<令和5年度A日程 准看護師試験 第111問~第120問・解答・解説> 准看過去問 准看本試験

2024年05月27日 | 准看合格法
問題 111  義足を装着している患者の看護について、適切なのはどれか。 


1  義足を外した後は皮膚状態を観察する。 

2  義足のメンテナンスは毎日行う必要はない。 

3  断端ソックスは 1 週間に 1 回取り換える。 

4  体重増加は義足の装着に影響しない。

















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・正解 1


2  義足のメンテナンスは毎日行う必要がある。 

3  断端ソックスは 毎日取り換える。 

4  体重増加は義足の装着に影響する


※断端=切除して残った部分のこと

  

 




















問題 112  腰椎椎間板ヘルニアの患者の看護について、適切なのはどれか。 


1  上肢のしびれを観察する。 

2  膀胱直腸障害に注意する。 

3  手術後の体位変換は自分で自由に行ってもらう。 

4  体重コントロールは必要ない。

















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・正解 2


1  下肢のしびれを観察する。 

3  手術後の体位変換は自分で自由に行ってもらうわけではない。 

4  体重コントロールは必要である


※椎間板ヘルニア=背骨の骨と骨の間にある椎間板が飛び出すことにより周りの神経を圧迫し、さまざまな症状があらわれる病気















問題 113  高齢者のための国連原則について、正しいのはどれか。 


1  施設内で生活することを保障する。 

2  自己の可能性を発展する機会を追求できる。 

3  政策決定やボランティアには参加しない。 

4  経済的状況によって社会参加の機会が決められる。















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・正解 2


1  施設内で生活することを保障するわけではない。  

3  政策決定やボランティアには参加する。 

4  経済的状況によって社会参加の機会が決められるわけではない


※高齢者のための国連原則=1991年国連総会で採択  自立・参加・ケア・自己実現・尊厳 の5つの領域における高齢者の地位についての基準






















問題 114  地域包括ケアシステムについて、正しいのはどれか。 


1  医療専門職は単独でサービスを提供する。 

2  地域住民やボランティアはシステムに含まれない。 

3  必要なサービスが 120 分以内で提供できる生活圏内を基準としている。 

4  住み慣れた地域でその人らしい暮らしを目指す。















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・正解 4


1  医療専門職はチームでサービスを提供する。 

2  地域住民やボランティアはシステムに含まれる。 

3  必要なサービスがおおむね30 分以内で提供できる生活圏内を基準としている。 



※地域包括ケアシステム=要介護状態となっても、住み慣れた地域で自分らしい生活を最後まで続けることが出来るように地域内で助け合う体制のこと
























問題 115  加齢に伴う身体的変化について、正しいのはどれか。 


1  発汗機能の向上 

2  細胞内水分量の増加 

3  収縮期血圧の上昇 

4  尿の濃縮機能の向上















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・正解 3


1  発汗機能の低下 

2  細胞内水分量の減少 

4  尿の濃縮機能の低下


※尿の濃縮機能の低下により夜間にトイレに行く回数が増える




















問題 116  高齢者の心理・社会的特徴について、正しいのはどれか。 


1  流動性知能は 60 歳ころから緩やかに低下する。 

2  結晶性知能は 30 歳ころから急激に低下する。 

3  喪失を経験する。 

4  老いの自覚に個人差はない。
















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・正解 3



1  流動性知能は 30 歳ころから緩やかに低下し、60歳ころから急速に低下する。 

2  結晶性知能は 60 歳ころから緩やかに低下する。 

4  老いの自覚に個人差はある


※流動性知能=新しいものを学習したり覚えたりする能力

 結晶性知能=経験や学習などから獲得していく知能














問題 117  入院中の高齢者の転倒予防について、適切なのはどれか。 


1  可能な限り安静にする。 

2  身のまわりのものをベッド周辺に配置する。 

3  起立性低血圧に注意する。 

4  歩行時はスリッパを履く。













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・正解 3


1  可能であれば軽い運動をする。 

2  身のまわりのものをベッド周辺に配置するわけではない。 

4  歩行時は履き慣れた靴を履く。



※起立性低血圧=急に立ち上がった時に血圧が低下し、立ちくらみを起こす















問題 118  嚥下障害のある高齢者への食事援助について、適切なのはどれか。 


1  座位で顎を引いた姿勢をとる。 

2  一口目は固形物の摂取をすすめる。 

3  粘稠度の低い飲み物を選ぶ。 

4  食後はすぐに横になるようすすめる。



















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・正解 1


2  一口目は固形物の摂取をすすめるわけではない。 

3  粘稠度の高い飲み物を選ぶ。 

4  食後はすぐに横になるようすすめるわけではない


※粘稠度=物質がネバネバしているか、サラサラしているか


















問題 119  高齢者の入浴の援助について、適切なのはどれか。 


1  脱衣所と浴室の温度差をなくす。 

2  弱アルカリ性の石けんを使用する。 

3  皮膚をこすり、皮脂を十分に落とす。 

4  皮膚は湿潤しやすいので保湿は不要である。














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・正解 1


2  弱酸性の石けんを使用する。 

3  皮膚をこすり、皮脂を十分に落とすわけではない。 

4  皮膚は乾燥しやすいので保湿は必要である。






















 
問題 120  アルツハイマー型認知症について、正しいのはどれか。 


1  脳梗塞が原因となる。 

2  男性に多く発症する。 

3  脳の機能が全般的に低下する。 

4  感情失禁が特徴である。  

















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・正解 3


1  脳梗塞が原因となる場合もある。 

2  女性に多く発症する。※女性が男性の2倍とされている 

4  感情失禁が特徴ではない。  


※アルツハイマー型認知症=アミロイドβというタンパク質が脳に蓄積して神経細胞を壊し、脳の一部が委縮してさまざまな症状を引き起こす

 感情失禁=感情を上手にコントロール出来ない状態


















<おことわりとお願い>


解説者は医療実務に関しては素人です(正看の過去問4513問を2か月間で解き、ノート8冊にまとめました。 その後、准看の過去問をまずノートに問題を書き出して自身で解いてからアップしています。 現在13冊目。)!


また、本試験に記載の漢字の読みがなや太文字表記は、省略している場合があります。


自信がない解説には?をつけています。


その他、誤解も多いかも知れません!



疑義がある場合は、教科書などで、ご自身でお調べ願います・・・!


※お知り合いに准看試験受験の方がいらっしゃいましたら、当ブログをご紹介願います!




◎本ブログは収益化していません(ぺこり)!

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