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オリジナル生地制作日記.ワイズテキスタイル

ワイズテキスタイルはオリジナルジャガード織物工房です
工房での出来事やいろんな作品を紹介しています

織り方 テクスチャー 考え方

2010年05月19日 11時24分09秒 | ワイズblog
      

写真顔織 納得できる作品が完成するようになってきました。
写真織は織り方、特に織物だから点と面と組織の使い方によって表情が全く違ってくる
点、面、線をいかにうまく組み合わせるか。
課題  もっと粗い織り方でもいいと思っている。細かすぎると、写真との差別化、織の温かみがなくなる。



テクスチャーのある糸。
簡単に織物らしさを出すことができる。表面に凹凸の効果を出せる。
糸が太くなるので細かい織には向いていない。織り機の調整が大切。



写真デザイン織の中に少しのラメ糸。
プリントでは出せない光を簡単に出すことができる。あんまり光り過ぎると気持ち悪い。
織、調整、織、調整、、、の繰り返しで加減を決めていく。



組織を何重かの織り方にして、表面を燃やし中の糸を飛ばし不思議な面白い織物ができる。
でも、何に活用できるか?面白いだけではどうかと思う。



デザイン織、
デザインをしっかり面でパソコンで描き、織り方(組織)を当てはめていく。
課題、デザイナーは色を最重要視するので、ペタンとした織物になりやすい。
課題、色か織り方どちらに重点を置くか考えたい。どちらかを犠牲にしないといけない。



縦糸浮かし織
浮いてるから何?と思う。縦糸浮かせる(飛ばす)事に意味を持たせないと何にも無い作品になる



綿少し太糸を使う。
太糸だから打ち込みが少なくなる。当然色数も。。
やわらかい組織を考えるのがとても苦労。でも温かみのある触りたくなる織物になる。

     

フクレ織り
組織を袋にして、横糸にお湯に入れると縮む糸を入れる。
簡単にテクスチャーを表現でき、面白い織物になる。フクロ織りにする、距離がとても大切。微妙な色が出ないが、それ以上に視覚、触覚の効果が面白い。

  


写真織り
プリントや写真にはない織物独特な高級感、見て、飾って飽きが来るのが遅い
ほぼ、どんな写真でも一定のレベルで織物にできる。


ウール縮揉
横糸にウールを入れ縮める。温かみ、、柔らかさが増す。


グレースケール織り
横糸を黒白の糸に変える。ほぼデザインのとうりに色を表現できる。
ここに、光沢感のある白糸、黒糸をいれることで、また表情が変わってくる。


写真織
織るだけでは物足りないから、ラメではない光沢のある糸を入れるなどして、工夫が必要。
少しの手間で表情が凄く変わる。点、面、線、硬い組織、柔らかい組織の使い方が重要で作っているときにとても楽しい。