冬桃ブログ

丹後・神秘の旅プロローグ

 11月早々、鳥取で仕事。
 今年の3月、同じ仕事で鳥取へ来た際、まちづくりプロデューサーの
福井功さんが、仕事の後、出雲の旅をセッティングしてくださった。
 この次は、出雲に負けず劣らずの神話伝説、古代史の里、丹後を
回りましょうということになっていたので、いよいよそれを決行。

 丹後は私の故郷、宮津市のあるところ。けれども14才までしかいな
かったので、案内できるほど詳しくない。
 友人で宮津在住の陶芸家、島村佳さんが二泊三日の旅をすべて手配
してくださった。

 宮津は六年ぶりだ。一週間も前から中型のキャリーバッグを
引っ張り出し、持っていく物を毎日、入れたり出したり。
 だから万全の準備だったはずなのだが、問題は中身ではなく入れ物だった。
 今年の二月、タイへ行った時、トランクが動かなくて酷い目にあった。
 いまだに右腕では重い物を持てない。今度はそんなことのないよう、
キャリーバッグをマンションの廊下で動かしてみた。
 ちゃんと動いた。
 二月のトランクだって、この実験では正常だったことが、ちらりと
頭をかすめないではなかったのだが、あのトランクに較べればこれは
三分の二くらいの大きさだし…と自分を納得させた。

 このいい加減さが私の欠点だ。荷物を詰め(読みもしない本四冊含む)
いざ出発で動かしたら、進むことは進むけどまっすぐ行ってくれない。
 勝手に右へ行ったり左へ行ったり。
 まっすぐ行かせようと力を入れ続けたため、たちまち右腕が悪化した。
 そればかりか背中の筋肉を傷め、立ったり座ったりするたびに腰より
少し上あたりに鋭い痛みが走る。
 
 同行の福井さんは旅から旅の方だけに、自身もけっこうな荷物を
携帯しておられる。なのに、私の荷物まで持って移動させられる羽目に。
(陳謝、陳謝!)

 さらに、しっかり充電もしたぞ、と撮る気まんまんで取り出した
デジカメには、電池が入ってなかった。
 充電器から電池を移し忘れたのだ。
 従って、この旅の写真はすべて福井さんからいただいたものである。
 
 しかしまあ、旅となるとなんでいつも荷物のことで人に迷惑を
かけることになるのか。これでは私自身がやっかいな「お荷物」
ではないか(忸怩)

 鳥取から天橋立までは、同じ山陰なんだから近いだろうと
思ってたが、大間違い。三回も乗り換え、三時間半余り。
 すべて各駅停車で一両か二両の可愛い電車だった。
 さぞかし退屈するだろうと思ったが、電車の乗り心地が良い
のと車窓の景色が美しいのとで、けっこう、あっという間だった。
 お昼過ぎには天橋立に到着。(続く)

 
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