先日の自民党古賀氏(日本遺族会会長)の「首相の参拝は近隣諸国への配慮が必要だ」という発言に対して、日本遺族会は「首相の参拝を求める方針に変わりはない」などとする見解を決めた。
Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 首相の靖国参拝要求の方針を堅持、日本遺族会が見解
『遺族会内から「首相の参拝を求める方針を変えたのか」といった問い合わせが相次いだことを受けたものだ。
遺族会の見解は、古賀氏の発言を事実上、軌道修正したもので、<1>首相の参拝を求める方針に変わりはない。参拝を継続・定着させるためにも、近隣諸国への配慮が必要だ<2>靖国神社に代わる追悼施設の設置は認めない<3>A級戦犯の分祀(ぶんし)は靖国神社自身の問題であり、会が口を出すべきではない――としている。古賀氏は支部長会議で「心配をかけた」と語ったという』
遺族会の見解は従来の主張をあらためて確認したものだが、この読売のニュースでは、古賀氏が先の発言を反省して、従来の遺族会の見解に従ったようにも受け取れる。しかし、別の日経新聞の記事ではこのように配信されている。
日経新聞18日付 - 古賀氏「首相の靖国参拝継続のため近隣諸国に配慮を」
自民党の古賀誠氏は17日、会長を務める日本遺族会が都内で開いた都道府県代表の会議で「小泉純一郎首相の靖国神社参拝を継続するためにも近隣諸国への配慮が必要だ」と強調した。11日の幹部会での「近隣諸国に配慮し理解してもらうことが必要」との発言が参拝自粛論と受け止められ、遺族会内で批判が相次いだことから釈明したものだ。
古賀氏は自身の発言について「私の信念だ。(遺族会の立場と)違うというなら進退を考える」と表明。特に異論は出なかった。
遺族会が17日公表した報告書は、11日の幹部会を「非公式の会合」と位置付け、古賀氏の発言も「本会の見解をとりまとめたものではない」と明確にした。
要するに、古賀氏は反省も軌道修正もしていない。インターネットの配信記事では省略されているが、『靖国問題では近隣諸国との「友好」と「配慮」は意味が全く違う』という古賀氏への批判意見も出ているという。
もっともな意見である。
靖国問題を問題化して利用する近隣諸国(つまり中韓両国、特に中国)に対して、配慮するという議論が、靖国問題の問題そのものの解消には結局つながらないことは、多くの意見が指摘している。
ましてや日本遺族会がこれに率先して利用されることに、内部から批判がでないわけがない。
古賀氏は、自らが会長である立場を悪用し、反小泉の政治的意見として発言したのだろうが、「配慮」という一見聞こえの良い言葉によって、ものごとを曖昧にし、中国の反日戦略に利するかたちで自分の政治的立場を強めようとする古賀氏のやり方に対し、もっと批判すべきだろう。
ましてや『古賀氏は自身の発言について「私の信念だ」』といっているのだから、古賀氏が“親中国・反日戦略政治家”であることを、自ら表明したに等しい。
これも、中国の日本における政治浸透工作の成果だろうか、というのが単なる冗談やトンデモ話ではないように思えてくるのも、不愉快というか不気味ではある。
Yahoo!ニュース - 読売新聞 - 首相の靖国参拝要求の方針を堅持、日本遺族会が見解
『遺族会内から「首相の参拝を求める方針を変えたのか」といった問い合わせが相次いだことを受けたものだ。
遺族会の見解は、古賀氏の発言を事実上、軌道修正したもので、<1>首相の参拝を求める方針に変わりはない。参拝を継続・定着させるためにも、近隣諸国への配慮が必要だ<2>靖国神社に代わる追悼施設の設置は認めない<3>A級戦犯の分祀(ぶんし)は靖国神社自身の問題であり、会が口を出すべきではない――としている。古賀氏は支部長会議で「心配をかけた」と語ったという』
遺族会の見解は従来の主張をあらためて確認したものだが、この読売のニュースでは、古賀氏が先の発言を反省して、従来の遺族会の見解に従ったようにも受け取れる。しかし、別の日経新聞の記事ではこのように配信されている。
日経新聞18日付 - 古賀氏「首相の靖国参拝継続のため近隣諸国に配慮を」
自民党の古賀誠氏は17日、会長を務める日本遺族会が都内で開いた都道府県代表の会議で「小泉純一郎首相の靖国神社参拝を継続するためにも近隣諸国への配慮が必要だ」と強調した。11日の幹部会での「近隣諸国に配慮し理解してもらうことが必要」との発言が参拝自粛論と受け止められ、遺族会内で批判が相次いだことから釈明したものだ。
古賀氏は自身の発言について「私の信念だ。(遺族会の立場と)違うというなら進退を考える」と表明。特に異論は出なかった。
遺族会が17日公表した報告書は、11日の幹部会を「非公式の会合」と位置付け、古賀氏の発言も「本会の見解をとりまとめたものではない」と明確にした。
要するに、古賀氏は反省も軌道修正もしていない。インターネットの配信記事では省略されているが、『靖国問題では近隣諸国との「友好」と「配慮」は意味が全く違う』という古賀氏への批判意見も出ているという。
もっともな意見である。
靖国問題を問題化して利用する近隣諸国(つまり中韓両国、特に中国)に対して、配慮するという議論が、靖国問題の問題そのものの解消には結局つながらないことは、多くの意見が指摘している。
ましてや日本遺族会がこれに率先して利用されることに、内部から批判がでないわけがない。
古賀氏は、自らが会長である立場を悪用し、反小泉の政治的意見として発言したのだろうが、「配慮」という一見聞こえの良い言葉によって、ものごとを曖昧にし、中国の反日戦略に利するかたちで自分の政治的立場を強めようとする古賀氏のやり方に対し、もっと批判すべきだろう。
ましてや『古賀氏は自身の発言について「私の信念だ」』といっているのだから、古賀氏が“親中国・反日戦略政治家”であることを、自ら表明したに等しい。
これも、中国の日本における政治浸透工作の成果だろうか、というのが単なる冗談やトンデモ話ではないように思えてくるのも、不愉快というか不気味ではある。