しゃべれどもしゃべれども佐藤 多佳子新潮社このアイテムの詳細を見る |
観に行ってからかなり時間が経ってしまいましたが
鈍感で三つ葉という人物をきれいに線で理解出来なかったこともあり
(いきなりちまきさんの歯を折っちゃったりするし・・・笑)
映画を観た後にゆっくり本を読んでました・・・納得です・・・
自分のことを相手に伝えるのが不得手な人たちに
落語が出来るようになる=話し上手になるという
腑に落ちない論理で何故か落語を教えることになってしまった三つ葉・・・
結果的に教え子達の目の前にある問題がきれいに解消することはないですが
一つのこと(「落語」の演目の習得)を成し遂げようと頑張る姿に
お互い否定し合っていた教え子達も相手を認めるようになり・・・そして教えられ・・・
自らも問題に正面から向き合い、いつかはそれを乗り越えて行くんだろうなぁ・・・
というそんな希望をを残した・・・微笑ましく心温まる作品ですね・・・
原作の話になってしまいますが
つらい時、悲しい時でも
粋で笑わせてくれる三つ葉の一人称語りは爽快で私も好きです・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます