
令和7年3月10日(月)の午前中は中学校の卒業式に参列。
午後2時頃からは雄島うに陸上養殖センター見学会に参加してきました。
日本三大珍味「塩うに」の陸上養殖センターが完成し、
市議会で見学会が開催されました。
このセンターは、海女の担い手減少に伴い、減産の続く「塩うに」を、
海洋環境の変化の影響をうけない陸上でバフンウニの養殖・加工を行う施設です。
「地球温暖化から海女文化を守りたい!越前うに養殖事業」という名目で
坂井市寄附市民参画基金やデジタル田園都市国家交付金を活用しています。
海女の新たな収入源の確保や加工技術の伝承を図ることで、
新たな担い手を確保し、地域の活性化に繋がっていくことを期待します。
令和5年度補正予算第10号(R6.03定例会)で、
補正予算額87,000千円で新設された施設です。
主な特定財源として、
デジタル田園都市国家交付金、41,904千円
寄附市民参画基金繰入金、36,077千円
一般財源、9,019千円
建設費まで含めた費用対効果を考えると、とても採算が取れる事業ではありません。
ランニングコストは黒字となることを期待します。
メディア向けの内覧会は3月14日に行われたようでした。
福井新聞2025年3月15日朝刊切抜
運営は雄島漁業協同組合。
今年度は県栽培漁業センターからバフンウニの稚貝を12,000個購入。
バフンウニ12,000個を飼育するのには3基の水槽を使用します。
水槽は全部で10基ありまして、将来的には6万個の養殖を目指します。
養殖方法は半循環式養殖で、地下海水をポンプアップして飼育水を確保します。
帰宅すると、この時期にしか食べられない「水ガニ」が届いておりました。
2025年の「水ガニ」の漁期は2月19日から3月20日まで。
水ガニとは ―
越前ではズボガニとも呼ばれて親しまれている水ガニは、
脱皮して間もない、まだ甲羅が柔らかいズワイガニのこと。
まだ身が少なく水っぽく、また、殻から身が"ズボッ"と抜けることから、
親しみを込めてズボガニとも呼ばれています。
甲羅の中のミソも少ないため、通常水ガニは足と肩の身だけで流通しており、
食べやすくみずみずしい味わいで、価格も手頃で、地元では家庭の味として親しまれています。
身が傷みやすく保存がきかないため、一般流通はほとんどしておらず、
まさに地元越前でこそ食べられる逸品と言えます。
家族で美味しく頂きました。
この季節に福井へ来られたら、是非とも食べてみてください。
茹でたてがまた美味しいと思いますね。