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罪を犯した者の家族が受ける苦難・・・
その苦難も犯罪者の罪に含まれる・・・・
被害者は勿論のこと
被害者の遺族・加害者・加害者の家族・・・
誰もが救われることがなく・・・
加害者とその家族は一生背負い続けていかなくてはならず・・・
被害者の遺族も・・・いつかは終わりにするしかない・・・・
それが現実なんだろうとは思うのですが・・・
重いですね・・・
映画観てきました・・・
大筋としては良かったと思います・・・・
ただやはり原作を読んでいたので・・・・・・・・・・・・・・
中小企業に勤めていた父の過労による事故死を・・・
学歴がなかったらと捉えていた母が
子供達には大学を出て幸せな人生を歩んで欲しいと願い必死に働き・・・
そして・・・必死に働いたために過労死してしまう・・・・
その母の遺志を引継いだからこそ
兄剛志は弟直貴を大学に行かせるため我が身を犠牲にして働いた・・・
やはりこの物語の非常に大事な部分なので
母・兄・弟の家族の絆を・・・
時間がかかってもきっちり描いて欲しかった気がします・・・
自分は勉強が苦手だから大学へ行くよりも
新聞配達でもしてお母さんを助けたい・・・
弟が大学に行くために自分も働く・・・
そんな母親・弟想いの兄には・・・
デパートの帰りに買った甘栗を
お母さんのために兄弟で剥いてあげた記憶が・・・
母と同じくらいかそれ以上に弟が嬉しそうに食べていた
=弟は甘栗が好きだった・・・
という記憶とすり替わっていたのかもしれませんね・・・・
そう思い違いをしかねない弟想いの兄の優しさが
最悪の結果をもたらしてしまう不条理さ・・・
そういった細かい部分が前半でもっと伝われば
直貴の兄に対する憤りや・・・
その憤りに対する憤りなど複雑な想いが
より鮮明に伝わり
妻や娘を守るために・・・
兄弟の絆を断ち切らざるを得ないという選択に至る過程や
その選択のつらさがもっと痛いほど伝わってきたのでは・・・・
ちょっと勿体無いなあ・・・という気はしました・・・
あくまでも個人的感想なんでお許しを・・・・
皆さんと同様に私も
映画だけではなく是非原作もオススメしたい作品です・・・
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