日々是好日 in Canada

写真と日記で綴る、日々のこと。

180度の地平線

2007-08-06 | カナダでアウトドア
情けないことに、「アウトドア」のカテゴリで書く日記は、これが今年初ではないでしょうか。週末が迫ってくるたびに「山行こうよ、山!」と夫婦揃ってそわそわし、結局何やかやと忙しくしている間に月曜日がやって来る、という繰り返しで早・・・8月。
このままじゃ夏が終わっちゃう!という危機感がつのってきた頃に、やっと友人と一緒に山に行ってきました。

山とはいっても、ここはやはりケベック。バンクーバーにいた頃とは違い、まったいらな大地に、おできのようにぽこんっと飛び出た丘があるばかり・・・と思っていましたが。
実際に登ったときの、どこまでも続く爽快な眺めが、上の写真です。

今回登ってきたのは、モントリオール郊外にあるMont St. Hilaire、標高414m。数字だけ見ると、「低っ」と思わず思ってしまいますけれど、実際に登ってみて思ったのは、バンクーバーのあるBC州では、滅多に見られない景色だということ。180度どこまでもどこまでも真っ直ぐな地平線というのは、山岳地帯では見ることができませんものね。日本も火山帯だし、こんな平らな景色ってあんまりないですよね!こんなところにも、ちょっとしたケベックの魅力を発見。

シュークリームのような旨そうな形をした雲と、その雲の落とす影がゆったりと大地を這っていく時間と、遠くかすかにみえるモントリオールの街とオリンピックスタジアム。そんな豪勢な景色を眺めながら食べるサンドイッチとおにぎりは、格別の味でした。