冬桃ブログ

季刊誌横濱・夏号「70年目の夏ー市民が語り継ぐ戦争体験」

 終戦から70年目の夏が巡ってきました。
 その時、まだ幼い子供だった人、少年少女だった人、
大人になったばかりだった人……そういう人達による
「あの日」の手記が、びっしりと詰まった一冊です。
 飾らない筆致だけに、その光景が生々しく浮かび
胸が詰まります。
 けれども、よくぞ書いてくださったと、私は思います。



 ○市民の手記

  戦時下の暮らし
  学童疎開
  空襲体験その1
  空襲体験その2
  戦場体験
  軍隊生活
  抑留・引き揚げ
  終戦直後の暮らし
 
 ○待ち望んだ家族の面会日ー子安国民学校の学童疎開
 ○「いや」と言ったら非国民ー磯子区に残る疎開道路

 ○外国人抑留者の戦時下の日々
 ○横浜中華街の戦中・戦後
 ○戦跡・野島掩体壕

  そして接収解除後、横浜はどんなまちづくりで
焼け跡から甦ったのか……などなど、いまこそ
語られる話がていねいに特集されています。
 毎年でも、繰り返し読むべき保存版です。

 荻野アンナさんの「商店街は面白い」は
とつか宿駅前商店街ほか。

 そして私の連載「横浜の底力」は
「横浜の水辺はエキサイティング!」
 水辺荘というグループの活動を中心にして
エキサイティングに変わりゆく横浜の水辺を
紹介しています。

 ひとつ残念でならないのは、この頁の写真が
カラーではないこと。
 戦争の手記を読み進めてきた読者に
平和になった横浜の水辺を、きれいな
カラー写真で見ていただきたかったのに……。
 平和の大切さを、視覚で実感していただきたかったのに……。

 というわけで、あらためてここに
出させていただきます。

コメント一覧

都筑のふくちゃん
素敵な水辺の写真ありがとうございました。
「横濱」(70年目の夏)を購入しました。水辺の素敵な写真、カラーで見ることができありがとうございました。70年前には九州で生まれたばかりでしたが、28年前に東京から横浜の港北ニュータウンに引っ越してきて、中華街や関内・桜木町に行くときに「横浜に行く!」と言ったら、地元の小学校の娘から「お父さん、ここも横浜よ!」とたしなめられたことを思いだします。いまや横浜が「故郷」になりました。70年前の横浜の写真を見ると、いろいろ考えさせられます。
冬桃
写真
酔華さん

 前の方同様、うしろのこの方がいらっしゃら
ないと、メガサップは動かないのですよ!
 しかも非常に絵になる方でした。
 帷子川、中村川、堀川、堀割川にも、
このような風景が登場するといいですね。
酔華
写真
http://blog.goo.ne.jp/chuka-champ
7月2日に本屋に行って買おうと思ったら、
まだ入荷していませんでした。
3日発売なんですね。
今日、行ってきます。

最期の写真、いい感じです。
コマーシャルにでも出てきそう。
残念なのは後ろに立っている男性。
彼がいなければ絵として最高なのに…
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