イモムシ嫌いの方からは「またこんな写真!」
と目をそむけられるかもしれない。
でも、もう一頭の幼虫がどうなったか、
気にしてくださってる方も、一人や二人は
おられるかもしれない。
というわけで餓死の危機にさらされた幼虫№2のその後。
私は最後の手段として、山椒の木に残された、
四、五枚の、いかにもまずそうな葉を摘んだ。
ちょっと水に浸し、紙皿に置いた。
そこへ幼虫№2をそっと移した。
食べないだろうなあ、と思ったのだが
なんと、むさぼっている!

いよいよ食べ物がなくなった。
幼虫№2はそのまま動かない。
夜になってからそうっと覗いてみると
紙皿の下にもぐっていた。

一夜明けても同じ姿勢。
ここでこのスタイルで蛹になることはありえない。
さあ、どうしよう、このまま死んでしまうのかも
と、しつこく眺め続けていると……。
動いた! わずかだけど動き、
背中が紙皿を持ち上げている!
よっしゃ! と紙皿を取り除いた。
幼虫№2はその後、何個もの丸い糞をした。

軟便も出し、木板のほうへ移動していく。
№2の頭のほうに見えるのは№1の蛹。

そして見事、二頭とも、そっくり返った立派な蛹に!

あとは羽化の瞬間を見逃さないことだが、
無理だろうねえ、おそらく明け方だから。
と目をそむけられるかもしれない。
でも、もう一頭の幼虫がどうなったか、
気にしてくださってる方も、一人や二人は
おられるかもしれない。
というわけで餓死の危機にさらされた幼虫№2のその後。
私は最後の手段として、山椒の木に残された、
四、五枚の、いかにもまずそうな葉を摘んだ。
ちょっと水に浸し、紙皿に置いた。
そこへ幼虫№2をそっと移した。
食べないだろうなあ、と思ったのだが
なんと、むさぼっている!

いよいよ食べ物がなくなった。
幼虫№2はそのまま動かない。
夜になってからそうっと覗いてみると
紙皿の下にもぐっていた。

一夜明けても同じ姿勢。
ここでこのスタイルで蛹になることはありえない。
さあ、どうしよう、このまま死んでしまうのかも
と、しつこく眺め続けていると……。
動いた! わずかだけど動き、
背中が紙皿を持ち上げている!
よっしゃ! と紙皿を取り除いた。
幼虫№2はその後、何個もの丸い糞をした。

軟便も出し、木板のほうへ移動していく。
№2の頭のほうに見えるのは№1の蛹。

そして見事、二頭とも、そっくり返った立派な蛹に!

あとは羽化の瞬間を見逃さないことだが、
無理だろうねえ、おそらく明け方だから。