日々のヨギチョギ

ヨギチョギ=韓国語で「あっちこっち」。
サッカー日本代表を応援しつつ、日々いろいろ書き綴っています。

万博レポ(スイス~アフリカ~ゴンドラ編)

2005-07-01 01:00:25 | 日記
続き…

ヨーロッパのエリアからスイスがあるエリアまで、結構な距離を歩かなくてはいけない。
あぢぃ~。疲れた~。腹減った~…。
文句タラタラでやっと到着。
エリアの入り口の方に「コーカサス地方」のパビリオンが建っている。
なんか妙に気になる。
目の前にトイレコーナーを発見。
こっちのトイレは待たずに入れますよ!穴場だ!!
このエリアに来て正解じゃないの!?

さて、スイス館へ向かうと、そこは信じられないほど長蛇の列が。
ちょ、ちょっと待ってよ。
もしかしてこの列はレストランに並んでいるのか!?
が、よーく近寄って見ると、展示の方に並んでて
レストランも並んでいるには並んでいるが、この行列とは別だったらしい。
ホッとして、レストランの列に並ぶ。

列が進み、壁に貼ってあるメニューをちらっと覗くと…
た、高い!!
ランチセットで3000円!?はぁ!?
目をゴシゴシ。
ディナーの間違いでは…!?
…はっきり「ランチ」って書いてあるよ。しかもディナーは4500円だよ…。

ここで両親が合流。
父はスペイン館のすぐ横にあったモロッコ館の方へ行き、
そのモロッコ館前で行われていたモロッコダンスに目を奪われていたらしい。
まったく、この人ってやつは…。
「踊りの音がうるさくて、電話が鳴ってんのわかんなかったよ~」
って、父ちゃんよ!!
あきれて笑うしかないな。はぁ~…。

とにかくスイス料理は高いという話をしたが、構わないということでそのまま並ぶ。
これで不味かったら、金返せ!だぜ。

席に通されてメニューを開く。
セットメニューも高いが、飲物もいちいち高いよ。
ミネラルウォーター…600円。あぁ?
ビール(小ビン)…800円。いぃ?
まったく、ぼったくりもいい加減にしてくれだよ…。

文句をたれながらも注文をとった。
3000円のセット三つと2900円のセットを一つ。
ミネラルウォーター2つとビールを2つ。
運ばれてきた料理はこちら。

写真では分かりづらいけど、重箱のような赤いアクリルボックスの中に、白い角皿がセットされている。
角皿を組み買えると、スイス国旗のようになるっていうことらしい。
さーすが!モダーンなデザインがステキねぇ~。
っていうかさ、こんなところで料金上乗せしてるんじゃないのか?

料理のお味は、まあ美味しかったけど。
特にチーズはさすがスイス。
しかしだな、スイスはドイツとフランスの間にあるってことで、
スイス料理っていうよりは、ドイツチックな料理orフランスチックな料理って感じだぞ。
これで3000円はないよ。どう考えてもこの半額でしょう。
万博価格で倍取られるってどうなのよ…。
4人で合計14000円也。
なんだかなー。
レジ係のスイス男子は男前だったけどさ。(オイオイ)

腑に落ちない気分で外へ出ると、レストランにはまだ列が続いている。
みんなお店を出るときには、どんな気分で出るのかなぁ。

ここまでで、だいぶ疲れてきたので、この後は来た道を引き返しつつ、
途中でアフリカ館やアジアの辺りを見て、モリゾーゴンドラに乗って瀬戸会場へ行くことにする。

ここのエリアを出ようとすると、最初に気になったコーカサス館が。
うちの父が見たいらしい。
父は、ついこの間、歯医者へ行ってレントゲンを撮ったのだが、
歯医者に「あなたの顎の骨の付き方は、コーカサス地方の人間のような骨ですね」
と、言われたらしい。
それからコーカサスに異常な関心を持っているらしく、
自分のルーツかもしれないコーカサス館にはかなり期待をしてるみたい。

で、入ってみた。
コーカサスは、旧ソ連のヨーロッパ部分の最南端に位置し、
西は黒海、東はカスピ海に挟まれている。
アゼルバイジャン、グルジア、アルメニアの3カ国が集まっている。
展示品をいろいろ眺めていたけれど、この遠いところからシルクロードを通って
はるばる富山の山奥(yogi家のルーツは富山の山奥。)までご先祖様がやってきたのだろうか…。
なんでこんなに遠くまで来たのかねぇ。
なんで富山なんだろうねぇ。
謎は深まるばかり。

うちの父の感想は
「うーん。なんかよく分からんけど、遠いなぁ。」
なんじゃそりゃ。(笑)

コーカサス館を出ようとすると、レストランコーナーがあった。
メニューを見ると
「ケバブチキン、ヨーグルト、デザート付きで1200円」
えー!?
なんだよ、初めからコーカサスにしておけば良かったよ…。
バラのアイスクリームというのもあって、なんか美味しそうだった。

そうそう、ここのエリアにはロシア館があって、マンモスの骨が展示されている。
冷凍マンモスを見れなくても、こっちの骨だけでもかなり楽しめるらしい。
が、この時点でロシア館の前には恐ろしいほどの行列が。
うーん。残念。

気を取り直してアフリカ館へ、レッツらゴー!
途中でペットボトルのお茶を買う。
氷水の中に浸かってるコーナーと自販機と両方あったけど、
氷水の方が冷えていそうなので、こっちで買った。
が、ぬるい。
自販機でアクエリアスを買ってみる。
こっちもぬるい。

補充してもすぐに売れてしまうので、自販機や氷水の中で冷える時間が無いみたい。
そういや、さっきからコカコーラのお兄さんをたくさん見かけたわけだ。
時間は14時過ぎ。
太陽が一番高い時間帯。ジュースは売れるに決まってる。
汗も止まることなく滴り落ちてくる。
タオルで顔やら手やらを拭くけど、どんどん汗が出てくるし
タオルも汗でカピカピになりそうだ。
体中が汗の塩分でベタベタする。
うー…不快指数200パーセントだ。

アフリカ館に到着。
中は、アフリカ大陸の中の国の共同で、それぞれの国をブースで仕切ってある。
見るからにお土産オンリーなブースから、ちゃんと展示してあるブースまでごった煮状態。
そんな中で、おっ!と目を引いたのがこれ。
どの国のブースかは忘れてしまったが、
全人類の母「ルーシー」の骨。

左側が頭部で、右へ向かって下半身になっている。
この頭部が小さくて、拳二つ分くらいの大きさしかない。
体長も小さい。
最初はこんなに小さかったんだなー。

他に、あるブースでは(これも国の名前を失念。疲れていたのよ…)
建築構造上不可能と言われる、不思議な教会の写真がありました。
どの辺がどう不可能なのかは分かりませんが
巨大な岩を削って上から見たら十字架に見える建物で、それぞれ部屋があって3階建てくらいになってる。
あー、名前が思い出せないな。
とにかく、当時の技術で巨大な岩からそのような建物を削りだすというのが、あり得ない話らしいです。
写真撮ってくれば良かったなー…。

アフリカ共同館のほかに、エジプト館、南アフリカ館がありましたが
かなり疲労していたので、他をまわる気力も無く、フラフラになりながら後を出ました。
両親、相方はまだ館内にいましたが、もう私は外に出たいぞ!
外に出ると、共同館、エジプト館、南アフリカ館の中央にあるステージでアフリカンダンスを展開中。
おお、これはすごいや。
しばし音楽とダンスに見とれてしまう。
すごいなぁ。衣装がカラフル。音楽もノリノリだし、ダンスもはじけてる。
ずーっとながめてると、あれ?電話が鳴ってた!?
かなり何回もコールしてたみたいで、電話の向こうでは怒りまくった相方の声が…。

相方「アンタさぁ、何回も電話鳴らしてたんだけど、何やってんの!?」
私「いやー、アフリカンダンスの音楽で、電話が鳴ってんの聞こえなかったんだよ~」

もしかして、どっかで聞いたセリフ?。
…モロッコダンスの父とアフリカンダンスの娘…。

こんな時、親子なんだなぁと、しみじみ実感してしまいます…。
嫌なところばっかり似るね、親子って。(泣)

アフリカエリアを出て、一気にアジアエリアへ。
ずんずん歩いていくぞ。
途中で、橋の下のようなところで、親子連れがレジャーマット敷いて寝転んでいる。
ちょうど橋の陰で涼しいんだね。
橋の下でマット敷いて寝転んで、家から持ってきたお弁当食べて、また昼寝して。
こういうのが一番楽かもしれないなぁ。
たぶん地元の人なんでしょうね。
何回も通ううちに、コツが分かってくると言うか。

全身の毛穴が開ききって、まだ開くかっていうくらいに汗をかいて
ようやくアジアエリアに到着。
韓国館に入りたかったけど、韓流ブームのお陰か、びっくりするくらい並んでる。
体力も限界に近づいてきたので、もう入れるところならどこでもいいや。
ってことで、隣の中国館へ非難。
パビリオンの中はクーラーが効いてて、ほっと一息つける。
展示を見るためというか、涼むために入るような…。

十分に涼んだところで、モリゾーゴンドラに乗るために再び企業パビリオンのエリアへ移動。
この時間帯になると、列も少なくなってるような気がする。
朝10時から並んでた人は、今ごろになって、やっと中に入れる頃なんでしょうか。
ご苦労様です…。

ゴンドラ乗り場へ到着。
え?待ち時間50分!?
瀬戸会場行く人は少ないだろうと踏んでいたら、大きな間違い。
結構いるんだわ、人が。
このゴンドラ乗り場の並んでる場所が、まったく風の通らない場所で
今まで並んでいたところよりも一番つらかった。

なんとかゴンドラに乗り込む。
乗り心地は、なんていうかスキー場のゴンドラみたい…。
途中、住宅地付近になると窓がサッと曇って、景色が見えなくなってしまう。
2分間シャットアウトされているのですが、外の状況が分からない状態で
グラグラ揺れてると、ちょっと怖いですね。酔いそうだったし。

それにしても、あの一瞬にして曇るカラクリはどうなってるんでしょうか。
偏光ガラスか何かなのか?
私たちが乗ったゴンドラ、謎を解こうとしたツワモノがいたみたいで
窓の一部分が破れてました。
曇る瞬間に、その破れた部分だけ外が見えたので、
複層ガラスの間にフィルムでも貼ってあるのかもしれない。
ちなみに、モリゾーゴンドラは無料。
キッコロゴンドラは別料金なので注意。

瀬戸会場に到着。
ここにもパビリオンがあるらしいのだが、例の如く整理券は完売してて、全然見れないようですよ。
瀬戸会場、パビリオンのほかには、緑の中を散策しよう!っていうコースがあるらしいが
長久手会場で散々歩きまくったので、今更散策なんて体力はなし。
目の前にあった売店コーナーでジュースと軽食を買って、
椅子に座ってぐったりしながら過ごす。
…一体、何しに瀬戸会場に来たんだよ…。

休憩が終わって、ごみを片付けに売店前のゴミ箱までやってくると
「マンモスの牙」が飾ってある。

「お気軽にお手にふれてください」と書いてあるので、触りまくってみた。
…象牙の感触。
当たり前か。マンモスはゾウの祖先だもんねぇ。
一体何を期待してたんだろうか。

他にこの会場でやることも無いし、もう夕方なので帰ることに。
案内係の人に、瀬戸から名古屋へ行く方法を聞いて、バス乗り場があることまで聞いた。
が、父ちゃんが
「やっぱりさー、長久手に戻ろうよ」ってことで
またゴンドラに乗って長久手会場に戻ることに。
…本当に、瀬戸会場には何しに来たんでしょうか…。

長久手に戻って、そのまま名古屋駅行きのシャトルバスへ。
これで万博は終わるわけなのだが、
一言で言って「疲れた。」
やっぱり、ある程度予備知識を入れておけば良かったなー、と後悔。
スペイン館があんなに見ごたえあったとは思わなかったし。
こんなことなら、最初からスペイン、ドイツ、フランス、イタリアだけを見るつもりで来ればよかったなぁ…。

そんなことをつらつらと思いながら、帰路に着いたのでした。

これから万博行こうとする人には、あまり参考にならないレポになってしまいましたなぁ。
何も考えずに万博行くと、こうなるというお手本にはなったでしょうかね。
ある程度、行きたいパビリオンを絞って行くのが吉だと思いますね。

父は最後まで「ロボット見たかったな~…」とつぶやいてました。
父ちゃんだけ企業パビリオンに置いておけば良かったかも。(笑)

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6 コメント

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非常に参考になりました。 (×)
2005-07-02 01:52:07
お疲れサマー。

やはり、万博大変みたいですねー。

コレはちゃんと対策立てなきゃ。



おかげで、ずいぶん参考になりました。

さて、何時行こうかな。
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yogi父、面白杉! (よもだ)
2005-07-02 15:24:45
1日で行きたいところに回ろうと思えば、かなり綿密に計画しとかないと大変そうですね。

ロシア館のマンモスの骨φ(..;)

今回のレボ参考にさせてもらいますね
返信する
アフリカに惹かれる親子 (まめ13)
2005-07-02 20:33:29
親子って不思議ですねぇ

しかし水分補給や食事で待たされたあげくバカ高ってのは納得いかないですよねー
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お疲れ気味です (yogichogi)
2005-07-04 00:05:05
万博から戻って以来、仕事が忙しくなったりでお疲れ気味です。

疲れがなかなか取れないよ~。



>×さん

小さいお子様連れは、やっぱり大変そうでした。

日陰の場所があまりないので、水分補給は十分にしたほうが良いと思います。

これから夏休み突入するし、9月くらいまで混みそうですね。



>よもださん

2日間くらいかければ、余裕を持って回れるのでしょうけど、1日で回ろうとすると強行スケジュールになりますね、どうしても。

ちゃんとそれなりに知識を入れてから回ったほうが良いと思います。



>まめ13さん

あ、ほんとだ。モロッコもアフリカの一部でしたね。

何かルーツを感じたのだろうか…。

とにかく、飲食代に予想以上にお金がかかっちゃうのが腑に落ちない点ですね。

暑くて疲れてるから、冷静な判断もできなくて、もう高くてもいいや、ってなっちゃうし。

地元の人々は手作り弁当&水筒持参の人も多かったですが、食品が傷みやすい時期なのでねー。

足元見られてるなー。
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それって。 (kissh)
2005-07-04 12:00:06
ギオルギス聖堂(ラリベラの石窟聖堂群の一つ)のことかな?

それだとしたら、岩盤を掘って十字架の形を残した建造物です。

エチオピアにある世界遺産ですねぇ。

建築構造上不可能というより、それを8世紀も前に手彫りで完成させたって事が信じられないです。



http://www.nhk.or.jp/sekaiisan/card/cards015.html

コレなんだけど、違った?
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ソレダ! (yogichogi)
2005-07-05 07:55:59
kisshさん、さすがです。

まさにそれでございます。

kisshさんの登場を密かに待っていたのです。ふふ。(笑)

手彫りで作るってことが本当に驚きですよね。

エチオピアだったのかー。ふむふむ。

見てきたはずなのに、人に教えてもらうって、どうなのよ自分…。
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