
令和7年4月12日(土)午後2時より、金沢東急ホテルにて、
JSCA中部支部北陸部会令和7年度通常総会が行われ参加してきました。
芦原温泉駅12時09分発つるぎに乗車し、金沢駅まで約27分。
金沢駅12時36分着。
1月に来た時には香林坊まで¥100「まちバス」で行けたのですが、
令和7年3月30日をもちまして「まちバス」も終了とのことで、
今回は¥210で北陸鉄道バスを利用。
JSCA中部支部北陸部会令和7年度通常総会会場は金沢東急ホテル5階。
午後1時30分頃の会場からの風景です。
総会終了後、午後3時40分頃から記念講演会が同会場にて行われました。
講師は(株)竹中工務店大阪本店設計部構造第1部門構造第2グループの九嶋壮一郎氏。
演題は大阪梅田ツインタワーズ・サウスと千趣会新本社ビルと大阪・関西万博リングPW西工区の構造設計。
-力の流れのデザインがつなぐJSCA賞の受賞前からその後まで-
大阪梅田ツインタワーズ・サウスではL形の基壇に超高層を積層させ、
エキスパン無しの一体構造とのこと。
重心・剛心を合わせることで力の流れ、バランスに注意したとの事でした。
また、大阪・関西万博リングPW西工区の構造設計では、
直径約600m、周長約2000mの世界最大級の大屋根リングに、
京都の清水寺の舞台「懸造り(かけづくり)」をイメージした貫工法を採用。
「懸造り」とは垂直と平行の木材が互いに支え合い地震力を分散するとともに、
万博終了後、解体がしやすくリユースの幅も広がる理にかなったものとのこと。
木材のめり込みを分散するために、貫構造の応力伝達部に鋼製楔を使用しているとのことでした。
当初、大阪・関西万博はパスしようかと思っておりましたが、
九嶋壮一郎氏の記念講演を聞き、見所が数多く有りそうで行こうと思いました。
記念講演会終了後、隣の会場で懇親会。
記念講演・懇親会には金沢工業大学建築学科の学生さん達も参加しておりました。
午後7時、終宴。
金沢駅午後8時03分発、芦原温泉駅午後8時30分着にて帰福でした。