先週の月曜の夜、父方の祖母が亡くなりました。
葬儀から1週間以上が経ちました。
享年102歳。世間で言う長生き・大往生。
長男である私の父が喪主を務め,葬儀は無事終わりました。
祖母は名主の生まれで、何不自由の無い恵まれた環境で育ち、聡明で上品、達筆であった。
政治家や財界人と親交もあり、とある政治家ががよく一升瓶を持って祖母の所を訪ねていた。
祖母は94歳まで自分で新幹線の切符を手配して、静岡にいる娘の所に１人で行ったり、電話料金のプランなど「あら、こっちの方がお得ね」
、と自分でさっさと連絡して変更したり(私はイマイチこういう事はうといし人任せなもんで・笑)
それに祖母は、決して人の悪口や愚痴・弱音などを言わない強い人であった。
亡くなる数日前に、私の母や伯母に「本当にお世話になりました、有難うございました」と言っていたそう。
そして、亡くなる日の夕方母が帰宅しようとすると祖母は眠りながらも一瞬ニッコリ笑みを浮かべていたそうだ。
棺の中の祖母の顔を見ると、本当に安らかで気持ちよく眠っている様だった。
最期には、その人の生き方がでるのですね。
お通夜の時に、伯母達から祖母の事を色々聞いて改めて祖母は魅力的な女性だった事がわかる。
私は、今祖母を１人の女性として尊敬している。
生きている時にもっと会ってあげればよかったと言う後悔の気持ちと悲しみの気持ちが、今は私にはこの様に素晴らしい祖母がいた事への感謝の気持ちと誇りに変わりつつある。
合掌
