さよなら玄海原発の会・久留米

佐賀県玄海町にある九州電力玄海原子力発電所から福岡県久留米市は直線距離にして65km。久留米から発信!さよなら原発!

雨の中1万人余り舞鶴公園に大集結

2013年11月17日 16時51分38秒 | 原発に関する映画・イベント情報




 去る11月10日、雨の舞鶴公園。
傘の花咲く中、さよなら原発!九州沖縄大集会が開かれました。
 それぞれの思いや願いのこもったのぼりや横断幕、ゼッケンなどが並ぶ中、
壇上ではなぜ反原発なのか、今の福島の方々の思い、九州の人たちへの訴えなど、
力強いアピールが続きました。

 特に印象的だったのは、学者や運動家ではなく、『普通の主婦』と言われる方の率直な発言でした。
ここに集まってきたのは、なにもものすごい運動家とかではなく、
ごく普通に生活している人々の素直な感情、原発は危険であり、
すぐに止めなければならないという意思を表明したい人々の集まりであったということを実感しました。

 デモの中に、バギーを押しながら参加しているお母さんがいました。
お子さんは二歳半。バギーを嫌がるお子さんを途中から抱っこしたまま、歩いていました。
 ようやく天神に着いて流れ解散となりましたが、自主的に九電前までデモを続ける人々も。
その中にお子さんを抱っこしたままのお母さんの姿もありました。
思わず「重たいでしょ」と声をかけると、「子どものためです。」と力強く言われました。
お子さんは12キロもあるそうです。そんな思いをしてまでも、じっと黙っているわけにはいかないという
必死さが伝わりました。

 小泉元首相が原発即ゼロと言い切っています。放射性廃棄物の最終処分場をつくることができない、
だから原発は動かせないという明快な理論です。
あとは「原発をなくしていく」という国民の強い意志が首相の背中を最後に押すのだと
朝日新聞の社説に書いてありました。
そういう意味で、この大集会での1万人余りの意志は、はっきりと表明できたと確信できました。

『さよなら原発!九州沖縄集会』に集合しよう!!

2013年11月03日 15時11分28秒 | 原発に関する映画・イベント情報
      
      ~未来へ渡そう 核なき大地~

    ◆日時 2013年11月10日(日)

         10;00~ライブなど
         12;45~本集会


     ◆場所 舞鶴公園
      福岡市中央区城内1
     ・地下鉄「赤坂」「大濠公園」下車徒歩8分
     ・西鉄バス「平和台・鴻臚館前」「大手門」下車徒歩5分


    ◆主催 さよなら原発!11.10九州沖縄集会実行委員会



    ☆九州の原発は現在すべて運転を停止しています。
     このまま原発の再稼働を許さず、すべての原発を廃炉に追い込むために、
     『さよなら原発!11.10九州沖縄集会』が開催されます。

    自分一人が何をしたって
    世の中は変わらないだろうと考えている人が
    みんな行動を起こし
    舞鶴公園に とりあえず集合してみませんか!!

    このまま安倍政権に任せ
    原発輸出国になり続けていいですか!!

    福島の苦しみを二度、三度とくり返すような
    愚かな日本でいいですか!!

    声を挙げなければ 
    何もかわらない。

    みんなで声を挙げれば
    きっと 変えることができる。

    そう信じて舞鶴公園に集まりましょう。

    思いを込めたプラカードや
    鳴り物(タンバリン、マラカスなど)もあるといいですね。

『飯舘村~放射能と帰村』DVD上映会

2013年11月02日 14時20分25秒 | 原発に関する映画・イベント情報
 昨日は、50人余りの参加者のもと、DVD上映会をいたしました。
 会場が狭くなり、急遽二部屋続きにするというハプニングもありましたが、飯舘村の現実をしっかりと直視し、原発事故が決して過去のことではなく、未だに続いている苦しみであることを思い知らされました。 二年七ヶ月が経過し、事故の意識が風化してしまうことを恐れています。
 忘れてしまうということは、自分とは関係ないと考えているということだと思います。
 福島で起きたことを自分の事として改めて考えていかなければという示唆をもらったように感じました。

朝日新聞の論壇時評(2013年10月31日付)で慶応大学教授小熊英二さんがこう書いています。
《福島第一原発事故後に、もっとも劇的に脱原発した国はどこか。
そう質問すると、多くの人が「ドイツ」と答える。
 しかしドイツは、政府が脱原発を宣言したが、実際には多くの原発を動かしている。
 では、政府は宣言していないが、実質的に脱原発した国はどこか。
言うまでもなく日本である。
 いま日本では、一基の原発も動いていない。
 では、この状況を作ったのは誰か。
政治家がリーダーシップをとったのか。
賢明な官僚が立案したのか。
財界やマスコミの誘導か。
アメリカの『外圧』か。

いずれでもない。
答えはただ一つ。
「原発反対の民意が強いから」だ。
それ以外に何かあるというなら、ぜひ挙げてみてほしい。・・・》

隣の記事では、作家の高橋源一郎さんが、
《・・・「社会の問題」を「自分の問題」として考え、それを「自分の言葉で伝える」こと、そのような言葉だけが遠くまで届くのだ。》
と書いています。
たとえ集まる人は少なくても、お互いに高い意識を持って、運動を継続させたいと思います。
 ご参加ありがとうございました。

 アンケートもたくさんいただきました。いくつか載せさせていただきます。

★原発事故がもたらした心に重く残る映画だった。自国の事故のあと、始末もできなくて外国に原発を売り込むなんて、なんという国なんでしょうか!

★貴重なDVDを見る機会をつくっていただき、ありがとうございました。このようなDVDを街頭で流していろんな人に見てもらいたいものです。
 福島の方々の先いき見えない不安な思いを受け止め、もっと声を大きくしていきたいものです。せつない思いでいっぱいです。頑張っていきましょう。

★「心を汚された」これは「侮辱された」ことだと述べられています。 原発事故で村を破壊し、その上にそこで生きざるを得ない人々を踏みにじっているのだと思います。再稼働にむけ、海外輸出に動く政府のすがたは許されるものではありません。
 11月10日、私達の人間の声を叩きつけましょう。


★村の人々と今後の計画をたて、それに必要なことにお金を使っていくべくきです。
 除染は必要ではない。放射能物質が移動しているだけです。
 ゼネコンが儲かるだけ。

★特定秘密保護法は、絶対に成立させてはならない。
  放射能のこと、被曝のことが特定秘密にされる可能性が高いと思われる。脱被曝に一言も触れない安倍政権を許せません。
  子ども達の未来の健康を考えない原発輸出のトップセールスをし、国内では原発再稼働を推進する安倍政権、安倍政権を許している人たちを許す気になれません。
 あきらめずにがんばりましょう!

★「ゼネコンの除染ムラ」という言葉のとおり、何でも利益誘導をする日本経済のあり方が集中的に飯舘村に出ていると思います。
  そこから考えていかなければならないと思いました。