なんか今3連続くらいで後輩に追い越されました紫遠です。
最後のひとりと一緒に駅まで来た紫遠です。
彼女はひとつめの駅で乗り換えるために降りてゆきました。
そんな後輩トミー(仮名・♀)もやはり心から演劇部員です。
だからブランケットマンはやめなさいって言ったでしょうがっ!
説明しましょう。彼女の十八番のネタにブランケットマンというものがあります。
言ってもブランケット頭から被るだけです。
が、誰かわからなくなるのとその光景があまりにも異様であるため、一時期かなり部内で流行りました。
変なものが片ッ端から流行るのがうちの演劇部。
しかし。
その流行の発信地であったトミーが、ある日ブランケットマンに変身中周りが見えずに頭を打つというなげかわしい事故が発生してしまいました。
誰ですか自業自得とか言ってるのは。全くその通りです。
今時見ないたんこぶをつくってきた彼女に、ブランケットマンはもうやめるようみんなが言いました。
時は過ぎ、世界に平和が訪れたかと思われました。
で、今日。
「お昼食べた後にブランケットマンやってたんですよー」
教室でかよ!
つーかだからやめろっつうに!
「したら五限の先生来ちゃって、教卓でやってたんで鉢合わせちゃって」
…馬鹿ですか。
少なくとも紫遠には教卓でブランケットマンやる勇気が欠如しています。
意気地無しに生まれてよかったって初めて思ったわ。
「先生に、『…誰ですか?』って訊かれて」
そら訊くわな。誰だかわかんないんだもん。
んで?
「で、(誰なんだろう?)って哲学的な悩みを」
悩むな。ブランケット剥いだらお前だろーが。
「そうなんですけど、結局その場で取るのも恥ずかしかったんで席戻ってから取りました」
バレバレだけどな。
「あー、やっぱり先生の記憶に残りましたかね」
そらそーだ。
学年末前で部活がなくてもみんな元気なようです。
ほっとひと安心。
最後のひとりと一緒に駅まで来た紫遠です。
彼女はひとつめの駅で乗り換えるために降りてゆきました。
そんな後輩トミー(仮名・♀)もやはり心から演劇部員です。
だからブランケットマンはやめなさいって言ったでしょうがっ!
説明しましょう。彼女の十八番のネタにブランケットマンというものがあります。
言ってもブランケット頭から被るだけです。
が、誰かわからなくなるのとその光景があまりにも異様であるため、一時期かなり部内で流行りました。
変なものが片ッ端から流行るのがうちの演劇部。
しかし。
その流行の発信地であったトミーが、ある日ブランケットマンに変身中周りが見えずに頭を打つというなげかわしい事故が発生してしまいました。
誰ですか自業自得とか言ってるのは。全くその通りです。
今時見ないたんこぶをつくってきた彼女に、ブランケットマンはもうやめるようみんなが言いました。
時は過ぎ、世界に平和が訪れたかと思われました。
で、今日。
「お昼食べた後にブランケットマンやってたんですよー」
教室でかよ!
つーかだからやめろっつうに!
「したら五限の先生来ちゃって、教卓でやってたんで鉢合わせちゃって」
…馬鹿ですか。
少なくとも紫遠には教卓でブランケットマンやる勇気が欠如しています。
意気地無しに生まれてよかったって初めて思ったわ。
「先生に、『…誰ですか?』って訊かれて」
そら訊くわな。誰だかわかんないんだもん。
んで?
「で、(誰なんだろう?)って哲学的な悩みを」
悩むな。ブランケット剥いだらお前だろーが。
「そうなんですけど、結局その場で取るのも恥ずかしかったんで席戻ってから取りました」
バレバレだけどな。
「あー、やっぱり先生の記憶に残りましたかね」
そらそーだ。
学年末前で部活がなくてもみんな元気なようです。
ほっとひと安心。