2018年9月下旬の午後4時15分頃、五稜郭タワーから五稜郭の城郭や市街地を眺めました。
初代五稜郭タワーは、五稜郭築城100年を記念して昭和39年(1964年に)高さ60mで建造。
41年間に渡り親しまれ、新タワー完成により平成18年(2006年)6月に解体されています。
2代目新タワーは平成18年(2006年)4月1日オープンで、高さ107m(避雷針高さ)。
新タワーは五稜郭のイメージに合わせて、五角形の展望台に、星形の塔形状となっています。
初めて五稜郭を訪れたのが平成元年頃だったので、その時は初代タワーから五稜郭を眺めたみたいですが、
違いは覚えていませんでした。
春は桜の名所である五稜郭は、星形の五角形でその周囲には水堀が張り巡らされています。
五稜郭の形状は16世紀ころのヨーロッパで考えられ造られた「城塞都市」をヒントにしたもので、
この形は「西洋式土塁」と言われています。
このような形状は函館五稜郭と長野県佐久市の龍岡城の2か所だけで見られます。
これまで、群馬県に帰省する時には幾度か佐久市も通っていますが、
まだ龍岡城には行ったことがないので、次回行ってみたいと思います。
戊辰戦争最後の戦場、箱館戦争の舞台となった五稜郭。
五稜郭の主要データ、堀の周囲は約1.8km、堀の幅30m、堀の深さ約4m~5m、土塁の高さ約5m~7m。
中央には平成22年(2010年)に復元された箱館奉行所が見えます。
嘉永6年(1853年)ペリー提督率いるアメリカ艦隊(黒船)の来航により、
翌年、安政元年(1854年)徳川幕府はアメリカと日米和親条約を結び、下田と箱館の2つの港を開港決定。
箱館の名前は明治2年(1869年)9月から函館に改称されたそうである。
五稜郭や市街地、函館山を眺めながら、歴史の1ページに触れたような気がしました。
東側市内を眺めると函館空港も見えます。
以前来たときは、湯の川温泉に宿泊でした。
南側を眺めると、津軽海峡越しに下北半島も見えます。
函館山の眺め。
西側の市内と函館湾の眺め。
北側に広がる市街地の眺め。