介護付有料老人ホーム 悠悠通信

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函館のグループホームで虐待

2012-03-23 12:21:01 | トピックス
今朝の新聞で函館市にある認知症高齢者グループホームで、
40歳代の女性職員2人が半年間にわたり、入所者の高齢者男
女5人の頭を平手打ちするなどの虐待行為を繰り返していた
ことが発覚していたという。

函館市が昨年10月に施設に改善勧告を通知していたことが
わかった。

虐待をしていた職員2人は同11月に解雇されたという。

虐待は高齢者に土下座をさせたり、後頭部を平手打ちした
り、「死ね」と言ったりした行為。

施設は60~90歳代の18人が入居しており、同市は、今年2月
に実地指導で、改善を確認できたという。

最近、全国でこうした高齢者に対して虐待をしている事例
が多く聞かれるようになり、同じ介護施設をする私達は胸
を痛めます。

ここにも介護職員を目指す人達の資質が問われているので
はないかと思います。

介護施設等は慢性的な人材不足に陥り、昔とは違い成り手
がさほどの経験を積まなくても、職員として働くことがで
きることにも影響があると思います。

介護職を目指す人は、この仕事に魅力を感じつつ、使命感
を持つことができる人が昔は多かったと思います。

働く職員も高齢者支援を通じて「愛情」「思いやる気持ち」
を持つことでスキルが身につくのですが、最近はあまりそ
うした感情を持つことがない人材が多いのです。

嫌なことがあれば、すぐに辞めてしまうし、指導してもあ
まり効果がない人も多いのです。

私もよく他の施設職員との話をする機会があるのですが・・

皆さん口をそろえて「難しい時代になった」という。

介護保険制度でやはり、人材養成をどう行うか?これは大
きな課題ではないかと思います。

もしかしたら幼少期からの教育の仕方からの問題かもしれ
ませんね。

こうした痛ましい事件が発生しないためにも・・・

また職員のメンタル面のアフターの充実化を図ることも重
要なのかもしれませんね。



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