毎月、月末になるといつも嫌な気分になる。
月末になると、必ずと言っていい程、うちから出した見積書について
代理店と価格交渉するのだが、それでいつも揉める。
たいていはうちが掲示した金額が高すぎるということで、大幅にカットされるのだが、
そのカットの金額が尋常ではないのだ。
そもそも、我々デザインの仕事というものは、値段にしづらい部分がある。
スーパーで売られている商品とちがって、広告制作物には「何円」というラベルは貼られていないし、ハッキリ言ってデザイン料というものには定価がない。
単純にポスターなら1点いくら、新聞広告なら1段につきいくら、という
おおまかな目安は、各デザイン会社によって設定してはいるけれど、
そのデザインの相場はいくらぐらいか、というものはない。
どうやって値段が決まるのかというと、仕事を発注する人との交渉で決まる。
いつも見積もりを書く時は、おおよその基準の値段(うちの会社で最低限欲しい金額)+αで考える。
この+αとは、企画段階から関わっているとか、イラスト、写真を発注したとか、
その仕事にかかった時間など。
細かく挙げれば、用紙代、インク代、コンピューターの電気代などもろもろも含まれる。
なので、いつも同じ値段とは限らない。
お客さんからデータをもらって、それをレイアウトするだけのものと、
最初からデザイナーが考えて、イラストや素材を作りこんだものでは、当然値段に差が出てくる。
どう考えても後者の方が値段が高いわけだ。
とはいうものの、発注者サイドの予算によっても違ってくる。
一つのデザインに100万円の予算を見る会社もあれば、5万円しか見れない場合もある。
また、デザイン一点作成するために何案か提案する場合もあるので、その提案数も考慮しなければならない。
予算がないのに三案も四案も提案しろといわれても、それは無理なわけで。
そうなると発注サイドが払えるお金と要求してくるサービスを天秤にかけて、
その仕事を受けるかどうかということになるのだが、
忙しい場合は断ることはあったとしても、仕事がない時は無理な要求(時間がなくて予算もない)であっても、やらざるを得ないのである。
その仕事をきっかけに、継続的に仕事をくれる場合もあるし。
デザイナーはたいてい知人やお客さんの紹介で仕事を増やしていくことがほとんどなので
「お願い!」と言われたら、よっぽどの事がない限りは断れないのよね。
東京や大阪など、大都市では100万円単位の仕事がやりとりされているのだろうが、
富山のように地方になれば、ポスター1点100万円の仕事などあるわけもなく、
ましてやポスターの仕事自体も滅多にお目にかかれない。
あったとしても、コンペで作る程度で、きちんと仕事として発生するのは限られている。
結局のところ、取れるところから取るということだ。
予算があるのであれば、予算のある分だけいただく。
そして予算に見合った結果を出すということです。
安い仕事をかき集めて馬車馬のように仕事をするより、単価の高い仕事に力を入れる方がいいに決まっている。
と、長々と書いてしまったが、その辺を踏まえて考えてみて欲しいのだけども
今回揉めた件とは、とあるメーカーの新聞のシリーズ広告のプレゼンを受けて、
うちから出した企画が通ったのだけど、
その内容を気にいったクライアントから
新聞広告の他に、同じビジュアルで新たにチラシを発注してきた。
この仕事は、代理店が間に入っているので、請求先は代理店になる。
企画段階から関わっているし、クライアントが大手メーカーということもあり、
制作者側のモチベーションは高かったし、かなりいいものができたと自負していた。
うちとしては、同じビジュアルを使ったとしても、
新聞とチラシではレイアウトをいじる必要が必ず出てくるし、
ただヨコのものをタテにしただけでは絵にならないので、
その調整の仕方もデザイナーとしての腕の見せ所なわけだ。
今回のチラシに関しては、凝ったデザインだったこともあり、
チラシにレイアウト変更する際にも、かなりの日数がかかっている。
クライアントもデザインを気に入ってくれているし。
新聞広告の請求はいったん終わっていたので、
それとは別にチラシの分を正規の値段を掲示したのだが…。
代理店としては、「ただヨコのものをタテにしただけ」と考えているらしく
なんと¥15,000にしろと、のたまった。
はぁ!?
¥15,000!?
今どき¥15,000ではチラシを印刷することもできませんよ!?
リース写真というものがあるが、そのリース写真を例にとると、
1回の使用料がおよそ3万円~5万円。
例えば、新聞広告に一度使い、同じ写真をポスターに展開した場合でも、
その都度料金を払わなくてはならない。
そのリース代は払うのに、どうしてデザイン料は払えない!?
考えてみれば同じことでしょうが。
だいたいさぁ、ひとりの人間が例えば15万円給料もらっているとしたら
その人は月に30万円は稼がないと会社としてはやっていかれない。
1日の日給に換算すると大体15,000円。
となると、このチラシは1日で作らないといけないわけです。
しかしだ、たいてい1日で終わるわけがない。
校正やら直しやらしていたら、あっという間に3日は軽くかかる。
3日かかったら45,000円ですよ。
ちなみに、うちから請求した額は45,000円だった。
この金額、決して高いとは言えないと思うのですけど。
クライアントが個人商店とか、開店したばかりでお金がないとかいうなら、
こっちも少しはサービスしますけど、相手は大手メーカー。
間に入ってる代理店も大手代理店の中の1社です。
どうしてこう、セコい事を言ってくるかなぁ。
別にうちは金の亡者というわけではない。
無理難題をふっかけてボったくろうとしてるわけでもない。
単純に、自分のした仕事に見合った対価を払って欲しいわけであって、
請求金額に見合った仕事をしていると自負してるし、それなりの努力はしているつもり。
これからも、気持ちよく仕事を続けて行くためにも、
もうちょっと理解をしていただきたいなーと思うだけなんですけどね。
結局、電話での交渉も虚しく
15,000円で決着が着いたのだった。
はー。お得意さまだからさ…。
来月も電話バトルがくり返されるかと思うと、うんざりです。
月末になると、必ずと言っていい程、うちから出した見積書について
代理店と価格交渉するのだが、それでいつも揉める。
たいていはうちが掲示した金額が高すぎるということで、大幅にカットされるのだが、
そのカットの金額が尋常ではないのだ。
そもそも、我々デザインの仕事というものは、値段にしづらい部分がある。
スーパーで売られている商品とちがって、広告制作物には「何円」というラベルは貼られていないし、ハッキリ言ってデザイン料というものには定価がない。
単純にポスターなら1点いくら、新聞広告なら1段につきいくら、という
おおまかな目安は、各デザイン会社によって設定してはいるけれど、
そのデザインの相場はいくらぐらいか、というものはない。
どうやって値段が決まるのかというと、仕事を発注する人との交渉で決まる。
いつも見積もりを書く時は、おおよその基準の値段(うちの会社で最低限欲しい金額)+αで考える。
この+αとは、企画段階から関わっているとか、イラスト、写真を発注したとか、
その仕事にかかった時間など。
細かく挙げれば、用紙代、インク代、コンピューターの電気代などもろもろも含まれる。
なので、いつも同じ値段とは限らない。
お客さんからデータをもらって、それをレイアウトするだけのものと、
最初からデザイナーが考えて、イラストや素材を作りこんだものでは、当然値段に差が出てくる。
どう考えても後者の方が値段が高いわけだ。
とはいうものの、発注者サイドの予算によっても違ってくる。
一つのデザインに100万円の予算を見る会社もあれば、5万円しか見れない場合もある。
また、デザイン一点作成するために何案か提案する場合もあるので、その提案数も考慮しなければならない。
予算がないのに三案も四案も提案しろといわれても、それは無理なわけで。
そうなると発注サイドが払えるお金と要求してくるサービスを天秤にかけて、
その仕事を受けるかどうかということになるのだが、
忙しい場合は断ることはあったとしても、仕事がない時は無理な要求(時間がなくて予算もない)であっても、やらざるを得ないのである。
その仕事をきっかけに、継続的に仕事をくれる場合もあるし。
デザイナーはたいてい知人やお客さんの紹介で仕事を増やしていくことがほとんどなので
「お願い!」と言われたら、よっぽどの事がない限りは断れないのよね。
東京や大阪など、大都市では100万円単位の仕事がやりとりされているのだろうが、
富山のように地方になれば、ポスター1点100万円の仕事などあるわけもなく、
ましてやポスターの仕事自体も滅多にお目にかかれない。
あったとしても、コンペで作る程度で、きちんと仕事として発生するのは限られている。
結局のところ、取れるところから取るということだ。
予算があるのであれば、予算のある分だけいただく。
そして予算に見合った結果を出すということです。
安い仕事をかき集めて馬車馬のように仕事をするより、単価の高い仕事に力を入れる方がいいに決まっている。
と、長々と書いてしまったが、その辺を踏まえて考えてみて欲しいのだけども
今回揉めた件とは、とあるメーカーの新聞のシリーズ広告のプレゼンを受けて、
うちから出した企画が通ったのだけど、
その内容を気にいったクライアントから
新聞広告の他に、同じビジュアルで新たにチラシを発注してきた。
この仕事は、代理店が間に入っているので、請求先は代理店になる。
企画段階から関わっているし、クライアントが大手メーカーということもあり、
制作者側のモチベーションは高かったし、かなりいいものができたと自負していた。
うちとしては、同じビジュアルを使ったとしても、
新聞とチラシではレイアウトをいじる必要が必ず出てくるし、
ただヨコのものをタテにしただけでは絵にならないので、
その調整の仕方もデザイナーとしての腕の見せ所なわけだ。
今回のチラシに関しては、凝ったデザインだったこともあり、
チラシにレイアウト変更する際にも、かなりの日数がかかっている。
クライアントもデザインを気に入ってくれているし。
新聞広告の請求はいったん終わっていたので、
それとは別にチラシの分を正規の値段を掲示したのだが…。
代理店としては、「ただヨコのものをタテにしただけ」と考えているらしく
なんと¥15,000にしろと、のたまった。
はぁ!?
¥15,000!?
今どき¥15,000ではチラシを印刷することもできませんよ!?
リース写真というものがあるが、そのリース写真を例にとると、
1回の使用料がおよそ3万円~5万円。
例えば、新聞広告に一度使い、同じ写真をポスターに展開した場合でも、
その都度料金を払わなくてはならない。
そのリース代は払うのに、どうしてデザイン料は払えない!?
考えてみれば同じことでしょうが。
だいたいさぁ、ひとりの人間が例えば15万円給料もらっているとしたら
その人は月に30万円は稼がないと会社としてはやっていかれない。
1日の日給に換算すると大体15,000円。
となると、このチラシは1日で作らないといけないわけです。
しかしだ、たいてい1日で終わるわけがない。
校正やら直しやらしていたら、あっという間に3日は軽くかかる。
3日かかったら45,000円ですよ。
ちなみに、うちから請求した額は45,000円だった。
この金額、決して高いとは言えないと思うのですけど。
クライアントが個人商店とか、開店したばかりでお金がないとかいうなら、
こっちも少しはサービスしますけど、相手は大手メーカー。
間に入ってる代理店も大手代理店の中の1社です。
どうしてこう、セコい事を言ってくるかなぁ。
別にうちは金の亡者というわけではない。
無理難題をふっかけてボったくろうとしてるわけでもない。
単純に、自分のした仕事に見合った対価を払って欲しいわけであって、
請求金額に見合った仕事をしていると自負してるし、それなりの努力はしているつもり。
これからも、気持ちよく仕事を続けて行くためにも、
もうちょっと理解をしていただきたいなーと思うだけなんですけどね。
結局、電話での交渉も虚しく
15,000円で決着が着いたのだった。
はー。お得意さまだからさ…。
来月も電話バトルがくり返されるかと思うと、うんざりです。
またまたお返事遅れてしまって申し訳ありません。
>昔、版下・写植・デザインと分業だったものが、便利な世の中になるにつれて、デザイナーが全部を引き受けてやっているわけですが、その分の金額がどこかに行っちゃってる気がする。消えてる(笑)。
まさにそこですよね。
デザイナーが全部引き受けることで、デザイン以外の仕事のリスクも背負わないといけない。
そのリスクの分が金額にプラスされるかと言うとそんなことはなくて、デザイナーが全部やるから細かい作業分もデザイン費に込みで、ってなるのが本当に解せません。
金額は安くなるし責任は倍になるしで、実際の作業量を考えると全然割に合わないと思いますね。
しかも納期も短くなってくるし…。
特にフリーランスだと、仕事を受注するために仕方なく金額を下げてしまう場面もあるかと思います。
私は一応組織に所属していますが、同じ業界内で誰かが金額を下げると、それに合わせて軒並み平均価格も下がっていくので、個人でやってる方の仕事受注の苦しさも分かるのですが、業界全体のためにも、なんとか金額が下がらないよう戦って頂きたいと思っています。
が、そうは言っても実際は難しいですよね、本当に、こればっかりは業界というか社会全体の景気が上がらないことには…ってところですかね…。
『値段交渉で、何か決め手になるフレーズってないかなぁ…』と検索していたら、こちらに流れ着きました。
お金の話しって(デザイナーの)仲間同士でも、オープンに話さなかったりで、いまだに交渉は手探りです。
現在、(仕事に入る前に)値段交渉しているところでして、デザインを気に入ってくれた上で、お仕事をいただける流れになったものの、報酬額がとにかく安い…。
『気に入っているけれど、これ以上出せない』と平行線のままで、悶々としています。
フリーランスという事もあり、その先の仕事の事などを考えると、なかなか押しの一手と言う訳にもいかず。
結局のところ、納得のいく金額には落ち着かないですねぇ。
昔、版下・写植・デザインと分業だったものが、便利な世の中になるにつれて、デザイナーが全部を引き受けてやっているわけですが、その分の金額がどこかに行っちゃってる気がする。消えてる(笑)。
お返事がこんなにも遅れてしまって申し訳ありません。
この記事を書いてから2年経ちましたが、未だに毎月締め日には同じような会話が繰り返されています。
mumuさんの仰る通り、クライアントの無理な要求にも出来るだけ応えて苦労して作っても、最後の値段交渉で必ずこじれてしまって、お互いわだかまりだけが残ってしまうのはなんとかならないものでしょうかね。この業界はどこもそうなのでしょうか。
デザイン料って結局はデザインする人のアイディア料みたいなものなので、数字にするのって難しいですよね。
そのデザインに対してデザイナーが考えた時間や作業した時間を高いと取るか安いと取るかはクライアント次第というのが、とてもアンフェアな気がします。
最近はなるべく制作に入る前に予算を聞くようにして、制作途中でもキリのいい段階で見積もりを出すようにして、以前よりは揉めることも少なくなったような気がしますが、気持ち的にはなんだかもやもやが残ります。
落ち込みます。
値段たたかれまくりで何のためにこちらが頑張っているかがわかりません。
クライアントが素人だけに無茶な要望ものんできたのに、苦労もわかってもらえずです。
値段交渉で食いついていっても聞く耳を持ってもらえず。
最初から払う気ないなら頼むなよって思います。
値段が不透明すぎるデザイン料。
なんとかならないものかと悩みます。
デザインがなぜお金がかかるのか、という事をなかなか理解してもらえないですね。
企業に代わって頭を使ってデザインをしている、そのソフト料として考えてもらえてないというか。
単純にレイアウトするだけなら素人でもできますが、プロにはプロなりのテクニックやメソッドがあるわけで、それを駆使して作っていると言うこと。
広告を出すその瞬間だけのためにデザインするわけでなく、今後の事も見通したうえで、広告を通して企業のイメージアップを計ることを考えてデザインしていること。
そのことを理解してもらえれば、決して高い値段ではないはずなのですが。
同じ業種の会社が2つあったとしたら、広告の良い方を選ぶ人が多いと思うし、広告にお金をかけてるところはやはり優良企業が多いですよ。
例えばユニクロは商品は安いけど、イメージは決して安くないところが成功している証拠だと思うし。
もちろん、商品の質が良いからこそ、広告の作り手も良い広告を作ろうという気になるのが前提ですが。
クライアントの理解度が少ないのは仕方ないですが、せめて代理店の人にはもうちょっと理解してもらいたいなーと思います。
>jumpさん
代理店の人でも、ちゃんと理解してくれる人ももちろんいます。
代理店の人間全員がこういう事を言ってくるわけではないですが、バトルをする相手がいつも同じ人なので、なんで毎回同じことを言っているのだろうかと、本当に嫌になってきます。
今回のエントリで書いたのは、実は隣の県の代理店なのです。
富山で仕事している代理店の営業さんは、概ね理解してくれているような気がします。
富山は商業と工業の2つの産業が確立されているので、昔から広告に対して理解があったという土壌もありますし、薬の富山というだけあって、印刷技術も高いものがあります。
そういう背景があるため、富山の代理店からは、多少は削られることがあったとしても、納得できない程ではないです。
jumpさんのように、激安な仕事があっても、他の仕事で補填できるように割り振ってもらえるなら、我慢もできるのですが、毎回どの媒体にも関わらず削りを入れてくるので、作った仕事に対しての評価というよりは、単純に値段の高い、低いでしか見てないような気がして、こっちとしてはやる気がどんどん萎えてきてしまいます。
代理店には、クライアントとのやりとりや印刷会社の手配など、制作者に代わってやってもらって、こちらは純粋に制作だけに集中できるので、ありがたいなーと思って仕事しているのですけどね。
本来なら、代理店の人がクライアントに啓蒙していくような内容を、制作者が代理店に啓蒙していくという構図が理解に苦しみます。
代理店も制作も、同じ広告という仕事をしている者同士、気持ちよく仕事したいだけなんですけどね。
一応それぞれの立場を経験した身ですので
この問題の意味するところは痛いほどよくわかります。
デザインや企画にお金を出すという感覚は
まだまだ発注側には希薄すぎますからね。
この辺は本来代理店の仕事なんですが
媒体至上主義の日本の代理店の構造上
なかなか意識改革は進んでいません。
大いに反省すべきところです。
前の会社(代理店)で営業してる頃は
クライアントとデザイナーさんに挟まれて
泣きそうになりながら頭下げまくってました(笑)
それで収まるなら安いもんです。
それでも満足のいく仕事をするにはそれなりのやり方というのもあるわけで。
デザイナーさんに無理を言った場合は
必ずどこかで「儲けてください」という仕事を取ってきました。
一回だけの仕事ならそういうわけには行かないですけども…
赤字だとわかっていても通さなきゃいけない仕事もあるわけで
そんなときにはもちろん泣いてもらうしかないんですね。
なので僕との付き合いの中で最低3ヶ月単位で
トータルではきちんと儲けを出してもらえるような仕事の発注をしてました。
もちろんそのために会社からは怒られましたけど
デザイナーさんやカメラマンさんなど
信頼できるクリエイティブスタッフは個人の財産ですからね。
クライアント側へのアプローチは
最初はとにかく何でも受ける。
どんなに無理しても休日出勤しても利益薄くてもとにかく受ける。
そうして「jumpくんが無理って言うなら仕方ない」というところまで持っていきます。
そうすればたまに暴利な仕事を混ぜてもすんなり通ったりします(笑)
これで晴れてデザイナーさんには「これで儲けてね」って仕事を渡せるんですね。
日本の広告業界は媒体主導という成り立ちから
企画、デザイン軽視というのが現状です。
広告業界にも外資が入ってきて
少しづつではありますが改善されてきていますが
一朝一夕というわけには行きません。
もちろんそのための努力は必要なのですが
現状の中でできる事を考える。
クライアントの信頼を得るために東奔西走し
ブレーンの収支バランスを考えて仕事を振り分け
利益率が悪すぎると会社に怒られ…
そうやって営業している代理店の人間もいるってことで。
やっぱりね、
好きなんですよね広告の仕事がね。
それじゃ仕事になんないんだよねぇ・・・。
借りポジ使ってたらそれだけで赤字じゃないですか。
構成が変わればデザインも変わるし手間も掛かることがなぜわかんないんだろうか。
代理店もわかってないんだよなぁ・・・。
一度安くしちゃうと、次からもそれで出来ると思われちゃうよー(涙)
だから意地でも突っ張る!
二次使用の際は別にデザイン費を貰うという契約にしておかないからダメなんだよなぁ、と思ったりもする。
デザインってのはお金がかかるのです!