輪違屋糸里 上浅田 次郎文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
糸里は芹沢鴨暗殺事件の現場に居合わせた女性として・・・
永倉新八が書き残した「浪士文久報国記事」や「新選組顛末記」に記載のある実在の芸妓だそうで
浅田次郎さんによってその糸里が
奥行きのある素敵な人物に描きあげられてますね・・・
「どんな形であれ、歴史に名を残すような人物はそう悪いやつであるはずがない。
今の時代でもそうだけど、悪いやつは出世できない。
それなりに魅力のあるいい人でなければ人はついてこないもの。」
という浅田次郎さんの考えのもとに描かれている芹沢鴨の人物像も
それはそれでもの凄く人間味があって説得力がある気がします・・・
史実だけではなく、
浅田さんの人物に対する思い入れからくる考察を加えて作り上げられているので
登場人物は皆魅力的で感情移入しやすかったです・・
結果がどうであれ糸里は・・・
土方への一途な愛を貫き徹したんでしょうね・・・
それが糸里の愛の形なんでしょうね・・・
「恨みは水に流し、恩は岩に刻んで生きる・・・」
う~ん、身に沁みますね・・・
とにかく2夜連続の2時間ドラマというゴージャスさで
ほんと楽しみにしてます・・・
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