地上波での放送は30日と2日遅れ。そのため、28日から自分の中で厳戒態勢を引いて、ネットなどで試合結果を見てしまわないように細心の注意を払っていた。ポータルサイトを訪れる際にも、ニュース一覧などで見てしまう恐れがあるので、まったく見ないようにしていた。

そしていよいよテレビ放送を翌日に控えた夜に、全然格闘技とは関係のない掲示板で、「ヒョードル王座防衛」の文字が目に入ってしまった。まさかこんなところに結果を書いているなんて。完全にノーガードで油断していた。と同時にその書き込みをした見えない相手に対して殺意を覚えてしまった。一瞬見なかったと心の中に植えつけようとしたが、当然そんなことはできず、すっかりその一文が記憶に残ってしまった。

格闘技だけでなく、サッカーなどのスポーツ全般に言えることだろうが、結果を知ってしまった試合だと楽しみが半減してしまう。一番はリアルタイムで観戦することだが、録画したものでも結果を知らなければ、リアルタイムで見ているような楽しみが持てるはずだ。だからあれだけ注意していたのに。でも今回はミドル級GPだってあるんだしと、無理やり納得するしかなかった。

というわけで結果を知ってしまった上でテレビ観戦したのだが、ヒョードルvsミルコのタイトルマッチは非常に見ごたえがある試合だった。ミルコの並々ならぬ強い気持ちが伝わってきたし、序盤はいい動きをしていた。それに2人の動きはかなり早く、ヘビー級とは思えないようなハイスピードな攻防が続く。しかし、やはりプライド無敗の王者ヒョードルは強かった。

2R以降はヒョードルが完全に試合を支配していて、何度もミルコからテイクダウンを奪う。それでもミルコは気持ちでガードし、最後まで有効打を許さずに判定となった。そしてミルコの思いは実らず、結果は判定3-0でヒョードルが因縁対決を制したのだ。ミルコもかなり強いはずなのだが、ヒョードルは次元が違って、その上をいっていたような気がする。果たして今のヒョードルを倒せる者なんているのだろうかって思ってしまうくらいだ。

試合後ミルコは「ベルトを取るまでやめる気はない」と宣言しており、すぐに練習を再開して10月23日のPRIDE30での復活を目指すという。ヒョードルを倒すにはかなりのレベルアップが必要かもしれないが、是非リベンジしてもらいところだ。このままでは終わってほしくない。

それからミドル級GP準決勝では“絶対王者”ヴァンダレイ・シウバがヒカルド・アローナと対戦した。シウバの圧倒的な強さが好きで、桜庭を倒したアローナを是非とも倒してもらいたかったんだけど、試合はまさかの敗戦を喫した。ミドル級では無敗を誇っていたシウバもついに敗れてしまったのだ。判定で負けたのだが、アローナは完全に試合を支配していて強かった。

決勝はそんなアローナと準決勝でアリスター・オーフレイムを倒してきたマウリシオ・ショーグンとの一戦となった。シウバを倒したアローナとどんな戦いになるのかと思っていたが、ショーグンはさらに強かった。序盤に右フックからひざ蹴りを決めてダメージを奪うと、アローナが回復しきらないうちに猛攻を仕掛け、最後は得意の踏みつけ攻撃から、嵐の鉄槌連打でKO勝利だった。まさに若きニューヒーローの誕生の瞬間だった。

試合後、兄弟子で前王者であるシウバから祝福を受けるシーンがとても印象的だった。これまではシウバの独壇場だったミドル級戦線も新王者ショーグンやアローナなど、新たな選手の台頭でますます今後が楽しみである。そして吉田秀彦ら日本人にも頑張ってもらいたいし。今後もプライドのリングから目が離せない。


PRIDE GP 2005 FINAL

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