多英決断、愛子のためヒールでいい (日刊スポーツ) - goo ニュース
いまさら決断されなくても、とうの昔に上村、上村って騒がれて、長野のときから、それで2大会連続メダルを取ってるんだから、たえは、ヒールなんてのは先刻承知で、メダルを取れるのはたえだって。
あとは解説の人がたえすげーと連発すりゃいいだけのことよ
”フリースタイルスキー・モーグル女子の里谷多英(29=フジテレビ)がヒール(悪役)に徹する。11日の試合本番を前に、同種目の男女代表8人は10日、サウゼドルクスの大会コースで公式練習を行った。里谷は昨年2月の泥酔騒動後、度重なる故障と戦いながら五輪へこぎつけた。2大会連続メダルで注目を浴びてきたが、今回は悲願のメダルを狙う上村愛子(26)に主役の座を譲り、後輩を支えながら「ダーティーヒロイン」として3度目の表彰台を誓った。
里谷は練習を終えると「早く終わってほしいです~」と笑った。こぶを攻めるターンに力強さが戻ってきた。第1エアのバックフリップ(後方回転)は高さ十分。第2エアはこの日、予選用のダブルツイスター(2度体をひねる)の練習を繰り返し、最後に決勝用のフロントフリップ(前方回転)を成功させて締めくくった。まだ完成度に不安を残すが、あとは思い切り勝負するだけだ。
98年長野大会で金メダル、02年ソルトレークシティー大会では日本勢の不振の中で銅メダルを手にした。まさに五輪の主役として輝いてきた。しかし今回は違う。昨年2月の泥酔騒動で五輪金メダルの栄光を自ら傷つけた。離婚も経験し、ゼロから再出発した後もフロントフリップの失敗で故障が相次ぎ、W杯出場は4戦だけ。転倒続きで1月のイタリア・マドンナディカンピリオ大会の12位が最高だった。
一方で、ともに五輪を闘ってきた上村が昨季から投入した3Dエア、コークスクリューを完成させ、メダル候補として注目されている。五輪前は「主役交代」の状況に。それでも里谷は、後輩を思いやった。関係者によるとW杯転戦中、何度も食事をして「愛子のために、今回は私が悪役になればいいんでしょう」と脇役宣言した。2度もメダル獲得の喜びを味わって、逆にその陰で悔し涙を流してきた上村の気持ちも分かる。自分を慕ってくれる後輩の悲願達成を願った。
泥酔騒動で批判され、中傷報道に傷ついた。なかなかイメージを回復できないのが悔しいが、頼れる「姉御(あねご)」として上村に優しく声をかけた。プロレスでいうならば、人気のベビーフェイス(正当派)に対して実力派のヒール(悪役)。年季を積み、相手を引き立てる主役以上の実力がなければ、ヒール役は務まらない。また素顔に戻れば、相手に気遣いのできるレスラーは多い。今の里谷なら格好いい「ダーティーヒロイン」役がうってつけだ。
選手村では上村と2人部屋。人工雪やコースの攻め方などを話し合った。内心は、このままで追われない。3大会連続メダルで汚名返上を狙う。予選は26番目スタート。決勝では女子で数人しかできない大技フロントフリップで勝負を懸ける。「後悔しないような五輪にしたい」。五輪の申し子、里谷の4度目の挑戦が始まる。【佐藤智徳】”
いまさら決断されなくても、とうの昔に上村、上村って騒がれて、長野のときから、それで2大会連続メダルを取ってるんだから、たえは、ヒールなんてのは先刻承知で、メダルを取れるのはたえだって。
あとは解説の人がたえすげーと連発すりゃいいだけのことよ
”フリースタイルスキー・モーグル女子の里谷多英(29=フジテレビ)がヒール(悪役)に徹する。11日の試合本番を前に、同種目の男女代表8人は10日、サウゼドルクスの大会コースで公式練習を行った。里谷は昨年2月の泥酔騒動後、度重なる故障と戦いながら五輪へこぎつけた。2大会連続メダルで注目を浴びてきたが、今回は悲願のメダルを狙う上村愛子(26)に主役の座を譲り、後輩を支えながら「ダーティーヒロイン」として3度目の表彰台を誓った。
里谷は練習を終えると「早く終わってほしいです~」と笑った。こぶを攻めるターンに力強さが戻ってきた。第1エアのバックフリップ(後方回転)は高さ十分。第2エアはこの日、予選用のダブルツイスター(2度体をひねる)の練習を繰り返し、最後に決勝用のフロントフリップ(前方回転)を成功させて締めくくった。まだ完成度に不安を残すが、あとは思い切り勝負するだけだ。
98年長野大会で金メダル、02年ソルトレークシティー大会では日本勢の不振の中で銅メダルを手にした。まさに五輪の主役として輝いてきた。しかし今回は違う。昨年2月の泥酔騒動で五輪金メダルの栄光を自ら傷つけた。離婚も経験し、ゼロから再出発した後もフロントフリップの失敗で故障が相次ぎ、W杯出場は4戦だけ。転倒続きで1月のイタリア・マドンナディカンピリオ大会の12位が最高だった。
一方で、ともに五輪を闘ってきた上村が昨季から投入した3Dエア、コークスクリューを完成させ、メダル候補として注目されている。五輪前は「主役交代」の状況に。それでも里谷は、後輩を思いやった。関係者によるとW杯転戦中、何度も食事をして「愛子のために、今回は私が悪役になればいいんでしょう」と脇役宣言した。2度もメダル獲得の喜びを味わって、逆にその陰で悔し涙を流してきた上村の気持ちも分かる。自分を慕ってくれる後輩の悲願達成を願った。
泥酔騒動で批判され、中傷報道に傷ついた。なかなかイメージを回復できないのが悔しいが、頼れる「姉御(あねご)」として上村に優しく声をかけた。プロレスでいうならば、人気のベビーフェイス(正当派)に対して実力派のヒール(悪役)。年季を積み、相手を引き立てる主役以上の実力がなければ、ヒール役は務まらない。また素顔に戻れば、相手に気遣いのできるレスラーは多い。今の里谷なら格好いい「ダーティーヒロイン」役がうってつけだ。
選手村では上村と2人部屋。人工雪やコースの攻め方などを話し合った。内心は、このままで追われない。3大会連続メダルで汚名返上を狙う。予選は26番目スタート。決勝では女子で数人しかできない大技フロントフリップで勝負を懸ける。「後悔しないような五輪にしたい」。五輪の申し子、里谷の4度目の挑戦が始まる。【佐藤智徳】”