週明けから一般質問が始まります。
一般質問は60分という時間を頂戴するので、(質問30分、回答30分)3~5テーマに渡って市長、執行部とやりとりを行います。テーマのひとつを「表題」というのですが、表題1についてはまず市長が回答することが先例となっています。ということは一番問いたいものを「表題1」に入れる。
私の今回の「表題1」は「新潟空港への新幹線乗り入れについて」です。
ちょっと今作成している原稿を載せてみます。
以下原稿案
「赤字が続いたら、誰が負担するのか」
新幹線の空港乗り入れに対し、新潟丸の船長、米山知事が仰ったこの言葉は私をはじめ、推進派と言われる方々の失望を誘いました。
「現状との隔たりが大きい。70万人のギャップを埋められるのか」
併せて知事はこうも語っておりましたが、この言葉からどうやって明るい新潟の未来を想像できるのでしょうか。この協議会においては、その差を埋めるにはどうするのかを考えることはないようです。それほど実現不可能な数値なのでしょうか。
確かに422億という事業予算は決して安いものではありませんし、試算に基づく70万人のギャップという問題の解決は簡単なものではないでしょう。
新潟はインフラの整備という面において、先人の尽力のおかげで他都市と比較しても大変に恵まれていた。空港だけではなく2つの港、高速道路、新幹線、バイパスなど、あえて説明する必要はないでしょう。
私が東京から新潟に戻ったのが10年前。その年は125万人が新潟空港を利用しました。その2年前、中越地震があった年は145万人が空港を利用しています。平成28年度の利用者は99万人。
皆さんにお尋ねいたします。
新幹線が直接乗り入れている空港は日本のどこかにありますか?
私が新幹線の空港乗り入れにこだわるのはそのことです。新潟空港が「日本のオンリーワン」になることができるからです。
長い将来に渡って、そこから生まれるものは、我々が今想像できるもの以上の効果を引き出す可能性がある。次世代に可能性を繋げることができるのではないでしょうか?私はそう思っています。
「新潟が通過点になるだけじゃないの」と仰る方も多い。本当にそうでしょうか。少なくとも新潟に寄る可能性は断然に増える。新潟が主導権を握れる施策も増えるでしょう。今声を挙げていただいている群馬だけでなく、北陸や東北、新しい海外線など、新潟を中心に、新しい都市間ネットワークの先導ができるのではないですか。ここが日本海側のインフラ起点になれるのではないですか?
ガーラ湯沢の盛況が伝えられています。スキーブームの終焉で瀕死となっていたガーラ湯沢スキー場は外国客で息を吹き返しています。新幹線の乗り入れにより75分でゲレンデへ直行できるということが売りとなっているのです。海外の方はお金ではなく、時間をチョイスしているのです。
100分ちょっとで新潟空港から東京へ行けるのですよ。しかも乗換えなく。バスはあんなにみんな乗換えを嫌がったではないですか。反対を考えれば、この利便性は一番の売りになるのではないですか。
ここは日本海側唯一の政令都市を抱える新潟です。どうやったら新潟が活性するのかを真剣に考えていただきたい。黙っていれば21年後には230万県民が180万になると予想されています。50万人減ると予想されているのですよ。本市もそれで良いのでしょうか。
新聞記事を見て、危機感が欠如している、怖いと感じたのは私だけでしょうか。
この後質問を展開しますが、さてどうなるか。米山知事のもとでは形勢は劣勢ですが、抵抗いたします。