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春夏秋冬ライフ

四季の変化に向き合い、目の前に起きる様々な出来事を目の丈で追ってみた。

バイパスも店の賑わい

2013-04-23 21:40:00 | ライフワーク
バイパスが生れ、車の流れが一気に増えた。
この車に、通り沿いにはお店が、雨後の竹の子のように次々と誕生する。
かっては何も無かったのが、食べ物屋が、この車の流れを見逃さない。
その一つが、この回転寿司、広い駐車スペースに車が埋まり、賑わいを見せ、混み合う時は中で順番待ちである。
1皿100円を維持するため、徹底的な省エネである。客席には個別にタッチパネルで、注文を受付注文品は運搬のメッセージが流され、コンベアを通じて届けられ、一切、人を介さない。
厨房は客室と隔離され、一切その姿は見えない。コンベアーを通じて只、運ばれて来るだけである。
さて、その厨房はロボットが大量の注文に応じて、握っているのであろか?
その内側が覗きたくなる。

殆どがタッチパネルの操作だけに、慣れるまでは戸惑い、カウンター越しの寿司職人に「トロ一丁」なんて、やりとりした昔気質の年寄りには恐らく難しいであろう。

平日の昼時であったが、子供連れの家族で一杯であるが、殆ど若い人が多かったのも、タッチパネルの世界からであろう。


カリン姫が休みで、折角来たが 雨の日、傘を差しながら回転寿司へ行く。


操作の呑み込みも早く、盛り沢山のメニュウを選びだし、ちゃんとさび抜き迄の注文。
注文品は台に載せられ、流れ品とは識別され、ピックアップ。

最後はレザートで仕上げも、ゲーム感覚で楽しみながら食べられる。
寿司なんて、年に何回かの贅沢品と思っていたが、徹底した省力化が手の届く所に近づいてきた。


過去の記憶からリセット出来ず

2013-04-16 15:10:00 | ライフワーク

家のフローリング工事を実施した。
大工の棟梁が工事を実施するために、部屋を解放しなければならない。
タンス、本棚、什器の大移動に家の中が忽ち、物置になってしまった。
そんな物を元に戻すならば、然程のこともないが、普段手が付けられない
不用品の廃棄、処分を分別する機会でもあった。
そのターゲットはやはり書籍類であった。積んどくだけで、今後、読む機会もないもの、フクロに入れられた書類、古い手帳などが抱え込まれ、棄てられないでいる。
過去に断ち切り、思い切り棄てれば良いのに、既に黄ばんだ紙に、時の経過を物語何となく目を通す。

その手帳の某年の行事とメモが、未だ青い時代の遠い記録が生々しく、目に映る 。
その1年はこんなことが書いてあった。
上級職のチャレンジに事業所の推薦から、準備を始め、国府津の研修所での厳しい試験、勤労からの結果通知まで、約半年に余る節目の出来事が、一喜一憂する大きな行事でもあった。準備にあがき、苦しんでいる、様子が蘇る。
これが終わって、組合から放免され、積み立てた闘争資金が返ってくる、余祿の恩恵もあった。果たして、飲んでしまったのか、何に使ったか、覚えていない。

5月の連休に今は亡き親父の企画で常磐へ家族旅行、息子、娘が両方とも熱を出し、ダウンしたことなど、虚弱であった一面も、垣間見える。 その二人が既にパパ、ママにそれぞれ子持ちの親になっている。

9月、上海宝山、天津、北京へゼミの講演で転々と移動。10月台湾台北へ商談打合せと折しも、国家思想が異なり、会い対座し険悪な、中国、台湾の両国を忙しく廻っている。

11月、姪の結婚式で川越大宮神社へ、その家族と今年法事で会いと二人の娘は大学生と栄養士と、立派に成長している。

その間、輩は腰痛で整骨医に度々、通院している。既にそのころから、背骨に爆弾を抱えていた事を改めて思い知らされた。

そんな積み上げた過去をを読んでしまい、目の前の積み上げた荷物が中々整理できず、時間が掛かってしまった。
チョットしたメモに遭遇し、時間の経過から、希薄している過去の事実に、改めて色々なことが思い知らされた。
何にもならない過去の記録に、リセットが中々出来ない。

緊張の中、刺激的な運転講習

2013-03-20 06:07:00 | ライフワーク

講習の案内に、改めて初心に帰り、老体に鞭打ち教習所へ。
初めて行く教習所であり、道不案内、最寄りの駅に付けば何とか成るだろうと思ったが、肝心の時刻の電車に乗り遅れてしまう。
次の電車は10数分後、集合時間に何とか間に合ったが、コンビニで場所を聞き、猛烈なダッシュで受付にぎりぎりで滑り込む。
これから試験と言う教習生の身分でありながら何とも、余裕のない、滑り出しは暗澹たるものであった。

当日は受講生は3人、一見、人当たりのよさそうな感じのベテランの教官ではあるが、やはり審査ともなると厳しい観察のもと、3時間びっしりと法定の検査で評価される。
安全運転を出来るか評価の基礎能力は、夜間視力、動体視力など目の検査がある。
視力検査は今回は無く、警察での免許証更新時のお楽しみであった。


最大の山場である、教官の監視による実車の教習所内のコース運転はやはり緊張しまくりであった。
3人の受講生で、たまたま一番最初になり、何時もの愛車とは違う車種に運転感覚が掴めないままのいきなり本番に、仮免許の時の心臓バクバク感は再び蘇った。
コース内にわざわざ置かれた自転車の障害物もしっかりケアーし、段差の障害の操作、苦手とする車庫入れも、まあなんとかこなし、周回し、次の受講生にバトンタッチした。

<車種はマツダのアクセリア

これで山場と思ったが、運転シュミレータによる運転適性診断はかなりの難解であった。
高速に、時折の変形道を常に、センター位置を保持するハンドル操作と、時折車道を横断する子供など色々なパターン、アクセル、ブレーキ操作が正しく行われれているか、運転の適正能力を判断する。
画面と向き合って、本番前に練習が行われるが、道から外れたり、ブレーキが間に合わなければ、ブザーと×印で画面上から容赦なく叱責をくらう。
同席した女性も慣れない操作に、ハンドルの回し過ぎ、ブレーキの遅れなど、思わずキャーと声を上げていたが、ゆっくり走れる実車訓練より、難しかった。
こうしてアクセル、ブレーキ、ハンドルと個別に評価され、1~5段階で結果が渡される。

因みに己の評価はハンドル操作はおろそか、咄嗟の判断は落ち着いているとパソコン先生から評価頂いた。
ハンドル操作さえ上手く行っていれば、優れているを貰えるが、事故防止の咄嗟の対応に精一杯でありそれも客観的な指摘と甘受する。
こうして3時間、びっしりの実機講習で緊張の世界にのどはからからであった。
これで、一先ず更新のハードルの一つは越えられた。
「うん!!未だ老人暴走族は続けられる」

酸っぱさが、口に広がる。

2012-12-25 21:20:00 | ライフワーク

押し迫っての悲しくも重い義兄の旅立ちであった。
癌との闘病に一進一退を繰り返し
転移が脳に及び
近代医学をもっても、最早手の施しようもなく
最後は医者の手から離れ、
ただただ、時間の経過を待つだけの最後であった。

叩き上げの大工さんとして腕を上げ、
建築ブームの追い風に乗り
多くの職人さんを抱えるまでの隆盛の勢いであった。
一線を退き、野菜作りなど畑作業に、エネルギーを注ぎ
生涯鍛えた体は鍛えた体は頑健そのものであった。

ご住職の法要も終わり、霞が関(埼玉)で、お迎えの車に載せられるまでの
子供達、孫達、親戚縁者に最後の別れであった。
取り分け、未だ幼稚園の孫娘の初めての体験。
おじいさんの姿を前にしり込みする姿は
只事ならぬ状況が、自然と判ったようであった。




煙となって、天空高く、飛び去ったことを見届けた後、
義兄宅に行き、庭の畑に寄ってみる。
大根が地中から、顔を出していた。
手塩に掛けた柑橘類や真っ赤な唐がらしが、今や盛りと
沢山なっている。
その一つを口にすると、とてつもなく酸っぱさが、口に広がる。
「そりゃ~酸っぱいだろうよ」
と畑の向こうから義兄が微笑んでいるようでもある。

既に主の居なくなった今も、この厳冬の世界に
しっかりと根付いていた。

悲しき別れ

2012-05-12 18:25:00 | ライフワーク

ご近所を良く歩き、それが健康維持であったか
拙宅の植木の刈り込みに「綺麗になりますね~」と
優しく声をかけてくれたのが、つい先日のようで、元気な姿であった。
その姿を最近、見えなくなり
ベットに過ごさされる不自由な体であったようだ。
生きていくために本人ばかりか、24時間の家族の支援は
語りに尽くせぬぐらいに大変だったようである。

近所の誼、何かお手伝い出来るものは
せめて、仏様とその家族への恩返しである
お通夜と告別式に図らずも、受け付けの重い
仕事に陰で支えることが出来た。
お通夜は、用意した椅子も、間に合わず
予想を越える弔問客であった。
これも、仏様や喪主の人徳から
お別れしたい人達の
自然発生的に生れた結果であった。



両日とも、春特有の変わり易い天気
お住職のお経を読み上げる厳粛な折に
春雷がなり、時折激しい雨が
地面を叩きつけた。
丸でお別れを演出するかの如く
轟き渡った雷鳴であった。


告別式も終わり火葬場へ
お住職の最後の読経のなか
お別れのお焼香
かまどの扉を開くと
すでにゴーと言う火炎の音が響き渡っていた。

空高く、魂は五月の空へ
先程の春雷は既に収まっていた。
ああ~これで、終わってしまった。

お冥福を祈る。


ようこそ松崎家の世界へ

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