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農業前工業と農業後工業についてのサーカーの言葉

2008-10-31 20:18:08 | Weblog
農業前工業と農業後工業についてのサーカーの言葉です。

「質問
農業前工業agrico-industries と
農業後工業agro-industries?の違いはどのようなものですか。
答え
農業前工業とは、収穫以前の一連の工業を表します。
農業前工業は、直接、間接に、農業生産の急速な質的量的発展を促進します。
農業後工業とは農産物を使った収穫後の工業からなります。

「農村や小さな町に農業前工業agro-industries と
農業後工業agrico-industries が
新しい雇用機会創出のために発展させられるべきです」。

 「鉄鋼工場、真鍮工業、採石業、石油精製、製塩業、非草製薬業などを
非農業工業と言いますが、
それは直接に農業前工業と農業後工業ではないものを意味します。
農業前工業とは、つるはし、斧、鍬、トラクターなど
農業に必要なものを作る工業です。
農業後工業とは、製粉工場、ジュート工業、油工業、織布工業、
製紙工業、ハーブ薬草工場など農産物を加工する工業です。
非農業工業に従事する人口の割合は、
農業と農業前後工業に直接依存する人口の割合を
減らすことによって増やされるべきです。
非農業工業に従事する人々の割合は
全体の人口の20~30%の間に維持すべきでしょう。
・ ・・
もし、非農業工業に従事する人々の割合が、
人口の20~30%の範囲に維持されたならば、
これは均衡経済の状態です。真にバランスのとれた社会経済構造です。
もし、その割合が30%を越えるならば、その地域は工業的に発展した地域になります。

この割合が30%を越えて大きくなればなるほど、
その地域はいっそう工業化します。
農業生産物を得るために、過剰に工業化した国々は、
生産的な農業地域や国々を自分の衛星地域にしようとします。
これら過剰に工業化した国々は、
自分たちの商品市場として工業的に未発達な諸国を
彼らのコントロール下におく必要性を感じます。
もし、自分たちの国で生産する消費財を売るための市場を
得ることができないならば、
経済不況と失業者の増加に苦しむことになります。」

「あらゆるタイプの農業前工業と農業後工業を
その地域の必要性と資源 に応じて発達させなくてはなりません。
そしてこれらの工業は協同組合として経営されるべきです。」