報道による成人式パッシングが続きます。特に地方紙である新潟日報さんはその姿勢を崩しません。
そんなに犯人を作りあげたいのでしょうか。ペンという武器で若者に同調を求めているのはあなた方なのではないでしょうか。この後感染者が拡大したら、それは「成人式」のせいなのでしょうか。
確かにこれだけお願いしても当日来てしまう若者も、終わった後、騒いでしまう若者もでてしまうかもしれません。いや、自分のことを考えれば出てしまうでしょう。またあなた方も街に繰り出して、騒ぐ若者を捕まえて大々的に報じるのでしょう。
でも彼らの大多数は真摯に我々の願いを聞いてくれるはずだと私は今でも信じています。もしそうであったら、是非そこも報じていただきたい。
確かにリスクはある。小さいとは言いません。そのリスクを今、高める必要はあるのかという皆さんの主張もよくわかります。でも、それをやるべきだという方々の声を殺してまで偏った報道を続けることは如何なものでしょうか。疫学者や医師会のコメントを載せるだけ。少なくとも当事者である若者の声を記事にしていないということはどういうことなのでしょうか。
中止になったところでは、マスコミが成人を迎える若者が嘆く声や着付け、髪結い、花屋さん、会場設営の方々など、なんとか一生に一度のお祝いをコロナ禍のなか、なんとか成し遂げようと努力いただいていた方の悲しい声を取り上げています。
本市が中止や延期を決定すれば、あなた方はこぞってこれを報じるのでしょう。
政令市20市のうち、さいたま市を含む7市が中止または延期を決定しました。残り13市、横浜市を含む緊急事態宣言の該当市でも決行に向けて努力しているのです。なんとか少しでもお祝いをしてあげたいというこの姿勢は間違ったものなのでしょうか。
市長、教育委員会も苦渋の判断だったと思います。我々も会派内で喧々諤々いたしましたし、反対者もおりましたが、万全の態勢で臨むことを条件に賛同の意志を表明しています。
それより今、大切なことはいっぱいありませんか。まだまだやるべきことはいっぱいありませんか。報じなければいけないことはないのですか。
昨日、我々は4項目、19点の要望提言書を提出いたしました。この要望は、執行部とも多いにやり取りがあっての提言なのです。成人式に目くじらを立てる会派や個人の「思い」を取り上げることも大切だとは思いますが、我々の要望はそれ以下ですか?地域に根差し、地域を思い、地域の発展を願うのであれば、我々をたたけば、低く扱えばいいという姿勢が皆さんにあるとすれば本当に悲しい話です。
日報さん、今一度、今までの要望書をお読みいただきたい。「あなた」はこんなに近くで我々の声を聞いているんだから、もっとすることあるでしょう。書かねばならないものがあるでしょう。我々に同調できる点もあるはずですよ。
これができなければ大いに我々を叩けばいいではないですか。今は非常時です。みんなで新潟を何とかしなければならないのですから、今は是非とも当事者であっていただきたい。互いに前に進むことはできないのでしょうか。そうであるならば是非、声をあげていただきたいとお願いいたします。
私も皆さんの記事をちゃんと読ませていただいています。Gotoイートも皆さまから買わせていただいています。当会派への日頃のご愛顧に感謝しておりますが、今回はお許しください。
要望書をごらんいただきたい方はこちらからどうぞ↓
http://y-tamura.net/?pp=journals
