寒いんだろうか、それともこれから暑くなるのか。
迷いながら、ある程度の防寒をして出かけたつもりだったが
場所が横浜港。
吹きっさらしの中で港を歩いて話を伺う。
これが予想したよりはるかにきつかった。
コロナを寄せ付けないよう、極力努力をしてきたのに
ここで風邪をひいたらどうなる?
熱が出て具合が悪くなっても、病院は診てくれないかもしれない。
最近は病院の玄関に「発熱している方はご遠慮ください」
などという、医療機関とも思えないような通達が貼られている。
電話してもきっと、保健所へ電話を、と言われるのだろう。
でもそのその保健所もなかなか繋がらず……という事態になり、
その後のことは想像するのもいやだ。
取材相手も寒いに違いないのに、自分の心配ばかり
しながら、一時間半近い屋外取材をなんとか終えた。
次の取材は元町。
いつもに較べて静かなのはいなめないが、
海風をまともに受ける港と違って、町はほんのり暖かい。
カフェでコーヒーまでいただいて、生き返った心地がした。
元町の高橋書店さんは地元をテーマにした本に
力を入れてくださっている。ありがたいことだ。
町田昌弘さんの異国情緒豊かな写真集「横濱異文化記憶帳」。
季刊誌横濱春号「横浜に路面電車があった頃。
この前日も涼しかったが、寒いというほどではなかったので
ちゃんと散歩に行っている。
先日来、どこだろうと彷徨いながら、偶然辿り着いた「釜利谷 小川アメニティ」
せせらぎのある緑道がどこまでも続く。
アメンボたくさん。
よそ様の庭先を勝手にぱちり。
人間も、早くこんな風に集えるようになるといいね。
別の場所だが、子供達が桑の木に登り、
はしゃぎながら桑の実を食べている光景に出会った。
五、六人いたが、こういうのは「密集」などといって
咎めたくない。
多少、感染の危険があっても、家で家族のいさかいに
巻き込まれたり、背中を丸めてゲームに取り付いていたりするより
よほど健康的なのではないだろうか。
なにより、私の子供の頃と同じように、木に登り、
野の恵みを口にしている光景が嬉しかった。
桑の実は、飴色から深紅に、そして黒に変わる。
黒く熟した落ちる寸前の実は、甘くておいしいのだ。
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