柳沢日記

大山鳴動させ鼠を一匹づつ生みたい

4/20 福祉講演会 by たすけあい美浜

2008-03-02 07:20:40 | 医療連携
たすけあい美浜福祉講演会で『薬の副作用とサプリメントの効用』のテーマを頂く・詳細は こちら

以下コピペ

第10回 福祉講演会とチャリティーコンサート

日時:4月20日(日) PM2:00~4:30(PM1:30開場)
場所:高洲コミュニティセンター3階ホール

1.講演会『薬の副作用とサプリメントの効用』PM2:00~2:50
 (講師)千葉市薬業会理事・薬学博士 柳沢吉則
2.中南米音楽               PM3:00~3:20
3.ジャズコンサート PM3:20~4:30
主催:訪問介護とボランティアの「たすけあい美浜
   「福祉の街美浜をつくる会」

申し込み先:美浜区高洲 3-4-12-101 TEL 277-1230 FAX 277-4649 (橋浦・野中)
後援:千葉県社会福祉協議会ボランティア・市民活動センター (財)千葉市薬剤師会 千葉市薬業会
(財)千葉市文化振興財団 ALS協会千葉県支部

「集合住宅高齢移動困難者の社会参加促進支援事業」NPO法人千葉まちづくりサポートセンター

2008-03-01 14:27:03 | まち育て
「集合住宅高齢移動困難者の社会参加促進支援事業」報告書

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**********************************


集合住宅高齢移動困難者の社会参加促進支援事業

柳澤吉則, 栗原裕治, 福川裕一

独立行政法人福祉医療機構社会福祉振興助成(地域連携活動支援事業)

-目次-

目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
1.はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
2.実施概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
(1)各事業の趣旨
(2)事業の実施概要
2.実施結果と課題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
(1)検討委員会
(2)ニーズ把握調査
(3)移動支援サービス内容検討
(4)移動支援サービス説明会
(5)モデル事業(おでかけ事業)
(6)モデル事業(おためし事業)
(7)実施結果の評価・事業化計画
3.付属資料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19
(1)検討委員会 委員名簿
(2)検討委員会 議事録
(3)アンケート結果

1.はじめに

千葉県の東京湾岸埋立・造成地に立地するニュータウン群は昭和40-50年代に中低層(5階建て)エレベーターの付設されていない集合住宅が大量に建設され、当初入居された住居者の高齢化が進展し、階段の上り下りが困難となり、家に閉じこもる高齢者が見られるようになり、日常生活に不安を抱える状況に発展している。一つの方法としてエレベーターを付設する事が提案されているが、投資額が多額(1階段あたり1,800万円程度)であり、また住宅構造上10戸にエレベーター1機必要となり、URの賃貸住宅では少数の例はあるものの、全体としては設置が困難な状況にあり、特に分譲住宅で導入は進んでいない。また、この地域は東日本大震災の折りに、動力源の緊急停止に伴い団地の多くのエレベーターが停止し、移動を含めた日常生活が困難になる事態が発生した。また、居住者の階段移動を支援する階段移動リフトも、平成20年度以降介護保険制度の貸与の対象となったが、高齢者のみの世帯や単独世帯ではこのリフトの利用は困難で、支援機としての普及が進んでいない。
このような状況を踏まえて、上記の解決策として、必要な時に、階段移動リフトの操作技術を要する支援者と階段移動リフト機器をセットでサービスするシステムを提供することである。このシステムの実現により、独居や高齢者世帯での利用が可能となり、また常時訓練を受けた専門の操作支援者が行うことによる安全性の確保と併せて個々人で1台づつ機器を所有せずに複数の対象者で機器を活用することによる利用費用の軽減に結びつく可能性がある。しかしながら、現時点ではこのようなサービスシステムがまだ、一部でしか普及されていない。そこで本事業によりそのためのサービスシステムの確立・実現のための方策を探る必要がある。
本事業は、前述のような状況にある集合住宅に居住する高齢者等の移動困難者の社会参加を支援することを目的に、階段移動リフトを活用した階段移送サービスにより、買い物、通院、趣味の活動等の参加のための移動支援サービスシステムを実施検討する事業である。
本事業により、該当する団地居住者のニーズの確認を行うことにより、移動困難者のニーズが明確にし、今後の対応の検討に有益となる情報を得ることを目指した。また階段移動困難者に対して本事業でPR・広報活動を積極的に行うことにより、団地居住者の階段移動支援のサービスの認知度を上げることも意図した。さらに、本事業により地域の住民にも広報をすすめることにより、移送サービスの操作者側としての地域の協力者を発掘することができることを併せて考えた。
 これら知見を総合し、システム・運用方法・操作用人材の確保等をすすめることにより、持続可能なサービスとしての継続が可能となる方策を探ることを目指した。
 本報告書にまとめた事業成果をもとに、継続的に実施できるための、料金体系、運用システム、運用ルール等を確立し、今回対象としたエリアでの本格的な事業化を図る。さらに、今回の事業の対象外区域へもサービス対象を広げるため、ホームページや報告書配布、独立行政法人都市再生機構(以下URと略す)等に本事業の成果を公表し、同様なサービスの実施を希望するNPOや地域団体に情報提供するとともに、要望があれば事業化の支援活動も行っていく。

2.事業概要
(1)各事業の趣旨
ア.検討委員会
千葉県内のエレベーター無し中低層集合住宅を中心とするニュータウン地区を対象に、地域における移動困難者の生活上の問題点を把握し、さらに今後の外出支援のあり方について地域の実践者による委員会を設置した。
イ.ニーズ把握
現在は移動に問題はない住民の将来の住居を含めた生活様式や福祉サービスに対するニーズを把握するため、今回の事業対象区域に在住し、現在は自立生活をしているが、今後本事業のサービスを利用することが予想される人を対象としたアンケート調査及びヒヤリングを実施した。
 ウ.サービス内容検討
  前述の検討委員会で地域の特殊性に鑑みた具体的なサービス内容について会議を開催し検討した。
 エ.移動支援サービス説明会
  前述の地域の住民を対象に、階段昇降機を実際に体験する機会をつくり、移動困難の状況を想定した場合の課題について考えるきっかけをつくるため説明会を実施した。
 オ.モデル事業(おでかけ事業)
前述の地域の住民を対象に、移動困難者が公共交通機関等を利用し余暇を楽しむことに対する意向の確認及び、このような外出時の課題抽出のため、貸し切りバス2台を用意してお出かけを行った。
カ.モデル事業(おためし事業)
 前述の地域の住民を対象に、移動困難者が外出するにあたっての課題抽出のため、実際に階段昇降機を試験的に利用して頂いた。
(2)事業の実施概要
ア.検討委員会(計3回) 委員構成は別表のとおり
(ア)委員会開催時期、場所、出席人数、議題
  第1回 検討委員会
  開催日時 平成23年10月30日(日)13:30-15:30
  開催場所 高洲3丁目集会所(千葉市美浜区高洲3-4-20)
  出席人数 9名(事務局2名を含む)
  議  題 自己紹介、開催経緯、委員長選出
地域福祉の現況とこれからのありかた
実施項目検討(移動支援サービス説明会、ニーズ把握
調査、おためし・おでかけ事業、利用者アンケート)
第2回 検討委員会
  開催日時 平成23年12月22日(木)16:30-18:00
  開催場所 高洲3丁目集会所(千葉市美浜区高洲3-4-20)
  出席人数 8名(事務局1名を含む)
  議  題 実施項目の検討
(移動支援サービス説明会・おためし事業、
ニーズ把握調査、利用者アンケート)
第3回 検討委員会
  開催日時 平成24年1月18日(水)13:00-15:00
  開催場所 高洲3丁目集会所(千葉市美浜区高洲3-4-20)
  出席人数 8名(事務局1名を含む)
オブザーバー 2名(UR)
議  題 実施項目の進捗状況
(お試し事業、ニーズ把握調査、おでかけ事業)
イ.ニーズ把握調査
(ア)調査先、内容及び方法
千葉県のニュータウン地区中層集合住宅一般住民へのアンケートを実施した。
配布数3000件 有効回答数302件
(イ)調査期間 平成24年1月1日~24年2月29日
アンケート結果については委員会に報告した。
ウ.サービス内容検討
・ 階段昇降機サービスの実施における課題を抽出し対応を検討した。
・ 開催日時 平成23年11月24日(木)16:30-18:00
・ 開催場所 高洲3丁目集会所(千葉市美浜区高洲3-4-20)
・ 出席委員 8名(事務局1名を含む)
エ.移動支援サービス説明会
(ア)開催日 平成23年11月 9日(習志野市)
平成24年 2月16日(千葉市美浜区)
(イ)場 所 袖ヶ浦団地集会所(習志野市)
実施団体:たすけあいサポートアイアイ
高洲3丁目集会所(美浜区)
実施団体:福祉のとも・あゆみ
(ウ)対象者 地域住民及び福祉・団地関係者
       (参加者 習志野市13名、千葉市美浜区45名)
(エ)講 師 袖ヶ浦団地自治会会長 佐藤志郎氏(習志野市)
        磯辺街づくり研究会  村上弘陽氏(千葉市美浜区)
チラシを7000部作成、配布
オ.モデル事業(おためし事業)
(ア)期 間 平成23年10月1日~平成24年2月29日
(イ)対象者 要介護者、地域住民及び福祉・団地関係者
(ウ)実施回数 各地区100回 計200回
(エ)階段昇降機のレンタル数
美浜  1台 実施団体:たすけあいサポートアイアイ
               現有階段昇降機1台あり
習志野 2台 実施団体:福祉のとも・あゆみ
カ.モデル事業(おでかけ事業)
(ア)開催日 平成24年2月22日(両地区合同開催)
(イ)目的地 ホキ美術館(千葉市緑区)
コミュニティーダイニング大里(大網白里町)
(ウ)対象者 本事業対象地域住民及び福祉・団地関係者
      (参加者 美浜区12名 習志野市20名)

2.実施結果と課題
(1)検討委員会
 ア.委員選出
 当初、千葉市美浜区地区の特別養護老人ホームと包括支援センターを運営する社会福祉法人から1名委員として参加して頂く予定であったが、今回の委員に謝金が支払われるということで、公的機関である包括支援センターを運営する立場で参加できないということで、本事業を支援するという立場となった。
 イ.関連団体の支援
前述の社会福祉法人は事業を支援するときも公的立場から特定の事業者を優遇することができないということで、積極的に本事業の広報をするという立場を取ることができないとの見解であったが、一方、移動困難者の外出のニーズが利用者からあった場合には本事業の紹介を頂くことができ、モデル事業(おためし事業)の利用に繋がったケースもあった。
また、本事業は団地を管理、運営する立場であるの一人であるURにも事業開始前に説明を行ったが、本委員会にオブザーバーとしての参加があった。本委員会が地域団体、事業者の双方から構成されていることによりオブザーバーとしての参加が可能であったとのことであった。
社会全体の課題である高齢者の問題に対して、公的機関が公平性を論ずるあまり参加に積極的でない行動を取らざるを得ないという問題は本事業以外の場面でも散見されるが、今後、本事業のように公的助成と多様な主体の取組という場を用意するなど中立の立場でも敷居が低くなるようなステージを用意することにより、公的機関、殊に行政機関が多様な主体の一員として、さらに地域の一員として共に行動する環境を整備していく必要がある。

(2)ニーズ把握調査
ア.アンケート調査(結果は付属資料)

年齢平均、中央値、最頻値は団地住人の母集団データと合致し、適切な標本調査であることがうかがえる。
男女比は日中自宅にいることが多い女性が多くなった。

現在の生活において団地住人の53%が階段昇降に不便を感じている。

将来的にもやはり階段昇降に対する不安が強い。その一方で近隣に頼る人がいなくなるのではと考える人も多い。

階段昇降に対する不安が伸びているのはもちろん、将来一人暮らしになった場合近隣に頼る人がいないことを不安に思う方が11%も増えている。

将来不自由になった場合でも今の住居から離れたくないと考える人が51%を占めた。専用住居を求める人も含め80%が現在のエリアに残りたいと考えている。その一方で20%は別のエリアへの引っ越しもやむないと考えている。

不自由になった場合に必要と思われる設備は各項目であまり差はなく、いずれも30~40%が必要と考えている。


現在の居住場所で永住を希望する方はいずれの設備もまんべんなく求めている。専用住居に住みたいと考える方はやはり専用住居を求めている。
一方で、引っ越しもやむなしと考える方の53%は医療モールを求めており、現居住地域に医療モールが誕生することで引っ越しを思いとどまる可能性が高いと考える。

イ.ヒヤリング
上記の7箇所の集合住宅の管理組合・自治会関係者をヒヤリングし、ほぼ同内容の回答を得た。

(ア)ヒヤリング期間:平成23年10月-平成24年2月

(イ)ヒヤリング対象集合住宅
地域 戸数 エレベーター 建物被害
千葉市美浜区 約1400 有・高層 民間 無
千葉市美浜区 約 200 有・高層 民間 無
千葉市美浜区 約 300 有・高層 民間 無
千葉市美浜区 約  50 無・中層 民間 無
千葉市美浜区 約4700 無・中層 公営 無
千葉市美浜区 約 350 無・中層 民間 建物傾きはなし
習志野市 約 200 有・高層 公営 無

(ウ)平成23年3月11日当日の状況
・建物の損害 表のとおり
・エレベーターの状況 全て停止(エレベーター付住宅について)
・移動困難者の対応 
管理組合・自治会等の人力にて該当者を自室から1階等にある集会室等に移動し、そこで宿泊させた。

(エ)階段昇降機の運用に関する希望
・管理組合及び自治会による階段昇降機の運用は、コスト及び事故時の責任所在の観点から困難である。
・高層集合住宅では通常時福祉目的で階段昇降機を利用・設置する必要性はない。
・一方、地震発生によるエレベーター停止時における移動困難者の階段昇降機利用の必要性は高い。
・災害発生時は福祉目的の利用時とは別の新しい利用仕組みづくりが必須である。
・例えば、発災時に予め定められたルールに従って階段昇降機サービス提供事業者が集合住宅の移動困難者を1階まで順次移動させる仕組みがほしい。


(3)サービス内容検討
 ・本検討では、前述の検討委員会の委員により階段昇降サービスを効率的に提供するための方策を検討した。
ア.対象利用者の発掘
  本課題は以下の方法を検討した。
  ・チラシポスティング   ・医療・福祉関係団体訪問
当初、広報活動はチラシの配布を行った。しかし、反応は低調で利用者数は伸び悩んだ。そこで、検討委員会で意見を集約した結果、地域の管理組合・自治会、福祉・医療事業者等で本事業に理解の深い責任者、担当者に対して重点的に広報を行い、これら団体からの紹介という形で体験利用者を募集したところ多くの利用者を得ることができた。
福祉のとも・あゆみ担当地域では利用者を順調に確保することができたが、これは習志野市UR袖ヶ浦団地自治会の協力によるところが大きい。当該団地ではエレベーター無しの中層集合住宅を中心とする団地であり、かつ従来より自治会による高齢者向け配食サービスを実施するなど高齢者向けのサービスに積極的に取り組み住民間の交流も盛んに行われているため、本事業の必要性に対する理解する下地があった。
表 おためし事業利用者数の推移(人)
11/24 12/22 1/18 2/1 2月末
アイアイ* 6 15 22 43 100
とも・あゆみ* 6 16 32 60 100
計 12 31 54 103 200
*アイアイ  :NPO法人たすけあいサポートアイアイ担当分
とも・あゆみ:NPO法人福祉のとも・あゆみ担当分
イ.運用の検討
階段昇降サービスの運用については、基本的にNPO法人たすけあいサポートアイアイがこれまで行ってきたサービスの方式を踏襲することとした。
・サービスは機器操作者と介助者の2名で行う。
メーカーからの説明では1名で操作可能とのことであったが、安全性の確保の観点から2名体制とした。
・利用者からの依頼により現場に機器と共に機器操作者と介助者を派遣し、サービスを実施する。

(4)移動支援サービス説明会
・説明会の実施もサービス内容検討の対象利用者の発掘と同じく参加者をどのように発掘するかが課題となった。そもそも、階段昇降機に対する認知が低く、対象者がどのようなものか理解できないのが大きな課題であった。このため、いくつかの集合住宅の自治会、管理組合等の協力を得て、おためし事業と同時にこれを住民に見てもらえるような小規模のデモンストレーションとして行い、ここで説明会への参加を呼びかけた。

(5)モデル事業(おでかけ事業)
・ バスツアーとしての内容については概ね好評であった。おためし事業でのアンケート回収では低い割合ではあったが、気分転換のための外出に対する潜在的ニーズはあると考えられる。
・ 今回のバス借上料は3社に見積依頼したところ、平日日中2台8時間利用であすか交通63,000円(路線バスタイプ)B社147,000円(観光バスタイプ)C社168,000円(路線バスタイプ)であった。B社は車椅子利用ができないとの回答があった。あすか交通は階段昇降機の利用にも対応可能との回答があったことから選定した。該社の運転手は通常路線バスで車椅子昇降介助を行っており、今回のお出かけ事業の参加者の昇降の介助も極めてスムーズであった。
・ 上記のバス借上の条件を勘案すると、借上バスと階段昇降機サービスの組み合わせによる通院支援サービスの可能性が示唆される。上記バス借上料は平日日中の特別料金とのことであったが、通院のニーズはこの時間に合致している。また、また、千葉市は中央区仁戸名地区に千葉県がんセンター、国立千葉東病院、千葉県リハビリテーションセンター、千葉社会保険病院、千葉県こども病院などの高機能病院が集中して立地しており、疾患を抱える移動困難者の一定数の当該地区への移動のニーズが存在している。仁戸名地区とニュータウン地区の通院バスの運行により移動困難者の通院時の利便性の改善の可能性がある。
・ 一方で、参加者の意見として「観光バスの方がよかった」との意見があったが、事業の趣旨と各種条件の説明が不十分であったことが考えられる。


(6)モデル事業(おためし事業)

ア.使用機器について
階段昇降機はレール式と自走式があるが、本事業では自走式について検討をおこなった。集合住宅では階段は共用部分であり、この部分に一部の居住者のみが利用する階段昇降機のレールを取り付けることは合意形成の点で難があると考えられるためである。
本事業では下記の機器を使用した。
表 使用した階段昇降機
名称 製造 販売
アイアイ* スカラモービル アルバ アルバジャパン
とも・あゆみ* Liftkar PT-S SANO 日本ケアサプライ
*アイアイ  :NPO法人たすけあいサポートアイアイ
とも・あゆみ:NPO法人福祉のとも・あゆみ

両機器で階段昇降時の移動時間には大きな差は見られなかった。また、両機器の使いやすさの比較については今事業では行うことができなかった。これは、本機器が有償の講習会を受講したあとでなければ使用できないため、1団体1機種で運用し、特定の操作者が2種類の機器の運転を比較するということができなかったためである。
 イ.移動困難者の希望
 ・利用した感想では、予想より怖いと感じる人が少なかった。
・利用料金について普通と答える人が多かった。これは、コストに関する説明を同時に行ったためと考えられ、その他感想の部分に利用するには高いがコストがかかることは理解できるという意見があり、また、アンケートに記載がない方もそのような声を寄せて下さる方が多かった。
・ 移動困難の理由として高齢化によるとの回答が多かった。今後、地域の高齢化が進展するにしたがって居住者の移動困難の課題が深刻化することを示していると考えられる。
・ 困ることでは通院や買い物など移動関与する実務的な課題が多かった。
・ これまでの実績では介助者は家族が多かった。
・ 引越しについては経済的な問題により断念する方が多かった。
・ 一方で、階段昇降機を操作することができる介助者はいないが、多い。
・ 公的な制度による助成を望む声が多かった。
・ 以上を総合すると、移動困難者および潜在的な移動困難者は通院買い物など移動が関与する実務的な事由で外出を希望しており、  そのためにエレベーター付の住戸への転居も選択肢にあるが、エレベーター付設集合住宅が近隣にない、経済的な理由により実現していない。一方で階段昇降機の利用は家族に操作することができる人がいない。また、外出支援に関して公的な助成を希望している。


(7)実施結果の評価・事業化計画
 ア.階段昇降機サービスのコスト概算
  今回の事業の結果の数字からコスト試算を概算する。

・階段昇降機リース料   52500円/月 
・出動回数         12.5回/月
・階段昇降機サービスの1サービスあたり工数
               操作者・介助者 6時間・人
・また、サービスの所要時間は概ね下記の通りだった。
ミーティング、報告書作成 60分
事務所での準備・かたづけ 50分
現場への往復       30分
階段昇降サービス     10分
現場での準備・片付け   30分
  今後報告書作成の省略、熟練でサービス所要時間を2時間と仮定

階段昇降機利用1回あたりのコスト試算
家族が操作 自治会・管理組合が管理 サービス事業者
2名サービス サービス事業者
1名サービス
階段昇降機リース料 10,500 10,500 4,200 4,200
人件費 4,000 2,000
計 10,500 10,500 8,200 6,200
上記の
10% 1,050 1,050 820 620
家族、自治会・管理組合は5回/月と仮定
  サービス事業者は今回事業と同頻度と仮定
  
今回の数字は、かなり利用頻度が高まり(本事業では利用者負担が無料で実施していたためこの頻度だったと考えられる)、操作者も熟練度を高めて、1名でサービスを実施したと仮定し、さらに機器の値段が下がったとしてもサービスには5000円/回程度のコストがかかると考えられ、日常気軽に利用するためには介護保険などの公的補助が必要であると考えられる。この結果はアンケート調査に回答された利用者の思いとも一致する。
一方で、このコストはエレベーター設置より十分低廉であるとも考え、階段昇降機は受益者のみの負担となるので合意形成の問題は発生しない。
 今後、この結果を地域の関連団体、特に今回の事業でつながりを持つことができた団体に示すことにより、これからのサービスのありかたを検討する必要がある。

イ.サービスのあり方

移動困難者のニーズが単純に増加することで解決するのではなく、総合的に考察する事が必要である。
ニーズとしてはやはり通院が多く、その多くが遠方、千葉市では仁戸名地区に代表されるような場所に通院していることから、高機能病院と高度な連携を持った医療機関が地域にでき往診などの対応がある。ことにより移動困難者の負担を軽減できる可能性がある。また、アンケート結果から、移動支援システムが確立すれば、このような医療機関の近隣には多数の集合住宅もあり、転居の負担も軽減できる可能性がある。一方で、往診では器具やスタッフなどが不十分となることがあるので可能な限り通院が望ましいという指摘もあった。
移動困難の課題として費用の問題を挙げる回答者が多かった。この問題の解決策として、本事業のような階段昇降サービスを介護保険の対象とすることが考えられるが、それを実現するためには関係省庁への説明、あるいは条例で定めて行う特別給付(いわゆる横出し)の必要性をエレベーター無しの中低層集合住宅母体とする自治体に説明する必要がある。
外出促進のための施策の希望欄に「料金の安いタクシーがあれば」との一文があったが、近年福祉有償輸送のニーズが大変に高まっている。福祉有償輸送や借上げバスと階段昇降サービスの組み合わせは極めて有用であるが、前者は現在運転手などの従事者が不足しており、後者は関係機関の調整が必要である。いずれにせよ福祉分野の従業者の処遇改善が来年度の介護報酬改定以上に望まれるところである。
今後、以上のような課題の解決に向けて地域の各団体と検討する必要があると考えられる。

集合住宅高齢移動困難者の社会参加促進支援事業 
検討委員会 委員名簿


○岩橋 百合 特定非営利活動法人 たすけあいサポートアイアイ
  代表理事

神馬嘉津子 特定非営利活動法人 福祉の街美浜をつくる会
       理  事

中村 裕子 特定非営利活動法人 福祉のとも・あゆみ


橋浦  通 基準該当訪問介護事業者 たすけあい美浜
       事務局長

町山慶太郎 千葉県移送サービス連絡会
      元 代 表

三山 勝江 千葉市社会福祉協議会 高洲・高浜地区部会
      副部会長

村上 弘陽 磯辺街づくり研究会  会長

事務局

 栗原 祐治 特定非営利活動法人千葉まちづくりサポートセンター
     副代表

 柳澤 吉則 特定非営利活動法人千葉まちづくりサポートセンター
  運営委員

○ は委員長  50音順

平成23年11月22日
第1回楽しい階段検討委員議事録
(集合住宅高齢移動困難者の社会参加促進事業 第1回検討委員会)
記録:千葉まちづくりサポートセンター 柳澤
1.日 時:平成23年10月30日(日)13:30-15:30
2.場 所:高洲3丁目集会所(千葉市美浜区高洲3-4-20)
3.参加者:岩橋委員長、村上委員、町山委員、三山委員、神馬委員、中村委員
橋浦委員、事務局栗原、柳澤
4.内容
(1)自己紹介  各委員が所属団体等について紹介した
(2)開催経緯  事務局より開催の経緯について説明した。
(3)委員長選出 委員互選により岩橋百合氏を委員長に選任した。
(4)地域福祉の現況とこれからのありかた 岩橋委員長より階段昇降機、町山委員より移送
(5)実施項目の検討
ア.移動支援サービス説明会
・説明会は地域での小規模のデモンストレーションを実施し、地域に浸透してから
大規模な説明会を実施する。
イ.ニーズ把握調査
・対象地域案:千葉地区 高洲、高浜、磯辺、習志野地区 袖ヶ浦、高津、(花見川)
・チラシと同時に配布し、広報を兼ねる。
・アンケート内容については原案を用意し、次回委員会で検討する。
ウ.おためし事業
・各団地の管理組合に事前に説明、声がけを先行して行い、場合によってはデモン
ストレーションなどを何回か開催後、理解を頂いてから実施する。
・デモンストレーションについては、町内会行事等と同時開催とし集客する。
・上記例として磯辺地区の餅つき(12/18)、そばうち会(2/19)など。
・声がけ先自治会・管理組合:高洲3丁目(神馬)、その他高洲(三山)、
磯辺西(橋浦)、高浜南(岩橋)、高浜北(各委員)、幸町(柳澤)
エ.利用者アンケート
・原案をたすけあいサポートアイアイが作成し、次回検討する。
オ.おでかけ事業
・おでかけは地域に本事業の実施が浸透してからとし、2月頃実施する。
・行先、内容については地域の関係先から意見聴取して決定する。
5.次回委員会
(1) 11月24日(木)16:30~高洲3丁目集会所で開催する。
(2) 「移動支援サービス内容検討」のための会議として開催する。
(3) 議題はニーズ把握調査アンケート、お試し事業デモについて他。 以上

平成23年12月20日
第2回楽しい階段検討委員議事録
(集合住宅高齢移動困難者の社会参加促進事業支援サービス内容検討のための会議)

記録:千葉まちづくりサポートセンター 柳澤

1.日 時:平成23年11月24日(木)16:30-18:00
2.場 所:高洲3丁目集会所(千葉市美浜区高洲3-4-20)
3.参加者:岩橋委員長、村上委員、町山委員、三山委員、神馬委員、中村委員
橋浦委員、事務局柳澤
4.内容
(1)実施項目の検討
ア.移動支援サービス説明会・おためし事業
・説明会の候補先として各委員が声がけした先について報告した。
・声がけ先自治会・管理組合:高洲3丁目(神馬)、その他高洲(三山)磯辺西(橋浦)、高浜南(岩橋)、高浜北(各委員)、幸町(柳澤)
・磯辺地区については第33地区町内自治会連絡協議会に相談する。
・習志野市袖ヶ浦団地については同町内会に協力要請済み。今後、具体的な取り組みに
ついて進める。
・今後、病院の地域連携室、診療所など医療機関にも声がけを行う。
・医療機関リストは事務局が準備する。
イ.ニーズ把握調査
・アンケート内容について検討した。
・配布はお試し事業の案内と同時に行う。
ウ.利用者アンケート
・たすけあいサポートアイアイが作成した原案を了承し、福祉のとも・あゆみも同じ
アンケートを実施することとした。
5.次回委員会(集合住宅高齢移動困難者の社会参加促進事業第2回検討委員会)
(1)12月22日(木)16:30~高洲3丁目集会所で開催する。
(2)議題はニーズ把握調査アンケート検討、お試し事業デモ、お出かけ事業について他。
以上

平成24年1月15日
第3回楽しい階段検討委員議事録
(集合住宅高齢移動困難者の社会参加促進事業 第2回検討委員会)
記録:千葉まちづくりサポートセンター 柳澤

1.日 時:平成23年12月22日(木)16:30-18:00
2.場 所:高洲3丁目集会所(千葉市美浜区高洲3-4-20)
3.参加者:岩橋委員長、村上委員、町山委員、三山委員、神馬委員、橋浦委員、
中村委員、事務局柳澤
4.内容
(1)実施項目の検討
ア.移動支援サービス説明会・おためし事業
・現在までの利用件数:アイアイ15件、とも・あゆみ16件 計31件。
・アイアイではこれまでの利用者の他、みはま苑からの紹介もあった。
・とも・あゆみでは習志野市袖ヶ浦団地自治会の協力のもと実施している。
・今後、小規模のデモンストレーションが実施可能な団体等を確認する。
イ.ニーズ把握調査
・アンケート内容について検討した。
・アンケート実施時に「無料お試し券」(名刺サイズのチラシ)を配布し、おためし事業
の推進も同時に行う。
・「無料お試し券」は事務局が作成する。
ウ.おでかけ事業
・日時案 2月22日または23日の日帰り 9:00-17:00程度。
・利用者の負担とならないよう考慮し千葉市近郊で昼食をはさみ1箇所程度観光を行う。
・目的地案 房総の森、昭和の森 他 房総方面など。
・習志野地区、千葉地区から各1台チャーターし、目的地で合流する
・目的地は次回委員会で決定する。
・車椅子での利用が可能なバスの有無を併せてバス会社に打診を行う。
・上記確認は、習志野はとも・あゆみ、千葉地区は事務局が担当する。
5.次回委員会(集合住宅高齢移動困難者の社会参加促進事業第3回検討委員会)
(1)1月18日(水)13:00~高洲3丁目集会所で開催する。
(2)議題はお試し事業、お出かけ事業について他。
以上

平成24年1月30日
第4回楽しい階段検討委員議事録
(集合住宅高齢移動困難者の社会参加促進事業第3回検討委員会)
記録:千葉まちづくりサポートセンター 柳澤
1.日 時:平成24年1月18日(木)13:00-14:30
2.場 所:高洲3丁目集会所(千葉市美浜区高洲3-4-20)
3.参加者:岩橋委員長、村上委員、町山委員、三山委員、神馬委員、橋浦委員、
中村委員、事務局柳澤、専門家アドバイザー吉田医師
4.内容
(1)実施項目の検討
ア.移動支援サービス説明会・おためし事業
・現在までの利用件数:アイアイ22件、とも・あゆみ32件 計54件。
イ.おでかけ事業
・日時  2月22日 9:00-17:00
・目的地 ホキ美術館(千葉市稲毛区)
・ホキ美術館は①バリアフリーの設備が完備されていること②寒い季節の開催で屋内で
あること③千葉市美浜区・習志野市からバスで1時間程度で距離が適度であること④
近年開館し目新しさがあることなどから選定した。一方、中村委員、町山委員が目的
地案であった昭和の森を下見したところ、①今年の寒さのため、梅などの開花が遅れ
ている②駐車場から梅林までの距離が遠く、高齢者が徒歩で移動に時間もかかり、杖
の方などの移動も困難、などが明らかとなったため本事業では目的地を1箇所とした。
・バス  あすか交通(千葉市美浜区)
3社に見積依頼したところ、平日日中2台8時間利用であすか交通63,000円(路線バ
スタイプ)B社147,000円(観光バスタイプ)C社168,000円(路線バスタイプ)で
あった。B社は車椅子利用ができないとの回答があった。あすか交通は階段昇降機の
利用も承諾があったことから選定した。
・昼食 コミュニティーダイニング大里
同店は①ホキ美術館から資至近であること②高齢者向けメニューがあること③バスの
駐車が可能なこと④階段取り付け型の階段昇降機が設置されており参考として利用が
可能なことから選定した。
・今後、各委員所属の団体を経由して参加者を募集する。
・チラシの原案を事務局が作成し、各団体がそれに必要事項を追記して関係団体、移動困難者等に配布する。
5.次回委員会(おでかけ事業のための打合せとして開催)
(1)2月1日(水)13:00~高洲3丁目集会所で開催する。議題はお出かけ事業の詳細について。                                  
以上

平成24年2月15日
第5回楽しい階段検討委員議事録
(集合住宅高齢移動困難者の社会参加促進事業おでかけ事業のための打合せ)

記録:千葉まちづくりサポートセンター 柳澤

1.日 時:平成24年2月1日(水)13:00-14:00
2.場 所:高洲3丁目集会所(千葉市美浜区高洲3-4-20)
3.参加者:岩橋委員長、村上委員、町山委員、三山委員、神馬委員、橋浦委員、
中村委員、事務局柳澤
4.内容
(1)実施項目の検討
ア.移動支援サービス説明会・おためし事業
・現在までの利用件数:アイアイ43件、とも・あゆみ60件計103件。
・利用件数は順調に伸びているが、目標の各100件には努力が必要。
イ.おでかけ事業
・日時  2月22日(水) 9:00-17:00
・目的地 ホキ美術館(千葉市緑区)
・昼食  コミュニティーダイニング大里
・集合  JR検見川浜駅・稲毛海岸駅(千葉市)、大久保団地(習志野市)
・巡回  バスによる各戸巡回は今回は行わない。
・バス  あすか交通
・参加費 関係団体の寄付(入館料)及び参加者の一部自己負担(昼食)
5.次回委員会(集合住宅高齢移動困難者の社会参加促進事業第3回検討委員会)
(1)1月18日(水)13:00~高洲3丁目集会所で開催する。
(2)議題はお試し事業、お出かけ事業について他。
以上

平成24年3月31日
第6回楽しい階段検討委員議事録
(集合住宅高齢移動困難者の社会参加促進事業 報告書のとりまとめのための会議)
記録:千葉まちづくりサポートセンター 柳澤
1.日 時:平成24年3月21日(水)13:00-14:00
2.場 所:高洲3丁目集会所(千葉市美浜区高洲3-4-20)
3.参加者:岩橋委員長、村上委員、町山委員、三山委員、神馬委員、橋浦委員、
中村委員、事務局柳澤、専門家アドバイザー吉田医師
4.内容
(1)実施項目の検討
ア.ニーズ把握調査
・回答者数302名、平均年齢68.9歳、男性43%・女性57%で人口分布として
高洲団地、袖ヶ浦団地(中層集合住宅中心の団地)に在住する高齢者の人口分布とよ
い一致があった。
・生活での不便な点では階段昇降が最も多く、将来不安も階段昇降が最も多いが近隣に
頼る人がいないが高い伸び率を示した。
・将来不自由になった際の選択では現在の地域を離れない選択をする人が多かった。
イ.おためし事業利用者アンケート
・移動困難の課題として費用の問題を挙げる回答者が多かった。この問題の解決策とし
て、本事業のような階段昇降サービスを介護保険の対象とすることが考えられるが、
それを実現するためには関係省庁への説明、あるいは条例で定めて行う特別給付(い
わゆる横出し)の必要性を中低層集合住宅の多い自治体に説明する必要がある。
・外出促進のための施策の希望欄に「料金の安いタクシーがあれば」との一文があった
が、近年福祉有償輸送のニーズが大変に高まっている。福祉有償輸送と階段昇降サー
ビスの組み合わせは極めて有用であるが、現在運転手などの従事者が不足しており、
福祉分野の従業者の処遇改善が来年度の介護報酬改定以上に望まれるところである。
・移動のニーズとしては買い物、通院、デイなどが多かった。通院については移動困難
のときは往診という選択肢もあるが、往診では器具やスタッフなどが不十分となるこ
とがあるので可能な限り通院が望ましいという指摘があった。
ウ.お出かけ事業アンケート
・大変満足度が高かった。また個別に参加者に意見を求めたところ、日頃外出機会がな
いため大変よかったのと意見を多く頂けたとの話があった。
・一方で、「観光バスの方がよかった」とのコメントがあったが、移動困難者の介助のた
め及び車椅子、階段昇降機の搭載のためワンステップである路線バスタイプを意図的
に利用したという趣旨が伝わっていなかったということが明らかになった。
以上

地域の皆さんへのアンケート

NPO法人千葉まちづくりサポートセンター


千葉県内のニュータウンも入居が始まって約40年、一気に進む高齢化、団地という住居形態からくる問題が大きくなってきました。そこで、このアンケートにより、安心して高齢期を過ごすために何が必要なのかをあきらかにして、その実現に向けて何ができるか具体的な解決策を探ろうというものです。
本アンケートは団地にお住まいの方を対象に日々の生活での問題点をお聞きするものです。アンケートではプライバシー内容に関してお伺いする場合もございますが、ご回答いただいた内容は、統計的に処理をして、個人が特定できない形で集計・分析を実施します。また、ご回答いただいた内容はアンケート以外の目的で使用することはございません。
ご理解とご協力をお願いいたします。


Q1. はじめにあなたの年齢と性別を教えてください。

年齢:               性別:  男性  ・  女性


Q2.これまでに、または現在の生活の中で不便・不安に感じておられることはありますか。あてはまるものを全てお選びください。

□団地にはエレベータがなく上り下りが大変だ
□自宅から駅・病院・スーパーマーケット等が遠くて不便だ
□自宅建物の老朽化がひどく、防犯・防災面で不安だ
□現在一人暮らしで、近隣に頼ることができる家族・友人がいない


Q3.現在は良いが将来を考えると不便・不安を感じておられることはありますか。
あてはまるものを全てお選びください。

□足腰が弱くなるのに、団地にはエレベータがなく上り下りが大変だ
□自宅から駅・病院・スーパーマーケット等が遠くて不便だ
□自宅建物の老朽化がひどく、防犯・防災面で不安だ
□将来的に一人暮らしになった場合、近隣に頼ることができる家族・友人がいない


Q4.将来的にお年を召して自由がきかなくなった際、次の選択肢の中でどれを選ばれますか。最もあてはまるものを1つだけお選びください。

□不便・不自由であっても今の住まいから離れたくない。必要に応じて訪問介護や訪問診療等を利用する
□団地エリア内に設備の整った高齢者・要介護者専用住居があれば入居したい
□家族の住む地域や生活環境の整った地域に引っ越すこともやむを得ない


Q5.将来的にお年を召して自由がきかなくなった際、必要と感じるもの、あれば利用したいと考えるものをお選びください。

□エレベータ・階段昇降機(一定の費用が必要ですが、住居の利便性が向上します)
□高齢者・要介護者専用住居(一定の利用料が必要ですが、必要な介護が受けられます。)
□複数の診療科医院・クリニックからなる医療モール(複数の医療機関を受診する際の利便性が向上します。)


アンケートは以上です。ご協力ありがとうございました。
本アンケートは独立行政法人福祉医療機構の補助金事業の一環として行っています。




アンケートにお答え頂きました方に、「階段昇降機 無料お試し券」を差し上げています。
是非ご利用ください。


独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業


ニーズ把握アンケート 集計表

団 体 名: 特定非営利活動法人 千葉まちづくりサポートセンター
助成事業名: 集合住宅高齢移動困難者の社会参加促進支援事業
実 施 日: 平成23年12月1日~24年2月29日
助成事業の形態: ⑤その他

配布数: 3,000 名

回答者数: 302 名 回答率(%): 10.1%


≪設問1:はじめにあなたの年齢と性別を教えてください。≫

年齢 68.9±10.0

男性 128
女性 173
やや不満足 0
不満足 0
計 301

≪設問2:これまでに、または現在の生活の中で不便・不安に感じておられることはありますか。あてはまるものを全てお選びください。≫

団地にはエレベータがなく上り下りが大変だ 160
自宅から駅・病院・スーパーマーケット等が
遠くて不便だ 62
自宅建物の老朽化がひどく、防犯・防災面で不安だ 34
現在一人暮らしで、近隣に頼ることができる
家族・友人がいない 22


≪設問3:現在は良いが将来を考えると不便・不安を感じておられることはありますか。あてはまるものを全てお選びください。
足腰が弱くなるのに、団地にはエレベータがなく
上り下りが大変だ 188
自宅から駅・病院・スーパーマーケット等が遠くて
不便だ 72
自宅建物の老朽化がひどく、防犯・防災面で不安だ 41
将来的に一人暮らしになった場合、近隣に頼ることが
できる家族・友人がいない 55

≪設問4:将来的にお年を召して自由がきかなくなった際、次の選択肢の中でどれを選ばれますか。最もあてはまるものを1つだけお選びください。

不便・不自由であっても今の住まいから離れたくない。必要に応じて訪問介護や訪問診療等を利用する 188
団地エリア内に設備の整った高齢者・要介護者専用住居があれば入居したい 72
家族の住む地域や生活環境の整った地域に引っ
越すこともやむを得ない 41
計 301

≪設問5:将来的にお年を召して自由がきかなくなった際、必要と感じるもの、
あれば利用したいと考えるものをお選びください。

エレベータ・階段昇降機(一定の費用が必要ですが、住居の利便性が向上します) 106
高齢者・要介護者専用住居(一定の利用料が必要ですが、必要な介護が受けられます。) 127
複数の診療科医院・クリニックからなる医療モール(複数の医療機関を受診する際の利便性が向上します。) 112

【その他】
・車庫がなく大変不便
・専用住居については「高齢者専用賃貸住宅」が望ましい。
 「ココファンあすみが丘」が参考になると思う。










おためし事業及び説明会に関するアンケート 集計表

実 施 日: 平成23年10月1日~平成24年2月29日
利用者数: 200 名
回答者数: 180 名 回答率(%): 90.0%
≪設問0:本日の階段昇降機のおためしの内容全般について、ご満足いただけましたか。≫
とても満足 31
満足 43
やや不満足 2
不満足 0
計 76
≪設問1:利用してみて感想はいかがでしたか
怖かった 10
少し怖かった 32
思ったより怖くなかった 62
怖くなかった 69
計 173
≪設問2:利用料金についてはいかがですか≫
高い 10
普通 42
安い 10
計 62
【そう感じる理由についてよろしければお書きください】
・以前、民間も利用していて約2割の金額
・わからない
・継続利用はむずかしい
・他を知らない、初めての利用なので
・経費を考えると仕方がないかと。もう少し安いほうが利用しやすいかもしれません
・維持費等を考えたら普通だと思いました
・利用の必要度によると思いますが、何度も利用することになると高くなるなあと思いますが、操作してくださる方に自宅まで来ていただく事を考えると仕方ないでしょうね
・手間、時間、ありがたさを思ったら
・3Fまではそう(高いと)思わないが、5Fまでになると往復はそう(高いと)思う
・こういうものがあることを知らなかったので安心感を得られました
 (おためし利用時にたすけあいサポートアイアイの通常のサービス料金について説明)
・とても便利なもので、それなのに料金はこれくらいで済むので
・コストがかかるのは理解できるが、いつも利用するには高い
≪設問3:いつ頃から階段の昇降が難しくなりましたか≫
・平均69歳(回答21人)
・3~4年前から、2年前、昨年あたり、2年ほど前、5年前くらいから
・50代後半
≪設問4:どういう理由から階段の昇降が難しくなりましたか。≫
病気 25
けが 19
高齢化により 64
その他 6
計 114
≪設問5:階段昇降ができないと一番困ることはなんですか≫
病院やデイサービスに行けない 55
買い物に行けない 58
部屋にこもると憂鬱になる 20
体を動かさないので体調が悪くなる 5
その他 2
計 140
【その他】
・退院して帰宅した時
・外出できない。以前は何気なくやっていた(ママ)
≪設問6:これまでは階段昇降の必要なときはどうしていましたか≫
家族の支えで 45
介護保険のヘルパーに頼んでいた 36
自費で民間の事業所などに頼んでいた 14
その他 9
計 104
≪設問7:階段昇降が難しくなって引っ越しを考えましたか≫
考えた 40
考えなかった 71
計 111
【考えたができなかった方は、その理由についてよろしければお書きください】
・バリアフリーの工事が出来ない。改修済みで環境に慣れている
・いろいろ考えたが難しくて
・これから先、エレベーター付への移転を考えたが腰痛で歩行困難のためあきらめている
・今さら、13年目
・すぐに価格、場所でみつからないから
・考慮中
・引っ越す場合には子供のところに行くから
・資金
・田舎に帰る予定なので
・金銭問題
・費用がかかる
・お金の問題です
≪設問8:現在、階段昇降機は介護保険の貸与が可能ですが、借りた場合、昇降機の操作ができる家族はいますか≫
いる 32
いない 124
計 156
≪設問9:今後、階段昇降機サポートを利用していくためにはどうなればよいとおもいますか≫
介護保険のサポートとして1割負担になればよい 84
自治体の補助により無料で利用できればよい 96
その他 1
計 181
【その他】
・サポート、機械とのサービスが提供あればいい(ママ)
・操作する家族がいない場合にはボランティアでサポートする制度があれば良い
・エレベーター設置
≪設問10:外出が気兼ねなくできるようにどのような施策があったらよいですか≫
・エレベーターの設置
・マンションで持ってほしい
・事業所の支援ができるように
・このような階段昇降機です
・エレベーターをつける事がいちばんでもまず無理。やはりサポートにたよるようになると思う
・自分の住んでいる地域でも昇降機のサポートが出来る体制を作れたらいい
・行政がサポートするべきだ!
・固定用のアーム式が望ましい。ひざの固定がよい
・自分1人で操作できる機械があればよい
・料金の安いタクシーの利用があるといいと思います







モデル事業(おでかけ事業)に関するアンケート 集計表

利用者数: 32 名
回答者数: 11 名 回答率(%): 34.4%
≪設問1:本日のおでかけ事業(バスツアー)の内容全般について、ご満足いただけましたか。≫
とても満足 2
満足 9
やや不満足 0
不満足 0
計 11
≪設問2:1で「とても満足」「満足」を選んだ方 特によかったのはどれですか。≫
ホキ美術館 7
昼食 8
バスでの移動 1
その他 0
計 16
【良かった点(主なもの)】
・美しい美術館でとても楽しかったです。食事も身体に良いメニューで有難かった。
・沖縄料理がおいしかったです。
・手づくりでよかった。
・見たことがなかったので非常によかった
・美術館は内容、館内、充実していた。昼食はおいしかった。
・①美術館の内容②めずらしい昼食でよかった③スムーズな移動でよかった
・写真のようできれいだった
・年令にあった良い食事でした
・ホキ美術館
≪設問3:「やや不満足」「不満足」を選んだ方 よくなかったのはどれですか。≫
ホキ美術館 0
昼食 0
バスでの移動 1
その他 0
計 1
【良くなかった点(主なもの)】
・観光バスが良いと思う