私の交友関係は細く長くのタイプのようです。
一番長いお付き合いは小学校の同級生達。
４年５年６年は組み替えがなかったので
６６年の間、付かず離れずで今も時々会う友人がいます。
k子ちゃんは東北のご長男の嫁さんになったので
帰省も儘ならず、親の最期にも間に合わず状態で
当然、私達は５５年間逢ってはいないが、
年二度のハガキは欠かさずのお付き合いです。
実は、私２度の離婚を経験しています。
最初は子供達の父親なので悪口は言いたくないが
給料は入れない。DV。マザコン。
正体不明で私は子供を連れて逃げ出しました。
子供達が家庭をもって一安心の時発症した病気で
職を失い、喰えない生活の時に助けて貰った
職場での友人の家に転がり込み、結婚したのですが・・・
彼は ある種の障害者です。
娘は看護師をしていたので、理解できると思っていたが
ダメで、娘の夫と二人して、小馬鹿にした嫌みな態度をとり
挙句に、
「お母さんが死んだら（勝手に決めるな！！）
Sさんの世話はしないから！！」とわざわざ電話が来たのです。
その他にも要因はあって、別れることになりました。
１５年前の事です。
暫くは連絡も取らずにいたが、時が解決すると言うのか・・
８年前位から、電話連絡。年賀状。年末には切花がどっさり届く。
一昨年は 観光地でもある この里山に来てくれました。
彼が地元の仲間と旅行をすると、土産物を送ってくれます。
昨年も紅葉の季節に来てくれて、日帰り旅行を楽しみ
その際、 今度は温泉に入りたいから宿泊で・・
と言う事になって、 今月末 実行になります。
宿の一部屋に泊まっても 男と女では無い関係。
互いに苦い水を飲み、
一人住まいの不安を経験し
互いの良さ、感謝の気持ちを 改めて感じる人間関係。
これは 悟りなのかしら？
３０年前、同じ職場で苦労を共にした女友達が数名
今も 折々に連絡を取り、忘れた頃に合うチャンスが来ます。
彼女が昨年１０月、日帰り旅行をしたいと連絡があり、
バスの格安チケットを取り、丸一日 紅葉を愛で
季節の食材を食べ、滝のオーラに癒された時間がありました。
その時、バスの中で、
彼女の面識のある小学校からの旧級や二度目の夫の話をしたのです。
彼女は、職場結婚した夫が３０歳代で病になり
（言いたくない様子なので詳しくは聞いていません）
入院生活を続けていたのですが、
私達が一緒に働いていた頃亡くなられました。
私には そう感じられなかったのですが、
彼女は結構、男性とのお付き合いにはマメだったそうで
夫が亡くなった後、 結婚前提の交際をする人が出来て
遠距離交際を続けていたのですが、 やはり娘さんの反対で
交際は終わったとの事です。
娘って・・・ファザコンなのかしら？
実の父以外は父親と認めたくないようで
再婚には かなり手厳しい反応をしますね。
彼女は今も、彼氏が居るような、居ないような？ニュアンスで
…私達、モテルってことよ…と 一言。
えッ！！ 私は考えた事も無い言葉にドキッです。
ちょっと ちがうんだけど～といいたかったけど
彼女が 幸せな時を生きて来たのだったら
何も言わなくていいのかも・・
そんな 気持ちで 彼女との距離感を保って
これからの時間を生きたいと
そう思う７３歳の秋が過ぎていきました。
